【年金問題】「日本人女性は長寿で老後資金不足のリスク」が世界一!〜平均貯蓄不足額は約20年分 〜 World Economic Forum Report 〜
公開日:
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最終更新日:2021/02/09
気になるホットニュース(妄想・制度・規制)
こんにちは、眞原です。
どうやら「老後資金2,000万円足りない報告書」について、数字だけが独り歩きをして、出版業界では「雑誌によるマネー特集」が様々組まれるみたいです。
私も、日本事情を知るためにざっと購入してきましたが・・・どれも結局「ノウハウ系(=資産運用よりも、投機を促す内容を「投資」と勘違いさせるような内容)」が目につきます。ノウハウに流れるのって、実に楽ですからね・・・。でも結局、ノウハウは本質的じゃない。
【積立投資】政府にブーブー言うくらいなら、自分の年金プラスアルファの為に「積立投資」を始めよう(最も良いのは海外積立投資)!
我らが、金融庁(財務省:旧大蔵省)の親玉である麻生太郎大臣(年収2,600万円)は様々インタビューや国会答弁していますが、まぁ、彼の発言の数々から判断すると、「私たち一般庶民感覚と一致しない」というのは周知の事実であって、結果多くの人にとってそれまで薄々感じていたけど、ここまで本格的にあからさまに言われたことが無かった(ある意味の)・・・、
「年金は当てにせずに、自分の自助努力でなんとかせーよ!」
という奈落に突き落とされるような感覚を受けて・・・きっと、愕然としている人も多いことでしょう。
そういう方は、いち早く「積立投資(海外積立投資が最適)」を始める方がいいですね、自分の未来のために。
さてさて・・・、
実は、「World Economic Forum(世界経済フォーラム=世界のリーダーたちが諸問題解決に向けて動く国際機関)」においても、
(出典:WEF、以下同様)
White Paper(年次報告書)上で、今日本中を騒がしている2,000万円問題と同様に、世界での
「退職後(老後)資金準備と平均寿命の問題」
が取り上げられています。
そして、その中で
”日本人女性の平均寿命と貯蓄額など比較すると世界的に見ても最悪で、寿命に対して「約20年分の平均貯蓄が不足している」”
とご丁寧に最も懸念されていると指摘を受けてしまいました。
※「平均貯蓄は、退職時最後の賃金の7がけを必要とし、その生活水準維持を前提とした貯蓄額と年齢(左)と不足年数」
各国、65歳を退職年齢とした場合で、それぞれの「平均貯蓄」を取り崩して生活していける年数が「平均貯蓄○○年分」、そしてそこから「平均寿命に対して資金(年金以外の資産の不足)を示しているのが「青色棒グラフ」。
上記グラフ左から・・・、
USA(米国):平均貯蓄9.7年分
男性:8.3年分不足
女性:10.9年分不足
Netherland(オランダ):平均貯蓄8.9年分
男性:9.6年分不足
女性:12.2年分不足
UK(英国):平均貯蓄8.5年分
男性:10.3年分不足
女性:12.6年分不足
Australia(オーストラリア):平均貯蓄9.7年分
男性:9.9年分不足
女性:12.6年分不足
Canada(カナダ):平均貯蓄9.3年分
男性:9.9年分不足
女性:12.7年分不足
Japan(日本):平均貯蓄4.5年分
男性(平均寿命81歳):15.1年分の老後生活費が不足
女性(平均寿命89歳):19.9年分の老後生活費が不足
と、我が国長寿国ジャパンの状況が(長生きするから)、最も酷く平均して、
”「日本人女性」に絞ると、老後約20年分の生活資金(貯蓄額)が足りません”
というのをご丁寧にも、国際機関(WEF)が情報発信してくれています・・・。
日本の女性のみなさん、どうですか??
危機感ありますか??
結局、「なぜ日本の女性なのか?」という要因を紐解くと・・・、一般的に、
・長寿(平均寿命の延長)
・労働賃金が、相対的に低い水準にある(貯蓄額の低さ)
が指摘されています。
(貯蓄率は低くは無いものの、ゼロ金利の預貯金に滞留しているため、利益が相対的に低くなり「貯蓄額が少ない」)。
WEFのレポートでの指摘は、相対比較且つ平均の話ですが・・・、
実際、私の周りでも「女性」の方が、早くから「お金」について考えて、行動している人が多いのは、やはりこういうふうに指摘されている
「将来への備えに対して、真剣に危機感を持っているから」
だと思います。
やはり、私の学生時代からの女性友達の多くも「キャリア志向(働き続けたい志向)」ですが、彼女たちも具体的に「海外積立投資」で将来に向けて備え始めています。
個人的には、男性女性やLGBTと性差で分け隔てて考えるのは大嫌いですが(「いち人間」がベースの単位だと思っているので)・・・、
ただ現実問題として、女性にとってはまだまだ世界中で「性差による賃金格差」や「ビジネスポジションの差(ガラスの天井問題)」があり続ける中で改善されていくべきだとは思いますが(中々急には良くならない中で)、こうして世界でも懸念されている「日本人女性の老後資金準備」のご相談についても、
いつも通りメール(直接相談(無料))や、
個別相談(オフライン)
で積極的に受けつけているので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。
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