【富裕層情報】2019年度版『世界の富の変遷〜Global Wealth Migration Review〜』Vol.1
公開日:
:
最終更新日:2019/04/24
K2Partners向け(投資アドバイザー、IFA、証券マン、保険マン、不動産エージェント、会計士)・K2情報(セミナーなど), 富裕層の資産運用
こんにちは、眞原です。
今回は(2018年度の)世界の富裕層の富の変遷情報です。
参考にしたのはAfrAsiaBankが毎年発行している2019年版『Global Wealth Migration Review』から。
(出典:Global Wealth Migration Review)
日本の金融機関、シンクタンクでこういった「富裕層マネーの変遷」に関する分析レポートが少ないのは、
単純に「超富裕層の数が少ない」から
という話なんですけど、
それについては同レポートを読めば分かるのですが・・・確かに、以前にまとめたこちらのブログ記事を取り上げる時にも感じたことです。
【富裕層情報】富裕層向け贅沢品価格が上昇中!過去10年最も値上がりしているモノは??〜 The Wealth report 2019 – Knight Frank 〜
さてさて、今回の結論としては、ビジュアル的に分かりやすく2018年度版「富裕層(個人)の富の大移動(富の創出/損失)」をまとめているのがこちら。
それでは、まずは今回の『世界の富裕層の定義』から確認してみましょう。
Billionaires:US$1billion 以上の富/資産を持つ個人
Centi-millionnaires:US$100 million 以上の富/資産を持つ個人
Multi-millionares:US$10 million 以上の富/資産を持つ個人
Millionares(HNWIs):US$1million 以上の富/資産を持つ個人
Mass Affluent:US$100,000 以上の富/資産を持つ個人
が定義のようです。
ここで見るように・・・やはりこうした算定をするにあたっても世界基準通貨は「USD(米ドル)」です。
なので、資産運用、資産形成、資産保全は「米ドル中心」に考えて、保有しましょう。
そもそも、米国債含め、コモディティ(先物、原油、穀物、ゴールド)など含め「米ドル建て」取引が主ですし・・・、
2018年時点での「世界で見る富裕層たちがいる国&その額」がこちら。
1位は、堂々のアメリカ合衆国
次点にアッサリと我らの日本を抜き去っている、中国。
そして、3位に日本、
以下どんぐりの背比べ状況です。
さらに、過去10年間(2008〜2018年)の「富の殖え方(富裕層誕生の国&増加金額、増加%)」を確認すると、
過去10年間で圧倒的に、富裕層が誕生している(富が殖えている)のは、
中国 :+130%
インド:+96%
の2つの大国です(人口的多さの観点で)。
既に成熟国家である、アメリカ合衆国(+27%)と我が国、日本(+18%)の増加額、幅は、既出2カ国には全く及びません。
さらに!
今後10年先(2018〜2028年)の「富の殖え方予測(富裕層誕生の国&増加金額、増加%)」がこちら
インド:+180%
中国 :+120%
と同じくこの2カ国は更に10年間も経済成長が見込まれ、個人の富が増え続け、圧倒的に「インドと中国で富裕層が誕生していく未来」ということがこういった見通しデータからも分かります。
さて、こうした時代に沿った経済変動の流れを読みながら個人投資家ができる『富の創出』は、今後も経済成長がある国へのコツコツとした積立投資(海外積立投資 変額プラン)でしょう。
また、こうした「日本のグローバルでの地位低下(富が増えない、守れない)」という前提を踏まえて『海外(オフショア投資やスイスプライベートバンク)で保全していく』という思考の切り替え、行動が今後もますます重要になることでしょう。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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