欧州不動産戦略ファンド(3ヶ月決算型・年1回決算型)(愛称:OH!シャンゼリゼ)
公開日:
:
最終更新日:2021/02/09
日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。
今回は現在(5/26~6/5まで)みずほ証券から新規募集販売されている『欧州不動産戦略ファンド(3ヶ月決算型・年1回決算型)(愛称:OH!シャンゼリゼ)』の情報です。
まず「不動産戦略ファンド」と銘打っていますが、単純にREITや不動産関連株式への投資です。特徴はこちら。
・欧州REIT(不動産投資信託証券、不動産株式)への投資
まずは欧州の景気指標とGDPの推移から確認します。
リーマン・ショック後、また欧州危機を越え少しづつ回復傾向にあるというのが大方の見方で、その結果このような欧州関連のファンドが組成販売される流れとなっています。
ただ、正直なところ私は個人的に欧州経済の回復?には「疑問」です。高い失業率に加え、金融緩和をしているにも関わらず低いインフレ率(=デフレ傾向)にある点です。ここは相場観の話になるので見方はそれぞれ異なり、恐らく証券マンや各証券会社によってもポジショントークがあるので、一様ではないと思います。
まず超短期的な話でいえば、投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家が確認した方が良いのが「6月の欧州の金融政策決定会合」です。前回の決定会合でECBのドラギ総裁が「6月に何かしらの金融政策の動きをする」というニュアンスのメッセージをマーケットに与えているので、ここからは目が離せません。
具体的なポートフォリオがこちら。
英国の比率が最も高く(直近の英国不動産マーケットの回復は顕著なのでむしろ金融引き締めか?と言われています)、次いでフランスの27%、ドイツ11%
なので英、EU圏でも経済が堅調な国が入っています。それにしてもこのファンドの愛称の「OH!シャンゼリゼ」はツッコミどころがありますね・・・シャンゼリゼ通りがあるのはフランスで、このファンドの運用比率は27%です・・・。キャッチーさがウリでしょうか・・・。
ポートフォリオの銘柄が34と欧州全体の40%程度となっています。欧州の不動産マーケット規模は相対的に小さく、このファンドの資産内容としては資産複合ですが、株式との相関性があるのでハイリスク・ハイリターンになりますね。
このファンドの運用会社がこちら。
恐らく個人投資家のほとんど100%がこの運用会社を知らないと思います。単純に「みずほ証券」が販売しているから「みずほ証券で運用している」と勘違いしている投資家も多いのではないでしょうか?証券会社はあくまでも販売会社なので投資家の資金を集めることが仕事です。その資金を運用するのがこのような海外の運用会社(ファンド)や国内の投信顧問です。結局はこの「CBREクラリオン」の運用成果いかんでファンドの運用成績が決まります。運用が上手なファンドなら上昇するでしょうし、その逆であれば逆もしかりです。
世界にはオフショアファンド(海外のファンド)が山ほどあります。運用パフォーマンスの良いファンドもあれば、日本のミューチャルファンド同様にパフォーマンスが悪いファンドもあります。ポイントは、日本の個人投資家もそれらのファンドに直接投資出来る(アクセス)できるにも関わらず、国内の証券会社や銀行のみで販売されているものが『運用の全て』と信じ込まされている事です。
個人が海外へ移り住むというのはあまり現実的ではないもののマネーはグローバルに駆け抜けられます。
「分散」という観点を、自身の資産に当てはめて、考えてみてはいかがでしょうか。
今月の新規ゴールド会員受付中
↓↓↓
オフショア投資入門書(マニュアル)を
無料進呈します
オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
関連記事
-
国内11社ファンドがMMFの新規受付停止に!日銀の「マイナス金利」の影響拡大中!〜「預金封鎖」への懸念〜
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 日銀の「マイナス金利」発
-
「SMBC Trust銀行から販売されている投信ウェルス・コアポートフォリオ(コンサバティブ型/グロース型)って投資アドバイザーの目から見てどうなのでしょうか?」(東京都在住・50代女性・医師)
こんにちは、眞原です。 今回は実際に頂いたご相談(Q&A)について。 (出典:SMB
-
グローバル・アロケーション・ポートフォリオ
ランキング投票(クリック)お願いしますm(__)m ↓↓↓↓↓ にほんブログ村 こんにちは、K
-
グローバル・ソブリン・オープン(資産成長型)愛称:グロソブN
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。 投資信託(ファンド)で
-
【新規投資信託】ワールド・フィンテック革命ファンド(為替ヘッジあり/なし)/大和証券
こんにちは、眞原です。 今回は、大和証券で5/31から新規募集販売されている「ワールド・フィン
-
世界中小型株式ファンド(愛称:シャイニング・フューチャー)
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 1月から新規運用開始、資金流入が続いているみずほ証券
-
モーニングスター ファンド・オブ・ザ・イヤー2014(国内REIT型・国際REIT型部門)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 投資信託(ファンド)で資
-
DRC 日本株アクティブファンド(愛称:Jクルーズ)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回は三菱UFJモルガン
-
BNPパリバ アジア・ボンド・ファンド〜個人投資家は純資産総額の推移も確認しましょう〜
こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回は「資金流入」があった投資信託(ミューチャル・フ
-
【資産運用Q&A】「高配当グローバルREITプレミアム・ファンド通貨セレクトコース(トリプルストラテジー)」について
<Q.>(25/Apr./2015) 高配当グローバルREITプレミアム・ファンド通貨セレクト