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【債券投資】5年満期,利率0.1~0.3%年 株式会社クレディセゾン第70回無担保社債(社債間限定同順位特約付)〜三井住友銀行〜

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 債券投資(仕組債、社債、国債、デュアルカレンシー債)

こんにちは、眞原です。

今回は三井住友銀行から月内(2018/7/17-30)に販売される「5年満期,利率0.1~0.3%年 株式会社クレディセゾン第70回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」の情報です。

リスクを抑えた運用を考えていて、

「債券投資(金利を取るだけのシンプルな運用)」

はリスクを避けたい投資家にとって良い運用方針の1つです。

何と言っても、満期までにその債券発行体がデフォルト(債務不履行)にならない限り、発行時やその時の利率(金利)は守られ、債券満期時には投資額が100%で返ってくるからです(途中売却は相対取引なので、基本的に叩き売りになったりして投資額を割り込む可能性がありますが・・・、逆に利益確定ができる時ある)。

但し、今回のように「日本円(JPY)」で、日本企業の社債(日本国債い金利が付かない以上、社債の金利も当然低い)に投資するという選択や投資戦略には、個人的には疑問しか感じませんし「投資時間(満期までの期間)と利率(金利)の投資効率が悪い」としか思えません。

さて、それでは詳細を見ていきます。

<5年満期,利率0.1~0.3%年 株式会社クレディセゾン
第70回無担保社債(社債間限定同順位特約付)>(出典:三井住友銀行 HP

主な条件がこちら(より詳細はHPから)

債券名  :株式会社クレディセゾン第70回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
期間    : 5年間
利率(仮条件) :0.10%〜0.30%/年間(※条件決定日7/13)
通貨   :日本円(JPY)
最低投資額:10万円以上
利払日  :毎年1/31、7/31
償還日  :2023/7/31
格付    : A+(R&I取得予定)

・・・もはや絶句!

なんて金利が低いのでしょうか・・・。

やはり、私からすればこの満期までの投資期間5年をこの債券へ投資する「時間」が勿体無いとしか思いません・・・。

 

もし仮に最大の利率(0.3%)で条件決定した場合で、

1,000万円を投資しても、

1年で、

3万円(半年ごとに1.5万円、さらにここから税金が引かれる)

つまり、この投資は、

1,000万円を投資して、5年間で、15万円(税引前)

を取るためだけの投資ということです。

もし、5,000万円を投資しても、

5,000万円を投資して、5年間で、75万円(税引前)

です。

冷静に考えて、この「2度と戻らない自分の人生の投資時間」の

「5年間」で、

です。

「2度と戻らない自分の人生の投資時間」に対して、このリターン(金利水準)と、この納得するのかどうか?

が、各投資家の投資判断になってきます。

上述していますが、私であれば、絶対に「こんな非効率な投資」はしませんが・・・・、

こういう投資を望む方もいるのでしょう、きっと・・・。

そもそも、日本の債券投資環境(「日本円JPYでの投資」)は世界で見ても最悪で、単なる「日本円(JPY)での(国債、無担保社債や普通社債などの)債券投資」には全くと言っても良いほど投資妙味がありません(満期までの投資期間に対しての利率が低いため)。

繰り返しますが、

2度と戻らない投資期間(満期までの期間)に対して、金利(リターン)が低すぎる

からです。

債券金利が低い理由はこちら↓に譲るとして・・・、

国債価格と金利の関係性(逆相関)

なので、「債券投資(リスクを抑えて金利を取るだけの投資)」については、

JPY(日本円)ではなく、外貨(USDやEUR、他通貨)でする方が圧倒的に投資効率が良い

のです。

細かい理由はここでは述べませんが、簡単に言うと、

外貨(海外)では、金利が付いている(米国、通貨USDを中心に、欧州、EURにも今後期待)から

です。

例えば、「USD」で債券投資する場合には、

「3.5%/年」

付く投資がオフショア投資(海外投資)にはあり、

例えば、「EUR(ユーロ)」や「NOK(ノルウェー・クローネ)」や「SEK(スウェーデン・クローナ)」で北欧債券(発行体によりますが)に投資する場合には、

「11.0%/年」や「10.5%/年」など

3年満期の北欧債券で投資できたりします。

日本(JPY)の社債に投資するのか、海外の社債に投資するのか・・・、どちらが「投資期間とその金利を取るだけの運用投資効率が良いのか」は、(金融経済、金利が分からないなどではなく、単に)算数ができれば誰でも分かりますね。

http://toushin-shisan.net/2018/05/post-9157.html

ちなみに「外貨」で運用することを「為替リスクがある」という人もいますが、

1つの為替(日本円JPY)の資産しか持たないこと(=資産分散ができていないこと)の方が、遥かにリスクが高い

ということも付け加えておきます。



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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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