フランス相互信用連合銀行（BFCM）2019年4月16日満期豪ドル建社債/大和証券

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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は、大和証券から4/3-14まで新規募集販売している豪ドル建て社債の情報です。

条件から確認しましょう。

発行体（債券名）：フランス相互信用連合銀行（BFCM）
利率　　　　　　：2.43%/年間　
通貨　　　　　　：豪ドル（AUD）
単位　　　　　　：AUD10,000以上（10,000単位）AUD=90円（4/6時点）
期間　　　　　　：約4年間
利払日　　　　　：年2回（毎年4月、10月、各16日）
格付　　　　　　：Aa3（Moody’s）,A(S&P)/A+(フィッチ)
償還日　　　　　：2019/4/16

一般的な外国債券（豪ドル建て）です。為替が円高にならなければ満期まで金利を安定的に取る債券運用ができますね。
為替推移がこちら。

豪ドルのマーケット環境ですが、目先は4/7に政策金利発表があるので、そこでどのような結果になるか？というのがポイントです。豪中銀は追加利下げも辞さいない姿勢を示しているので見極める必要があります。

これ以上、この債券への投資についてこれ以上ほとんどお伝え出来る事は無いのですが、この「2.34%」と「4年間」という期間について考えてみたいと思います。

まず「2.34%」について

世界中を見渡しても先進国（＝為替が新興国通貨とりも安定的に推移している国々）の金利は、ほとんどゼロ近辺もしくはマイナスになっています。つまり、債券に投資しても金利が付かないという異常事態な世界経済となっています。金利が付かないというのは先々の経済が明るいという事ではないので、だからこそ今の世界的な株高というのも奇妙な状態に感じられます。

少なくとも今の経済環境では、2%の金利が付く債券であれば投資妙味はありますね。

次に「4年間」について

今後４年間の間に世界経済でどのような事が起こるのか？を想定した場合、まずは米国の利上げが考えられます。米国金利が上がれば、経済的には債券（ハイ・イールド債）から資金が逃避、米国株も一時下落、一方為替では、USDへ資金が戻ってドル高へ。ただ目下、低金利の米国債へオフショアファンド（ヘッジファンド）マネージャーが殺到して投資しているという経済環境があります。これが何を意味しているのか？

その大きな理由は他に２つあって、1つは「安全な投資先としての米国債（欧州圏、イスラム圏、グローバル経済成長鈍化への懸念）」。もう１つが「欧州圏の債券売り、米国債買いの資金シフト」です。

ただ、米国の利上げがあると債券単価は下落するのでまずそのようなトレードは好まれません。よって、債券マーケットから考えると、米国の利上げはまだ当面は先のようです・・・。

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