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未年のアノマリーは「戦争」。だからこそ個人投資家は積立投資でドルコスト平均法の活用を!

公開日: : 資産運用の基礎、Q&A、基礎用語

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

どうして夏の終わりは少しセンチメンタルになるのでしょうか・・・もうすぐ、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋ですね。早くも9月2週目となりましたが、年内残り4ヶ月というところで改めて2015年の「アノマリー」を復習しておきましょう。

アノマリーとは?

金融(資産運用)の世界では「アノマリー」と言葉があります。

これは資産運用(マーケット)において、明確な理論的な根拠がある訳ではないけれど、良く当てはまるとされる「経験則」のことを言います。「エルニーニョ現象の年は、◯✕▲◉✕△の傾向が強い」などですね。金融マンの中にはこの「感覚(=経験則)」がとても研ぎ澄まされている人もいたりします。

そもそも「なぜこのようなアノマリーが生じるのか?」ですが、それは世界的に大きなイベントがあるサイクルが大いに関係しています。今年2015年は「未年」ですが、その未年の翌年(来年2016年)に控えているイベントと言えば・・・?

そう、米国大統領選挙です。(4年に1度のサイクル)

未年の翌年には大統領選挙が重なるので、今の米国内での各党の候補指名獲得(共和党のドナルド・トランプ氏やジョブ・ブッシュ氏や民主党のヒラリー・クリントン氏)が今後の米国の政治経済政策や各企業(特に献金を多くするウォール街の米金融機関)に大きな影響があるのを見逃していはいけません。

未年のアノマリーは「戦争」

Screen Shot 2015-09-07 at 21.50.24(出典:Bloomberg)

悲しき事実として(いえアノマリーとして・・・と思いたい)過去の未年を振り返るとある「アノマリー」に突き当たるのです。それが「戦争」関連です。具体的に見てみましょう。

・2003年 イラク戦争
【2004年大統領選挙((共)ブッシュVS(民)ジョン・ケリー)】

・1991年 湾岸戦争
【1992年大統領選挙((民)クリントンVS(共)父ブッシュVS(無)ロス・ペロー)】

・1979年 中越戦争
【1980年大統領選挙((共)レーガンVS(民)カーター)】

・1967年 第3次中東戦争
【1968年大統領選挙((共)ニクソンVS(民)ハンフリーVS(独)ウォレス)】

干支一周(12年毎)にアメリカがドンパチを始めるという感じでしょうか・・・。

そう言えば、最近国会で山本太郎議員が、

米国は1776年の建国以来239年中の222年間が戦争に関わっていて、

・建国以来「93%」が戦争をしている
・戦争をしないと経済が回らないシステムである(儲かるシステム)
・そのアメリカが債務上限問題で軍事費の削減を図っている
・その軍事費の肩代わりを日本に求めてる
・安倍首相は国会審議前に米国で安保法案成立を約束

などと痛烈に突っ込んだ質疑応答をしていましたが、上のようなアノマリーなどを知っていれば彼の主張も強ち間違っていないのでは?と思ってしまいますね。

話を元に戻すと「未年はそういう戦争リスクが高まるアノマリー」ですよということです。実際、日本国内においても、以前よりもずっと「戦争」が身近に感じられるようになっているのではないでしょうか。歴史とは実に不思議なものです・・・。

だからこそタイミングを図る資産運用(投資)には意味が無い

個人投資家の中にはマーケットや世界情勢のタイミングを図り続ける残念な思考をする「投資家になりきれない投機家」が多くいますが、ハッキリ言ってタイミングを図って売買するのはトレーダーや短期売買の思考です。10年以上の中長期で資産を築いていこうと考えている個人投資家にとっては本当に「無意味」に近い考え方になります。

※資産運用初心者が抱える、5つのあり得ない誤った考え方について(その1.)/資産運用の基礎

何せ「全てのタイミング」を図って把握することは誰にも出来ないからです。

・いつ戦争が起こる?
・いつバブルが弾ける?
・いつ地震や災害が起こる?

など考えるだけ実に無意味です。

『誰一人明日の事も分からないのに「もしかしたら起こり得るかも知れない」という事に怯え続けて資産運用を始められない、もしくは投資しているけどそれを続けられないというのは実に「時間の浪費」と「心労」でしかありません。』

結局、個人投資家にとっては「アノマリーなども無視してタイミングを図らず、感情を排除して地道にコツコツ投資し続けられるかどうか?」これが重要になってきます。マーケットは常に乱高下し続けるものなので、一時的な恐怖心や諦めという感情は、ドルコスト平均法を活用して月々コツコツ投資する海外積立投資や他の積立投資にとって実に勿体無いことだというのは、冷静に中長期チャートで確認すると良く分かりますね。

兎にも角にも、イチ個人としては2015年未年のアノマリーが外れる事を心から願うばかりです。

(カバー写真:Bloomberg)





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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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