演出されてきた株高!日経平均株価は433円の下落でついに昨年末終値を下回る!〜上げ下げに振り回されない資産運用を〜
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最終更新日:2021/02/10
気になるホットニュース(妄想・制度・規制)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回はマーケット(日本)について。
日経平均株価が400円超の下落を見せ、今年2/3以来7ヶ月ぶりの安値水準になりほぼ年初の上昇分を全て吹き飛ばしてた状況になっています。
日経平均株価20,000円台でさらに上昇すると煽られた個人投資家(投機家)
<日経平均株価チャート 1年チャート>
直近の20,000円台の高値から約15%程度下落している日経平均株価です。この20,000円台で推移してた5月半ばから、色んな”マーケットのプロ”は23,000円〜25,000円まで上昇するということを声高に言っていましたね。強気に日本株を推奨している方々をこちらでチェック↓(年内予測なのであと4ヶ月後が楽しみです)
※日経平均株価が終値で15年ぶりに2万円台回復!(日本株に強気な方々)/マーケット(日本)
こういった強気情報が出ていたのは夏のボーナスシーズンでもあった頃なので、「ようし!今から日本株式投資だ!」「NISAで投資だ!」という個人投資家も多かったと聞いています。逆に、私は本ブログで5月末頃に「早めの売却(利益確定)しましょうね」という情報を発信していましたが・・・。
※皆が強気!さぁ、日本株はバブルへ一直線!「いつ売るの?、今でしょ!」/マーケット(日本)
20,000円台で強気に投資し始めた個人投資家のその決断は正しかったのかどうか?という点は省みる必要があるかもしれません。いくら証券マンやマネー雑誌特集で「日経平均株価はまだまだ上がる!」「個別銘柄はコレ!」という情報を聞き、結果煽られたとしても『その投資判断を下したのは、個人投資家の自己責任』に他ならなりません。
投資家になりきれない短期志向の個人投機家の皆が強気の時に限って「まだ上がる」と主観で思って、更に資金を投じる、そして下がり始めてから「今後まだ下がるかも知れない」と売り始める。「高く買って、安く売る」というリターンを上げる真逆のことをしていることに気付いているでしょうか?
日本株式が上昇してきた理由と今後の日本株推移予測は?
日経平均株価の上昇は「官製相場」だという情報を発信している通りなのですが、
※日銀が買う日経平均株価の上昇はアベノミクスの「官製相場」!5頭の鯨が泳いだ後に残るのは、それを信じた個人投資家の含み損。/マーケット(日本)
加えて外国人持株比率が30%超、シェアで60%超の現状である以上、デイトレーダーでない個人投資家はなおさら株価乱高下の振り回されることに繋がっています。直近の大幅な下落調整によって含み損を多く抱えてしまっている方も多いのではないでしょうか。
今後の日本株マーケット全体を考えると、特に9/14-15の日銀金融政策決定会合で「追加金融緩和(=新たに株価指数を購入する)」ことになれば(マーケットもそれを求め始めている)、また日経平均株価は上昇することでしょう。ただ、その副作用は益々増幅して今後より大きな下落幅が待ち受けているというのを覚悟する必要があるでしょう。金融緩和はドーピングと一緒です。
また、9/10に日本郵政グループのIPO(上場承認)が東証から発表される予定ということもあり、仮に上場承認となれば、上場予定日では11/4に3社同時上場、時価総額10兆円規模、マーケットから資金調達は合計1〜2兆円規模ということで、今の日本株式マーケットでは捌き切れないようなネガティブ要因のイベントも待ち受けています。ますますマーケット環境は悪化しそうです。
切った張ったのハイリスク・ハイリターンな株式投資ではなく、コツコツと積立投資
人間には「欲」があるので「短期で儲けたい」「少ない資金で大きなリターンが欲しい」と思う人がほとんどです。ただ残念ながらこれは、単にギャンブル思考であって、決して資産運用の思考ではありません。
短期で儲ける、儲かりそうだから投資するという思考では、単にマーケットの乱高下に左右され続け、切った張ったの丁半博打を永遠にし続けることと同じです。(上がればラッキー、下がればハズレという思考)デイトレーダーや信用取引をしている個人投機家にとっては良いですが、多くの個人投資家にとってそれは間違いです。
一方、日経平均株価のようにマーケットは必ず上げ下げがあるので、決して短期志向にならずに中長期で地道にコツコツと積立投資し続ける運用方法が大切なのです。短期に儲かった損したという上げ下げにとらわれること無く、機械的に月々一定金額を中長期投資し続ける海外積立投資などの積立投資を続けることで、数年先に結果として資産を築くというのが個人投資家が資産を築く近道です。
さて、8月3週目前と8月3週目後に、マーケットや世界情勢で何かしら大きな変化があったでしょうか?「中国経済の失速ですか?」「それに付随する不安感ですか?」「企業業績が急激に悪化ですか?」「今後悪化していく見通しですか?」特に大きな変化が無いにも関わらず大幅な下落を見せている株価推移において、この下落(調整)が何を意味しているのかを考えた場合、私はそれまでの株価推移が実体経済を反映せずに、単に「官製相場(金融緩和)」でドーピング気味に押し上げられていたに過ぎないと考えています。
調整はまだ始まったばかり?
(カバー写真:The Telegraph)
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