グローバル自動運転関連株式ファンド(為替ヘッジあり/なし)〜三菱UFJモルガン・スタンレー証券〜
公開日:
:
最終更新日:2021/02/09
日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF
国内ファンド解説
こんにちは、眞原です。
今回は2017年12月から三菱UFJモルガン・スタンレー証券で取扱&販売されている投資信託(ミューチャル・ファンド)「グローバル自動運転関連株式ファンド(為替ヘッジあり/なし)」の情報です。
(出典:三菱UFJモルガン・スタンレー証券HP)
運用そのものは2017年4月から開始されているので9ヶ月の運用期間があります。
<基準価額の推移>
【基準価額】11,860円(2018/1/31)
【純資産総額】約573億円
周知の通り、2017年は世界的にどのマーケットでも株高傾向にあったので、当然このような株式ファンドの基準価額は上昇しています(約18.6%)。
極論を言えば、投資信託(ミューチャル・ファンド)の設定したタイミング/運用開始時の運が良かったということです(正直、ファンドマネージャーの運用が上手いかどうかというのは現時点では分かりません)。当然世界的に株高なので、この投資信託(ミューチャル・ファンド)も上昇していないとオカシイです。
しかしながら、このような日本で販売している投資信託(ミューチャル・ファンド)のほとんどはは買建て運用しかしていないので、マーケット下落時にはリターンを上がられない運用です。これは「買建て/売建て両建て運用」をしていて「マーケット下落時でもリターンを上がられる」ヘッジファンド(オフショアファンド)と違う点ですね。
さて、この投資信託(ミューチャル・ファンド)の特徴と投資先は、
・自動運転技術に関連する企業株式(約35〜65銘柄)へのファンド・オブ・ファンズ形式での投資
です。
最近、同じような二番煎じのような投資信託(ミューチャル・ファンド)が各社で販売されているのはブログで取り上げたばかりです。
・【新規投資信託】グローバルEV関連株ファンド(為替ヘッジあり/なし)愛称:EV革命〜大和証券〜
・【新規投資信託】モビリティ・イノベーション・ファンド〜SMBC日興証券〜
いい加減、個人投資家の考え主導ではなく、金融機関主導の商品組成の横並びテーマ型投資信託(ミューチャル・ファンド)販売の姿勢は止めてもらいたいものです(金融庁が是正する訳もなく)。
なので、上記2つの新規投資信託(ミューチャル・ファンド)は、全く同じではないものの、今回のこの三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託(ミューチャル・ファンド)のファンドパフォーマンスは参考になると思います、よく似たものですから。
投資信託(ミューチャル・ファンド)販売の「青写真(販売セールストーク用のロードマップ)」がこちら。
<自動運転車のロードマップ>
今後こういう自動運転技術が中心になってくる、と。
というのも、各国がそういう政策をしていて、自動車関連企業もその流れに即して技術開発や革新をしていくから。
<主要国の取組み>
脱ガソリン、ようこそEV(電気自動車)の世界へ・・・という流れ。
EVや自動運転技術が普及していくと今の自動車産業そのものの構造変化となり、これまでの「自動車作り」で必要だったパーツから、EVや自動運転技術に必要なパーツが求められるようになるので、そういう企業へこのような投資信託(ミューチャル・ファンド)が投資していきます。
<自動運転の主な新規部品>
センサー系が多いですね。
私であれば、わざわざこういう投資信託(ミューチャル・ファンド)への投資ではなく特にセンサー系や半導体メーカー企業への個別投資をしますが・・・。
モデルポートフォリオを確認します。
<組入上位10位銘柄>
<組入上位国、業種、通貨と銘柄規模>
国別には、
米国:35.3%
日本:12.7%
台湾:6.7%
香港:5.6%
英国:4.9%
自動産業の構造転換なので、これまで必要とされてきた部品などよりも、IT系や半導体などが重要になってきますね(まさに動くPCの乗り物のイメージ)。
テスラ・モーターズの電気自動車に乗った事がある人は容易に想像できると思います。
<バリエーション>
組入銘柄数:41
予想PER(倍):20.9
PBR(倍):5.3
PER、PBRの記載はありますが、相対比較をしないと何とも判断できないので参考程度でしょう。
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