マイナンバー通知2ヶ月前!それでも行政管理の情報がまたダダ漏れ。「お願いだから今後マイナンバー制度で紐付け予定の資産情報(銀行口座や証券口座)や医療情報は絶対に漏れないようにして貰いたい!」と誰もが切に思うのでは?
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最終更新日:2021/02/09
気になるホットニュース(妄想・制度・規制)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回は、国民の70%がちゃんと理解していないマイナンバー制度の番号通知開始2ヶ月を切ったタイミングなので情報をアップデート(再確認)しておきましょう。
※マイナンバー制度、国民の70%超は知らないまま/投資と社会事情の関係
とは言うものの、特に資産運用や国際情勢、国内事情についての情報アンテナが相対的に高い経営者や医師、士業の方々が「マイナンバーを見据えて、なのか日本の国家財政の今後を見据えて?なのか」それぞれ違うようですが、海外銀行口座やオフショア資産管理口座、スイスプライベートバンク口座へのお問合せや開設が相次いでいるので、少しはマイナンバー制度の認知も広がってきたのかな?と感じています。
さて、来る10月からマイナンバーが順次通知されていくようですが、今後も少しづつ「税と社会保障の一体化」に向けて以上に「国民の利便性を重視」という耳障りが非常に良い言葉をもとに、他国が紐付けしていない個人情報がドンドン追加されていくのではないでしょうか。
※続々と個人情報が紐付けされる「マイナンバー制度」のアップデート情報!(2015年5月末時点)/投資と社会事情の関係
このブログで既に情報を発信している通り、日本のマイナンバー制度はなんでもかんでも情報を紐付けする(予定)なので、他国のマイナンバー制度と相対的に比較しても「やり過ぎ」と表現するのが正しいと思います。
さて、年金情報が漏れたことは、まだ記憶に新しいと思いますが↓
※年金情報125万件流出!マイナンバー制度導入前ですが大丈夫ですか?(銀行預貯金、証券口座、医療情報、年金、その他丸裸になる情報流出懸念)/投資と社会事情の関係
このニュースを見る限り、人が「管理」する情報である以上は「必ず情報は漏れる」と覚悟しておいた方が良さそうです。それでも、マイナンバーに紐付け予定の特に「銀行口座情報」「証券口座情報」「医療情報」などは絶対に漏れてもらっては困る情報であるのは間違いないでしょう。
今のところ被害報告はないそうですが、閲覧者からの問い合わせを受け付けるメールアカウントが乗っ取られ、この内閣府のメールに問い合わせをした63の個人や法人に問い合わせ内容が流出した恐れがあるそうです。報道ベースでは富士通が管理していたメールアカウントのパスワードが短く推測されやすいものだったからのようです。
ちなみに別件ですが、「年金の個人データ入力業務に携わっていた約110名が2ヶ月の給与未払いのまま解雇」というニュースが先日流れていました。ここで注目すべきは「給与未払い」ではなく「年金機構から委託業務を受けていた業者が、他の業者へ再委託(これは年金機構側が禁止している)され丸投げされていた」という事実です。
この件は「何か情報が漏れた」ということではないですが、年金機構側が委託していた業者からさらに「第三者」に丸投げで(禁止されている)再委託がされていたということです。「年金」という個人情報も所詮はこの程度の扱いしか受けていないという一つの例かな?と感じざるを得ません。
「いやいや!マイナンバー制度では、アクセス権は限られた人にしか与えられていないから大丈夫だ!」という声が聞こえて聞こえてきそうですが、結局「情報漏えい」や「個人情報噴出」の大半は「人を介して」という方が圧倒的なので、「年金ですらこうなのに、マイナンバー情報は大丈夫か?」と疑ってしまうのは心配し過ぎではないと思っています。
このような「ずさんな管理」にならないことを願うばかりですが、過去の事例を見る限り「どうかなぁ〜」と疑ってしまいますね。とは言え、始まってしまう制度である以上、何もできないので「国(行政)がしっかりやってくれること」を願うしかありません。また、アップデート情報があれば、このブログで情報発信していこうと思います。
(カバー写真:ANN)
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