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資産運用初心者が抱える、5つのあり得ない誤った考え方について(その1.)

公開日: : 最終更新日:2015/08/26 資産運用の基礎、Q&A、基礎用語

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は初心者投資家が抱く「誤った考え方」や「あり得ない」についてお伝えしようと思います。冷静に考えると分かる勘違いが多いのですが、中には本気でそう思っている人もいるので要注意かな〜と思いまとめました。

Screen Shot 2015-08-07 at 14.32.58(出典:Baron’s)

それでは、チェックしていきましょう。

1.)資産運用で「元本保証」はあり得ない

まず、資産「運用」である以上「元本保証」は絶対に絶対に存在しません!「運用=預貯金」ではありません。

元本保証は「銀行預貯金1,000万円まで」と「証券会社のMRF(国が破綻しない前提)」のみです。それにも関わらず、「運用資産」においてなぜか「元本保証は絶対にあり得ない」というそもそもの大前提を分かっていない人が多いと思います。

一方、よく間違えられるのが「元本確保型」です。そもそもオフショアファンドの英語戦略を、無理やり変な日本語に当てはめているから余計に分かりづらいだけです。この両者、一見似ていますが全く違います。その違いについてはこちらを参照してください。

※元本確保型入門書(マニュアル)

運用において「保証」は絶対に無いにも関わらず、なぜかそう考える人が多い現実です。「リスク(ブレ)」を取るから銀行預金以上のリターンがあるのに、あたかも「ノーリスク(投資元本を絶対に割らないゼロリスク)で高いリターン」が上がると勘違いしている人が多いと思います。そんなウマい話は存在しません(詐欺くらいでしょう)。資産運用においてはリスクとリターン表裏一体です。もし「絶対に減らしたくない」のであれば、全く増えない(むしろ目減りしている)銀行預貯金1,000万円までしかありません。

2.)資産運用の「リスク」は「上下のブレ幅」の意味で「危険」という意味ではない

「リスクがあるから投資したくない」という人がいますが、ここの「リスク」を「危険」と思っている人は要注意です。

資産運用における「リスク」は、「上下のブレ幅=ボラティリティ」という意味で、平均リターンから上下にどれだけブレ幅があるのか?です。

資産運用においては、絶対に「リスク=ブレ幅」があります。これがなければゼロリスクなので銀行預金と同じです。逆にリスクがあるからリターンがあるのです。

3.)お金が無いから資産運用ができないはあり得ない

いつも思いますが・・・誰に教わったのか(きっと預貯金だけで8%の金利がついていた、もしくはバブル崩壊で痛手を被った親世代からの誤った刷り込みだと思いますが)「資産運用=お金がある人がするもの」という完全に誤った考え方が蔓延しています。

「お金がある」という曖昧な定義の言葉がありますが、単に少ない資金から「そのお金を作るための資産運用」方法があるというのを知らないだけに過ぎません。少額から将来の資産を作る資産運用の1つの方法は海外積立投資です。月々の所得がある人であれば一定金額を積立投資することで資産運用ができるので、比較的収入が少ない20代からでも十分できる「資産運用」です。

なぜか「資産運用=100万円以上のまとまった資金が必要=退職後からしかできない」と思っている人が多いですが、これは誤った考え方です。

※6月の実質賃金は対前年比マイナス2.9%!実質賃金が増えないのに「お金が貯まってから資産運用を始める」は完全に誤った考え方。老後資金を貯める為にも月々少額から金利がつく資産運用を考えよう/投資と社会事情の関係

4.)「金融、経済について分からない」から資産運用ができないはあり得ない

もちろん大前提の基礎知識(言葉の定義など)は必要だとは思いますが、経済や金融について「分かっている」人はこの世にいないと思います。というのも、経済状況や政治状況など全てが変化し影響し続けているので、あくまでも理論などから「分かる」ことはできても、それを100%「分かる(理解できる)」というのはあり得ません。

結果、中央銀行の総裁も証券マンもファンドマネージャーも、個人投資家も一定の考えをもとに、限りある公開されている情報をもとに自己責任で「判断」をしているだけに過ぎません。「分からないから資産運用できない」というのは、この自己責任における判断をするという行為そのものを放棄しているだけです。

※「知識は本でも学べるが、勘は実戦で強くなる!」結局、資産運用は「学びながら走る(実践する)ことが何よりも重要」/格言(響く言葉)

私たちの日々の世界は「経済活動の一部(買い物も、働くことも、レジャーや外食も)」なので、その経済活動の中で過ごしている以上は経済に関わって生きています。それを「分からない」というのは、例えば、なぜこの価格でモノが売られていて、なぜこの給与水準なのか、なぜ勤めている企業が儲かっているのか儲かっていないのか、ということも「分からない」と同義です。「なぜこのような経済システムや企業活動なのか」に対しての思考停止状態は避けたいものです。

5.)資産運用は中長期(5年〜30年)で考えるものなので「短期(1日〜3年など)で儲かる」はあり得ない

1日や1ヶ月、1年で「儲かる」と考えている人が多いです。「儲かる、儲からない」「得した、損した」というのは短期志向の考え方で、いわゆる「投機(賭け)」です。つまりはデイトレーダーやFXトレーダーの考え方になります。彼らは彼らの哲学を下にマーケットで彼らの自己責任の下で自分の資金を投じて勝負をしているので、それを否定するつもりは毛頭ありません。専業でやっている人も多数いらっしゃいます。ただ、一般的なサラリーマン、経営者、医師、個人事業主、士業の人たちの多くに、この「投機」は当てはまらないと思います。日々の仕事の傍らで画面に張り付き短期的な売買をして利ざやを稼ぐというのは、よほどの人でなければ出来ないからです。

「投機」と「資産運用」は別物です。資産運用は中長期的(5年〜30年)なものです。年間平均リターンや運用年数をもとに目標を決めてそれに向けて日々の生活プラスαで少しづつ継続していくものです。もっと言えば「短期(1日、1年、3年)」などの目先の上下のブレやニュースに囚われる必要はないということです。短期で「儲かった」というのはたまたまギャンブル的に当たったというのが正しく、中長期運用を目指す個人投資家がこの思考で資産運用を考えるのは誤っています。

上で挙げた5つの他にもいくつか「誤った考え方」がありますが、代表的なものを書き出してみました。

「あり得ない考え方」を認識した上で、将来を見据え中長期での資産運用の考え方をもとに運用していきましょう。

※資産運用初心者が抱える、5つのあり得ない誤った考え方について(その2.)/資産運用の基礎

へ続く・・・。

(カバー写真:Baron’s)





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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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