GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ 愛称:nextWIN ・Aコース(限定為替ヘッジ)/ Bコース(為替ヘッジなし)〜野村證券〜【投資信託(ミューチャル・ファンド)】
こんにちは、眞原です。
今回は、2020年1月末から野村證券で新規販売され始めた投資信託(ミューチャル・ファンド)『GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ 愛称:nextWIN Aコース(限定為替ヘッジ)/ Bコース(為替ヘッジなし)』について。
(出典:野村證券HP)
ここ数年の野村證券の新規組成販売の投資信託(ミューチャル・ファンド)傾向を見ていると、流行り系なのか??
・世界株関連系(ティー・ロウ・プライス 世界厳選成長株式ファンド)
・ターゲットインカム系(野村ターゲットインカムファンド(愛称:マイ・ロングライフ))
・米国株関連(フィデリティ・米国株式・ファンド)
・世界債券関連(野村ウエスタン・世界債券戦略ファンド)
そして、今回のテクノロジー関連ですね。
これ!というまとまりなどなく、時流に併せた商品組成と販売をしている状況です。
さて、今回の「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ 愛称:nextWIN ・Aコース(限定為替ヘッジ)/ Bコース(為替ヘッジなし)」ですが、単純化すれば・・・、
「テクノロジー関連株式(グロース株)」
への投資です。
そのテーマとしては、
– 中南米のEコマース
– 決済革命
– 中国のデジタル・エコノミー
– 次世代通信規格「5G」
などを挙げています。
モデルポートフォリオの内訳は、
・北米:56%
・アジア(除日本):21%
・欧州:9%
・日本:7%
などの地域への分散、
セクターとしては、
・情報技術:70%
・コミュニケーションサービス:16%
・一般消費財サービス:7%
など・・・
大型株式41%、中型株式50%と・・・
何やらコレと言って特筆すべきことがない投資信託(ミューチャル・ファンド)なのですが・・・、それ故に、
何でわざわざ、この投資信託(ミューチャル・ファンド)への投資??(前のめりになって投資する理由がない・・・)
という印象を受けます。
先々のテクノロジー関連株式(グロース株)が伸びていくというのは、恐らくほとんどの人が想定していることだと思います。
だからこそ、この投資信託(ミューチャル・ファンド)では「未来のGAFA(/FANG)への投資を!」という意味合いなんだと思いますが・・・、
100歩譲って「今後のGAFAみたいな銘柄への投資です!」ということだと思いますが(確かにそういったETFはまだないはず)・・・、でも、いざ個人投資家の視点に立てば、
「や、単なる今隆盛を極めているテクノロジー関連のETFへの投資で十分エェやん?」
と思うのです。
例えば・・・、
「iShares Global Tech ETF」Ticker:IXN、など「テクノロジー関連」のETFなんて探せばいくらでもある訳です。まして、海外積立投資(変額プラン)でもこういったETFへの積立投資がダイレクトにできますね。
(出典:iShares HP)
パフォーマンスの通りですが、ベンチマークとの乖離率(Tracking Error)が小さいので良い運用だというのが分かります。
また具体的な組入の国や地域としては、米国(約79.2%)、日本(約4.3%)、韓国(約4.1%)、台湾(約3.5%)。ドイツ(2.4%)の順。
ポートフォリオ上位組入個別銘柄とセクターで見ると、よく見る個別銘柄群という感じですね。
いずれにせよ、野村證券で今回販売されているのは「ロング(買建て)」の投資信託(ミューチャル・ファンド)なので、仮にマーケットが下落すればリターンは上がりません。これは、ETFでも同じです。
確かに巷でも、
・投資信託(ミューチャル・ファンド)・・・アクティブ型
・ETF(Exchange Traded Fund)・・・パッシブ型
のどっちの方が良い論争は尽きませんが、どうせマーケットが下落すればさがる「資産(ファンド)」なので私はコストも安く済むETFで十分だと思っています。
まぁ、この投資信託(ミューチャル・ファンド)の実際の運用が開始してから数年先にパフォーマンス比較してみてください。
それにしても、あまりにも特筆すべきことがない以上、どうして野村證券がこの投資信託(ミューチャル・ファンド)販売に踏み切ったのか・・・個人的には、
謎過ぎます!!
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