フィデリティ・欧州中小型株オープン ファンド・オブ・ザ・イヤー2013
公開日:
:
野村證券
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
投資信託(ファンド)で運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。
今回は前回に引き続き、ファンド・オブ・ザ・イヤー2013に選ばれ野村證券から販売されている『フィデリティ・欧州中小型株オープン』の情報です。
このファンドの大きな特徴を確認します。
・欧州の中小型株式への投資
特徴はこのファンドの名前の通りなのですが、まずファンドの基準価額の推移を見てみます。
運用開始は、1996年5月なので2013年までで17年間の過去のトラックレコードがあります。このような過去のFactsheet(運用報告書)があるのは老舗ファンドならではです。マーケット環境が良い時も悪い時もどのような推移をしてきたのかを確認する上では非常に参考になります。オフショアファンド(ヘッジファンド)で運用する投資家は過去のFactsheet(運用報告書)の客観的な数字を元に、投資するファンドがマーケット環境を問わずどれほどリターンを上げているのかを確認します。
2013年に運用成果においてファンド・オブ・ザ・イヤーに選ばれた理由としては、トータルリターンは約63%(類似ファンド約13%)でシャープレシオが4.72(類似ファンドが1.60)と相対的に優れたパフォーマンスを見せていたからだそうです。
具体的なポートフォリオがこちら。
「欧州」と一言でまとめても、このファンドの投資している上位国は「イギリス」「ドイツ」「フランス」「スイス」「アイルランド」と、2011年に欧州を騒がせた南欧諸国とは違って経済環境が良い国々です。また、ドイツのDAX指数は2013年に高値を更新したりと順調に推移していたので、このファンドの追い風になったようです。
また、組み入れ銘柄数は97銘柄と分散しています。
欧州問題は構造的な問題で、現在は落ち着きを見せていますが根本的な解決にはまだ至っていないので、今後また2011年のような危機は起こり得る可能性が高いと思います。
また、欧州の大きな懸念点としては、選挙です。
・2014年5月に欧州議会選挙(北欧vs.南欧=EU勢力vs.反EU勢力)
・2014年9月に予定のスコットランドのイギリスからの独立を問う賛否の住民投票
→スペインにおけるカタルーニャ州の分離独立に影響を与える可能性がある。
引き続き欧州関連問題からは目が離せません。また、このような欧州関連の通貨ユーロや投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家は先々の上記のような選挙が待ち構えているという点を改めて認識しましょう。
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