メキシコ株ファンド

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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は現在6/1から大和証券で取り扱いが開始された新規設定された『メキシコ株ファンド』の情報です。

＜メキシコ株ファンド＞
【基準価額】10,333円（6/1時点）
【純資産総額】1億円（5/29時点）

ファンドの特徴から確認します。シンプルに1つです。

・メキシコ株（DR、リート、ETF）への投資

要は、メキシコの成長率に期待をして投資しましょうというファンドです。新興国ファンドなので他の新興国資産との相関性や米国経済との相関性が高いファンドになりそうです。

メキシコの現状がこちら

30歳未満の人が多く、今後の経済の拡大や成長余力が大きい事が伺えます。一方の日本の人口ピラミッドは先細り感しかないので、経済の拡大や成長余力は乏しく、年金に関しても少子高齢化社会である以上、特に40代以下の若い世代は海外積立投資などで自分自身の年金プラスアルファで資金を作って行くほうが良いでしょう。

※海外積立投資入門書についてはこちら。

さて、メキシコといえば自動車産業のイメージが強いように、自動車産業はメキシコの輸出において影響力があります。

またメキシコの主要な輸出先は80％が米国です。地理的な要因、FTA（自由貿易協定）やEPA（経済連携協定）などを通じて輸出拡大でメキシコ経済を支えています。今後はTPP（環太平洋経済連携協定）も視野に入っています。ということは、メキシコ経済やメキシコ自動車産業、輸出産業にとってのリスク要因は大きく2つ。

・米国経済動向
・メキシコ・ペソ高

米国経済動向は比較的ポジティブなので、米国の個人消費動向や自動車需要が堅調に推移していればメキシコ経済にとってネガティブにはなりにくいでしょう。一方の脆弱な新興国通貨（為替動向）については引き続き注意が必要です。

2012年5月のバーナンキショック（QE縮小発言）による新興国通貨の騰落率を示している表です。メキシコ・ペソ以外の5ヵ国はフラジャイル5と呼ばれる財政的に脆弱な5ヵ国として挙げられています。詳細は併せてこちらを確認して下さい。

※『眞原郁哉の海外投資ブログ（【マーケット（世界）】米国利上げ前！新興国通貨（ブラジルレアル、インドネシアルピア、トルコリラ、南アランド）ショックに備えあれば憂いなし！）』について

ファンドのモデルポートフォリオがこちら

メキシコ株価指数（ボルサ指数）構成の35銘柄のうちこのファンドは25銘柄へ投資しています。なぜ敢てメキシコなのか・・・というのは解せませんが新規設定で運用が開始されています。どうしてもメキシコに投資したいという個人投資家はインデックスのMSIC Mexico Indexで良いのじゃないか？と思いますし、既に他の新興国資産関連のファンドに投資している個人投資家は多いと思うので敢て積極的にメキシコ投資に傾斜する理由は特にないででよう。

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