米国株S&P500インデックスへの投資〜中長期投資の重要性〜
公開日:
:
最終更新日:2021/02/10
積立投資(海外積立投資、つみたてNISA、iDeCo、401K)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回は、米国株式市場(S&P500指数)について。
目先、米国株式指数(S&P500指数)も下落調整を余儀なくされていますが、現在米国企業は10−12月期の企業決算シーズン中です。
ここでは個別銘柄についての言及はしませんが、既に3/4を越える企業がアナリスト予想を上回る利益を発表しています(アナリスト予想:S&P500種採用企業の10−12月期決算は、4.5%減益且つ続く2四半期も減益予想)。セクター別に言及すると特に下げがキツいのが銀行セクターで年初から約13%下げている状況です。
直近、私は某ヘッジファンドマネージャーとのミーティングに参加してきて、現状のS&P500指数銘柄についての情報を得てきました。
米国株(S&P500)指数の年初来の動きは?
米国株に投資している個人投資家も多いにも関わらず、実際に日経平均株価やTOPIXと比較するとS&P500の動きを確認している個人投資家は少ない印象を受けるので、今回ここで少しまとめようと思います。
<S&P500指数 年初来パフォーマンス推移>
赤色が下落、緑色が上昇を示しています。色が濃い方がその分変化率が大きくなっています。
結果、2016年年初から好調なパフォーマンスなのは、Utilities(一般消費財・サービス)、Telecom(通信)セクターとなっています。他は真っ赤(下落)です。
チャートで確認するとこちら。
<S&P500 Index 年初来チャート>
2016年年初からは約9%下落して推移しています。目先では、とにかく「売れ!」という様子です。
中長期で伸びゆく「資産」としての、米国株(S&P500指数)
では、直近の動きを見て米国株式(S&P500指数)に対してネガティブになる必要があるのでしょうか?
もちろん短期的にみれば、下落ばかりじゃないか!という声が聞こえますが、5年や10年以上などの中長期で見ればどうでしょう?
<S&P500 Index 5年チャート>
「木を見て森を見ず」という言葉があるように、上で確認したような短期での下落は当然ですが、一方の中長期で見てこれほど緩やかに右肩上がりの上昇を続けている米国株式指数(S&P500指数)というのが客観的な事実です(2011年9月から2015年5月の高値までで+91%の上昇を見せています)。
「過去は過去だ!」という声も一理あります。
が、過去何度も大幅な下落調整をした上で、力強く伸び続けているのが米国株式指数(S&P500指数)なのは周知の事実です。
<S&P500指数 1976年〜2016年チャート>
日経平均株価(日本経済)と違い、S&P500指数は「最高値」を追い続けている(=米国経済が成長し続けている)というのが分かります。
このような株式指数こそコツコツと中長期でそして140%元本確保型の海外積立投資で投資し続けることで「資産」を築くことに繋がります。
また、米国株(S&P500)を支えて上昇に寄与しているのは、米国の若いジェネレーションY(ミレニアル世代:1981−97年生まれの世代の総称)というのはマーケット関係者であれば当然のように言われていることです。
※『アメリカ株(S&P500)の上昇、それはジェネレーション交代の産物である!』について
株式指数なので、必ず上げ下げがありますが、あくまで冷静に過去の状況、そしてこれからを踏まえて中長期投資を心がけたいものです。
(カバー写真:某ヘッジファンドファンド提供)
海外積立投資入門書(マニュアル)を
無料進呈します
毎月の余剰資金から少額ずつ(100ドルから)の積立をしていくことで、ドルコスト平均法と複利運用を使った資産形成をすることができます。
海外積立投資には以下の4つの種類があります。
- 最高5%上乗せボーナスを最初にもらった上で、200本のオフショアファンドで積立
- 10年後(満期)に100%の元本確保をした上で、S&P500で積立
- 15年後(満期)に140%の元本確保をした上で、S&P500で積立
- 20年後(満期)に160%の元本確保をした上で、S&P500で積立
関連記事
-
「つみたてNISA」と「海外積立投資(変額プラン)」の積立ファンドの実力差!〜10%台リターンは当たり前〜
こんにちは、真原です。 今回は、つみたてNISAをしている個人投資家、また海外積立投資(変額プ
-
(過去)15年間米国株式S&P500指数への海外積立投資では絶対に損せずに資産形成ができる!
こんにちは、投資アドバイザーの真原です。 S&P500指数が最高値を更新して堅調に推移
-
生活「苦しい」が過去最高62.4%で平均所得は1.5%減少!便利になっている日本で貧しさは増加する社会になっている悲劇。「老後の備え」は間違いなく若いうちからコツコツと!
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 日経平均株価は(お化粧的
-
2017年1月スタートの「個人型確定拠出年金(iDeCo=イデコ)」ってな〜んだ?
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回は「個人型確定拠出年金制度」のイロハの「イ」と「
-
老後資金は積立投資で確保しよう!安倍政権下になってようやく実質賃金が速報ベースで増加(見せかけの賃金上昇から脱却?)
こんにちは、投資アドバイザーの真原です。 今回は「5年ぶりに2016年の実質賃金が増加した」と
-
セミナー参加者回答、月々の積立で年金プラスアルファ作り上位ランキング(海外積立投資/海外個人年金)
こんにちは、眞原です。 今回は、月々の収入の中からコツコツと一定金額を積立投資 or 個人年金
-
信託銀行の「孫への教育資金贈与で非課税」1兆円突破!ジュニアNISAでも資金取り込みを狙う金融機関!所得格差と資産把握が進行中!
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 どうやら「祖父母が孫に教
-
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド 〜 つみたてNISAで買われている投資信託 〜
こんにちは、真原です。 今回は、前回の、 「つみたてNISAの積立投資先ファンド一覧(202
-
【NISA】つみたてNISAニュース(対象商品「朝日ライフ/日経平均ファンド」追加)
こんにちは、眞原です。 2017年も残り2週間を切っていますが、資産運用の変化として2018年
-
S&P500指数が最高値更新を再びトライへ!(積立投資の優位性)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 米国株式市場でS&