純資産総額5,000億円突破、”グローバル・プロスペクティブ・ファンド（愛称：イノベーティブ・フューチャー）”　〜みずほ証券〜

こんにちは、眞原です。

今回は、みずほ証券から販売、日興アセットマネジメントが運用してる「グローバル・プロスペクティブ・ファンド（愛称：イノベーティブ・フューチャー）」について。

（出所：みずほ証券HP）

同ファンド、投資信託（ミューチャル・ファンド）の割に、

− 1年間で約5倍の純資産総額増加し、日興AM単独ファンドで最大規模（約5,000億円超）
− 過去1年間のリターンは10億ドル超（日本の投資信託（ミューチャル・ファンド）としては首位）

という珍しく順調且つ個人投資家にとって魅力的なファンドになっています。

＜グローバル・プロスペクティブ・ファンド基準価額推移＞

(出所：Bloomberg)

（出所：日興AM）

2020年2月21日の基準価額の高値から、同年3月19日の安値まで、大幅に落ち込み、この期間では参考指数の世界株（約33％下落）以上に、この投資信託（ミューチャル・ファンド）の基準価額が落ち込みました（約43％下落）。このようにハイボラティリティ（上下のブレ幅が大きく）、結果ハイリスク・ハイリターンというのは、株式投資信託（ミューチャル・ファンド）なので当然です。

＜世界株（MSCI World ETF）の1年間の推移＞

MSCI World（世界株）ETFの、1年間の単純トータルリターンで、＋約12.4％。

その後の3月〜6月で世界株も上昇している以上に（約30％上昇）、「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」は6月30日時点で約93％上昇、また、8月時点でファンドの基準価額として最高値を更新している良好なパフォーマンス推移になっています。

具体的に、どういった資産内容で運用しているかと言えば、

地域では、アメリカ（87％） 、スイス（5.4％）、イスラエル（2.1%）など、業種別では、情報技術（35％）、ヘルスケア（31％）、コミュニケーションサービス（15%）となっています。

全体としては46銘柄、具体的な上位10銘柄としては、下記の通りです。

特に、ファンドのパフォーマンスへの寄与度が高かったのが、

Tesla Inc.（テスラ）：8.4%

それもそのはず、2020年7月1日にはテスラの時価総額は約2,070億ドル（当時：約22兆2,400億円）となり、日本のトヨタ自動車の時価総額（当時：約21兆7,185億円）を抜き去り、世界で最も価値のある自動車メーカーになったのです。

（出所：TF）

Teslaの株価推移がこちら、

＜Tesla Inc＞

1年トータルリターンが、638.09％と驚異の上昇です。結果当然、この投資信託（ミューチャル・ファンド）の基準価額上昇に寄与します。

他には組入2位の決済サービスのSquare.Inc（スクエア）、3位の遺伝子検査のInvitae（インビテ）など、米国株式の中でも、グローバルで成長期待の銘柄（グローバルグロース株）を組み入れています。

このようなアクティブ型（ファンドマネージャー）が積極運用している投資信託（ミューチャル・ファンド）の優秀さを図る1つの目安としては、パッシブ運用のETF（や指数連動インデックス投信）のメジャーインデックスの推移と比較すれば良いのです。

例えば、同期間に単純に、S&P500指数（米国株式指数）や　Nasdaq（ナスダック）などの上場投資信託（ETF）に投資をしている場合では、

＜S&P500 Index 1年間推移＞

S&P500 1年間トータルリターン：＋約21％

＜Nasdaq Index 1年間推移＞

Nasdaq（ETF）1年間トータルリターンでは、＋約43％。

ということで、相対的に見て、このグローバル・プロスペクティブ・ファンドは、アクティブ型投資信託（ミューチャル・ファンド）として、まともなパフォーマンスを上げているうえ、投資家にとっても投資する価値がある投資信託（ミューチャル・ファンド）だといえます。

あとは、株式投信なので、投資家自身が自分の目標リターンに沿って売却、利益確定をするタイミングが大事になりますね。

含み益は、単なる含み益でしかありませんので・・・。

また、3月のコロナショックのような、下落リスク（ボラティリティ）を抑える（ヘッジ）する投資先としては、総資産の中で、オフショアファンド（ヘッジファンド/オルタナティブ）にも資産運用しておくほうがいいですね。