米国エネルギー革命関連ファンド (愛称:エネルギーレボリューション)毎月分配型 Aコース/Bコース(為替ヘッジあり/なし)
公開日:
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最終更新日:2021/02/10
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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。
投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家にとって投資の一助になるような情報をお伝えしていきます。
今回は現在(5月7日〜20日)みずほ銀行で募集販売されている野村アセットマネジメントから新規設定の「米国エネルギー革命関連ファンド (愛称:エネルギーレボリューション)毎月分配型 Aコース/Bコース(為替ヘッジあり/なし)」についてです。
このファンドの特徴は下の3点。
1.) MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)への投資
2.) 為替ヘッジあり/なし
3.) 毎月分配型
それぞれ確認してみます。
1.) MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)への投資
まず、MLPとは何かという点ですが、米国の共同事業形態の1つでその事業の多くはエネルギーや天然資源に関連する事業を行なっています。より詳しくはこちら。
なぜMLPに投資するのか?という点ですが、「MLPは米国経済のシェール革命(シェールガス)の恩恵を受けられるから」のようです。
投資家の判断としては、上記のような「未来への期待に賭けて投資する」のも1つかも知れませんが、より客観的に判断する為に、パフォーマンス推移を確認してみましょう。
MLPの利回りは6.0%とハイリスク・ハイリターンな米国ハイイールド社債よりも高い利回り水準となっています。さらに各資産の指数比較としてはこちら。
上記の指数推移の12年間の年間平均リターンとしては、おおよそ下記のようになります。
(年間平均リターン)
MLP(赤) :16.9%
米国REIT(青) :11.4%
米国ハイイールド(緑) :8.9%
米国株式(黄) :1.5%
これだけで判断すると非常に良いパフォーマンスなので投資妙味があると感じますが、同時にダウンサイドリスク(下振れリスク)をこのブログ記事の1つ目の表画像で確認できます。
(年間平均リスク)
MLP(赤) :16.4%
米国REIT(青) :23.8%
このブログの読者は米国REITへ投資している投資家が多いと思いますが、REIT資産はハイリスク・ハイリターンだというのを身をもって経験されていると思います。上記の客観的な数字から判断する限り、MLPはそのREIT資産よりは「僅か」にリスク・リターンは良いですが、同様にハイリスク・ハイリターンと考えられる方が良いです。
そして、モデルポートフォリオがこちら。
配当利回り予定:5.6%
組入銘柄数 :30銘柄
特徴の2つ目。
2.) 為替ヘッジあり/なし
もしこのファンドへ投資しようと考えられる場合には、上記のようにハイリスク・ハイリターンな資産ですので、敢えて為替差益を狙いに行く「Bコース(為替ヘッジなし)」に投資されるのではなく「Aコース(為替ヘッジあり)」の方が良いと思います。
最後の特徴です。
3.) 毎月分配型
「また毎月分配型か・・・。」という印象でしかありません。毎月分配型投資信託は、非常に非効率な運用手法です。
分配金については、ファンド側(今回は野村アセットマネジメント)が勝手に決めて月々分配金を出します。たとえその月の運用において分配金を賄えないような運用成果だったとしても分配金を出しています。
また毎月分配の再投資であれば「複利効果」だと勘違いしている投資家も多いので改めてお伝えすると、普通分配金(利益)の場合では毎月分配を出す時点で利益確定となり一度税金が引かれています。具体的には既に10%の税金が引かれた上で残りの90%を再投資しているということになります。(平成25年 現行法上)利益をそのまま投資元本に組み込んで効率的に運用するオフショアファンドとは大きく異る点です。(そもそもオフショアファンドは、リターンに対して税金が掛からないもしくはロータックスで運用しているファンドです)
実はこれまで様々な投資信託(ファンド)で資産運用をしてきた経験がある投資家にとっては、今回の「米国エネルギー革命関連ファンド (愛称:エネルギーレボリューション)毎月分配型 Aコース/Bコース(為替ヘッジあり/なし)」は何ら真新しいファンドではありません。MLPに関しても野村證券から以前販売されているファンドで運用されています。
つまり、今回の新規設定は「シェール革命ですよ!すごいですよー!投資しませんかー!」という流れで設定されたものだと思います。
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