ニュー・ハイインカム・ポートフォリオ・ファンド(毎月決算型/目標払出し型)
公開日:
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最終更新日:2021/02/10
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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。
今回は2012年7月から運用が開始されている、みずほ証券から販売されている「ニュー・ハイインカム・ポートフォリオ・ファンド(毎月決算型/目標払出し型)」の情報です。直近6月末にこのファンドのメキシコ・ペソコースとトルコリラ・コースが設定され、その際に投資されている投資家の方も多いかと思います。
みずほ証券(新光投信)の方針としては、毎月分配型と同様に今回のような「目標払出し型」と呼ぶファンドの設定を相次いでいます。具体的には、この投資信託(ファンド)で資産運用ブログの1月に取り上げた「グローバル・アロケーションファンド(愛称:世界街道)目標払出し型」です。
まず初めにファンドのリターンを確認してみます。
<円コース1年更新コース>基準価額 6月末:9,726円
それでは、このファンドの特徴を確認します。
1.) ハイ・インカム(指数連動債)への投資
2.) 目標払出し型ファンド
それぞれを確認してみます。
1.) ハイ・インカム(指数連動債)への投資
上記の6つの指数を参照として、指数連動債へ投資をするようです。
アジア債券、ハイ・イールド債券、ハイブリッド証券、インフラ関連株式、エマージング債券、豪ドルハイ・インカム証券などです。いわゆるハイリスク・ハイリターンな資産です。
具体的に確認するとこちら。
平均格付けは低くなります。
2.) 目標払出し型ファンド
このファンドも含めてみずほ証券の戦略として「目標払出し型」が今後のポイントかと思います。既に毎月分配型の投資信託(ファンド)で資産運用している投資家は知っている方も多いですが「毎月の分配金=ファンドの収益=投資家のリターン」ではありません。毎月の分配金は出ているものの、その分配金がタコ足分配金(元金払戻金=特別分配金)で、結果として基準価額が下落し、トータリターンとしては全く運用になっていないという事が多発しています。
そこで出てきたのがこの「目標払出し型」というところでしょうか・・・。この「目標払出し型」は「投資信託財産=投資額」の一部払い戻しのルールに基いて行いますという形で分配金を決めているそうです。詳しくはこちら。
この利金乗数というパーセンテージを指数連動債券に乗じて12で割って利金(=分配金)を算出するようです。各連動債券の利金乗数がこちら。
ここまでを総括すると、何が何でも毎月分配金が必要だという世代(70代などリタイアメント世代が年金+アルファで必要とする場合)には、今の単純なハイリスク・ハイリターンな毎月分配型よりは良い構造のファンドという印象です。
ただ、結局のところは「目標払出し型」であっても毎月の分配金を出す構造は同じです。分配金を出し続けることが目標とされているファンドの特性なので、結局のところ投資家にとってはトータリターン(基準価額+分配金)で年間何パーセントのリターンがあるかを確認する必要があります。
既に何度かこのブログでもお伝えの通り、毎月分配型ファンドは日本人用にアレンジされているファンドです。オフショアファンドには毎月分配型などはありません。投資効率から考えれば、基準価額(投資元本)を増やすことが投資家にとって運用効率を高める方法です。ただ、毎月分配型は行動ファイナンス的に考える限り、毎月の分配金で目の前のリターン??を先取りする方が、満足感が高まるという人間の考え方の特徴を捉えた商品性となります。
投資家は自身の年齢や目標リターン、取れるリスクなどを考えてしっかり運用していきましょう。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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