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世界ビリオネア上位8人の資産合計(約42兆円)=世界人口の下位36億人の資産合計

公開日: : 最終更新日:2017/01/17 富裕層の資産運用

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。

国際非政府組織(NGO)OXFAMによると、

世界で最も裕福な8人(ビリオネア8人)の資産が、世界人口のうち下位50%(約36億人)の合計額とほぼ同じ

というリポートが発表されました。

<ビリオネア上位10位の顔ぶれ>

(出典:Forbes)

上位8人のビリオネアの資産額合計は426.2B(約42兆6,200億円)。これを36億人1人あたりで考えると・・・1万1,800円くらい。

世界人の下位50%は1万円の純資産も持っていないということですね。それもそのはず、日本や先進国の「常識」では考えられない最低賃金(以下)で働いている人が世界には山ほどいる訳で、世界人口半分は1日2ドル未満(200円以下)で生活しているというリポートもあるのですから・・・。

同レポートによれば、2010年には43人が世界人口の半分に当たる36億人の資産と同等の資産を、2016年には当初推定されていた62人ではなく、9人が世界人口の半分に当たる36億人の資産と同等の資産を所有している計算になるようです。

それもそのはず、このブログでお伝えしましたが、2016年は乱高下がありつつもビリオネアの資産は着実に増えていますので。

※2016年世界の大富豪(ビリオネア)の資産は2,370億ドル(27.9兆円)増加!/日本人の富裕層資産運用情報

こういう記事を目にすると、

資本主義の格差が拡大している!これは弱者からの搾取だ!(資本主義の悪の根源!)

というような、一見??当たっているような声が聞こえますが・・・。

そもそもビリオネアの資産の大半は自社株だったりするので、弱者からの搾取(ゼロ・サム・ゲーム)ではなく、単に彼らの事業価値(株価上昇)であったり、新たなビジネスによる富の創出の結果、単に彼らの富が増えているということです。

ゼロ・サム・ゲームについてはこちら↓

※年末ジャンボ宝くじは、単なる「貧乏くじ」(非合理的な金融知識の差)/ふっと想う

そして忘れてならないのは例えば、5位にランクインしているJeff Bezosが経営するAmazonでは、世界中で多くの雇用を生み出し、サービスを利用する人々の生活をより快適にし、Amazonに関わる多方面で新たなビジネスが生まれ、そのビジネスに参入をして恩恵を受けている人たちが世界中にいるということを見落としがちでしょう。

起業家(=新たなサービス創出)によって「(負の側面もあるものの)世界が大なり小なり便利に、そして良くなっている」のです。

なので、あたかも「ビリオネアやミリオネア=資本主義の悪の根源!」みたいな論調には私は賛成しかねます・・・。

彼らオーナーや代々企業経営を引き継いでいる人たちは「自らリスクを取って(株主や社会からの大きな責任も含め)努力した結果が彼らの資産価値」に繋がっているのです。これは何もビリオネアやミリオネアに限らず、自ら起業や開業をして資産を築いている人たちにも当てはまります。

私は、純粋に、大なり小なりでも自分で事業をやている人は、ホンマに凄いと思ってます。

とは言え、「資産が殖える金融サービスの仕組み」については、世界と日本では大きく違います。

例えば特に、米国やオフショアでは歴史的な背景からも当然のように「殖える仕組み(オフショアファンド、米国生命保険や信託など)」が整っています。

少なくとも一定資産を持っている人たちや(米国人は除外しますが)、欧州系富裕層は200年以上も前から続くスイスプライベートバンク(特にオールドマネー)を活用して資産保全と殖える仕組みを活用しているのは言うまでもありません(※日本が江戸時代の時から、スイスプライベートバンクは時代に沿って変化しながらも脈々と受け継がれている歴史が違います)。

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ビリオネアやミリオネアの悩みと資産を築きたい人の悩み

それぞれの「現実や正義」が違うので一概に言えませんが、

ビリオネアにはビリオネアの悩みが。ミリオネアにはミリオネアなりの悩みが、そしてこれから資産を築きたい人には築きたい人なりの悩みがあって、もちろん「その悩みの解決方法」もそれぞれ違います。

上で見たようたビリオネアは話が別ですが、主に日本在住の日本人にとって、特に将来の日本経済や人口問題、年金問題の不安が払拭できない以上、そして、生きる上では「資産やお金はあったほうが良い」、「今ある資産を守って行くほうが良い」というのは間違いなく言えます。

お金を守る方法、殖やす方法、作っていく方法・・・

国内外(日本の証券会社、オフショア投資)の資産運用を知っているからこそ、私が「その悩み解決について」伝えられることがあります。

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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