シティグループ・インク 2017年6月20満期 トルコリラ建社債

今月の新規ゴールド会員受付中
↓↓↓

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

債券（国債、社債）で金利を取る運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在（6/23〜7/2）、SMBC日興証券から販売されている『シティグループ・インク 2017年6月20満期 トルコリラ建社債』の情報です。

この社債の条件から確認します。

発行体(債券名)　：シティグループ・インク　2017年6月20日満期 トルコリラ建社債

期間　　　　　　 : 約3年間

利率　　　　　　 : 6.00～10.00%/年間 （仮条件）

通貨　　　　　　：トルコ・リラ（TRY）

最低投資額　　　：2万トルコリラ以上（1万トルコリラ単位）

　　　　　　　　　（TRY/JPY＝約48円 6/13時点）

利払日　　　　　：毎年6/20・12/20

償還日　　　　　：2017/6/20

債券格付　　　　 : Baa2(Moody’s)/A-(S&P)/A(Fitch)※無登録格付機関

トルコ格付　　　：Baa3(Moody’s)/BB+(S&P)/BBB-(Fitch)

毎回お馴染みの新興国通貨（トルコリラ）のハイリスク・ハイリターンな通貨建て社債です。

仮に為替変動がなくこの金利水準で運用できれば素晴らしいです。が、結局はこのトルコリラという為替のブレがポイントとなるので、こちらで為替水準を確認してみましょう。

＜TRY/JPY 為替チャート＞

この債券の満期と同期間（3年間）の為替推移が上記の通り。

過去３年の為替レンジとしては1リラ＝40円台〜55円台のブレ幅（ボラティリティ）がある通貨です。

中長期でのトルコ経済は明るい展望を抱くアナリストレポートは多数あるものの、足元を確認すると、５月半ばには炭鉱爆発事故に対する政府対応にトルコ各地でデモが勃発したり（警察が催涙弾を用いて応戦）ストライキが発生したりしています。また、５月末にはリラ安措置の為に、マーケットの予想外0.5％の金利引き下げを行い（9.5％へ）、国内政治経済において難しい舵取り運営がなされている様子です。

新興国ならではの政治的な動き、地政学リスクを含めハイリスク・ハイリターンな資産や通貨であるいうことが分かります。このような大きなブレ幅がある資産こそ海外積立投資においてドルコスト平均法を用いて中長期投資をしていきたいものです。

にほんブログ村