7月も続々と食品の値上げラッシュ!家計負担の重しには要注意!
公開日:
:
最終更新日:2021/02/10
気になるホットニュース(妄想・制度・規制)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回は為替に絡んだ物価値上げについて。
特にスーパーや行きつけの卸しを利用している方は「アレ?値段上がってる?」もしくは「値段同じなのに容量減ってる?」と。一方。飲食店を経営されている方は切実に感じているのではないでしょうか・・・「アレ?コスト増?これは値上げしないとマズイぞ。」と。
7月からさらに進みます!
まず、今年の値上がり品目の確認
1月:即席麺(日清食品、東洋水産、サンヨー食品など)、 パスタ(日清フーズ、日本製粉、昭和産業など)
2月:冷凍食品(味の素冷凍食品、ニチレイフーズなど)
3月:冷凍食品(他メーカーの追随)、アイスクリーム(ロッテ、ハーゲンダッツジャパン)
4月:加工品(カゴメ、キッコーマン)、 乳製品(各乳業メーカー)
小麦価格の上昇=輸入物価上昇の影響、結果的に最終商品価格への転嫁となり「値上がり」に繋がります。
その構造など詳細に関しては併せてこちらも読んでみて下さい。
※『生活品目の値上がり=年収の減少!(円安によるインフレの怖さ)/ 為替)』について
さて、そんな中、来る7月から新たに値上げ品目が加わります。
象徴的な食品が値上がります。(なんと41年ぶりの値上げ:1974年以来とのこと)
さて、では7月から何が値上がりするのでしょうか?
その答えは・・・・
チョコレート
です。
ロッテ、森永製菓、明治などのメーカーが値上げ、そして「容量減量」を行うようです。
またさらに小麦関連の製品(=パン)の値上げが引き続きあるようです。(山崎製パン)他には家庭用小麦粉に関しては日本製粉や日清フーズが価格を改定し、値上げされます。
よくよく考えてみると分かりますが、デフレ化の勝ち組と言われていたファストフードや牛丼チェーン店も相次いで値上げをしていますよね?
円安ドル高と消費増税などの外からの影響によって、輸入に頼っている企業や多くの日本人の食卓、生活にはジワリジワリとしわ寄せが来ています。
為替の影響とは?
まずは為替推移を確認してみましょう。
<USD/JPY 5年為替チャート>
2010年(5年前)から約40%円安ドル高が進行しています。言い換えれば、その分だけ「日本円の価値が目減りしている」ということ。だからこそ輸入物価が上昇し、上で確認してきたような食品などの値上げに繋がっています。
円安で最も打撃を受けるのは紛れもなく外貨資産を持たない日本人、日本の家計や食卓だということの象徴です。仮に5年前から(1ドル≒90円)ドル資産を保有していれば逆に40%の値上がりです。つまりは、円資産目減りの防止となっています。
7月からのさらなる値上げラッシュを見ても分かるように円安で喜ぶのは日本に日本人ではありません。
今後も「円安ドル高」を心配している場合には、今からでも日本円資産を外貨資産に変えておきましょう。(市場関係者は最低でも128〜130円程度の見込み)
円資産価値目減りを防ぐ為の外貨資産運用はオフショア投資へ
〜あわせて読みたい〜
※『1世帯の金融資産が過去最高の1,798万円でも、16年前から続く銀行預金ゼロ金利のままでは増えるワケがない。 / 投資と社会事情の関係)』について
オフショア投資入門書(マニュアル)を
無料進呈します
オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
関連記事
-
-
日本の借金は過去最大の1,053兆円!今年生まれた赤ん坊も830万円の借金を抱える計算に!
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は「財政問題」がテーマで
-
-
【制度】米中貿易戦争の終着点は「米中版プラザ合意か?」(人民元切上げへ?)
こんにちは、眞原です。 今回は、為替「制度」のお話し。 私の誇大妄想にどうぞお付き合いく
-
-
要注目のパウエルFRB新議長体制スタート(日本時間28日0時)!米株、為替、債券のボラティリティ復活期待!
こんにちは、眞原です。 今回は、マーケットと金融政策について。 日本時間の今晩夜中(あと
-
-
【年金問題】「日本人女性は長寿で老後資金不足のリスク」が世界一!〜平均貯蓄不足額は約20年分 〜 World Economic Forum Report 〜
こんにちは、眞原です。 どうやら「老後資金2,000万円足りない報告書」について、数字だけが独
-
-
世界で「米国債」の最大保有国はどこだ!(世界パワーバランスは通貨バランス)
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回は、米国債についての情報。 米国債の最大保有国
-
-
消費税は15%既定路線へ!?みなさん、老後資金のために運用してますか?蓄えてますか?
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は皆さん一人一人に関
-
-
NexitやFrexitの激震に備えるべく欧州マーケット2017年政治的な日程まとめチェック
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回は2017年マーケット動向に左右する、主にEU圏
-
-
【年金問題】こどもが産まれず、高齢者が増え、人口が減る日本社会で生き抜く方法
こんにちは、眞原です。 今日は気になるニュースから。 <17年の出生数2年連続100万人割れ
-
-
短期は意味なし?2015年度みんなの年金(GPIF)は、5兆3,098億円のマイナス運用(自分でも年金プラスアルファ老後資金準備はいち早く!)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 本日8/3の内閣総辞職(
-
-
格付け会社S&Pが日本国債をA+へ格下げした意味は「今後の増税+社会保障(年金)カット」〜老後への備えをいち早く〜
こんにちはー!K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 昨日9/16日本時間夕