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Brexit(British+exit=英国のEU離脱)国民投票とGBP(英ポンド)を考える

公開日: : 為替マーケット全般

こんにちは、K2 Investmentの眞原です。

今回は、為替GBP(英国ポンド)について。

オフショアファンドでポンド(GBP)投資をしている個人投資家には必要な情報です。

英国がEUを離脱する?

普段から経済、政治のニュースを確認している個人投資家にとっては周知ですが「2017年末までに、英国ではEUを離脱するかどうか?」についての「国民投票」が行われることになっています。

英国がEUから「離脱」する場合の造語として、

「British(英国)」+「Exit(退出)」=「Brexit(英国のEU離脱)」

という言葉が出来上がりました。

Brexit(British+exit=英国のEU離脱)国民投票とGBP(英ポンド)を考える3

(出典:one europe)

英国と言えば世界の金融の中心であるロンドンがありますが、つい先日も「HSBCがロンドンから移転するのを中止」という報道がありましたね。また、数多くのヘッジファンド(オフショアファンド)も軒を連ねています。

※英ヘッジファンドManの株価は上がれど投資家のリターンは?Manには投資できなくとも、日本人個人投資家が投資可能なMan同様のマネージド・フューチャーズ戦略のオフショアファンド(ヘッジファンド)は存在する。/ヘッジファンド(オフショアファンド)情報

そんな「英国がEU圏を離脱するかもしれない」というのが、EU圏の大きな注目となっています。

2月18日から開催されている「EU(欧州連合)首脳会議」において、この大きな議題である「Brexit(ブレクジット=英国のEU離脱)」問題が討議される予定になっています。

「国民投票」というのは非常に読めないもので、米大手債券運用会社のPIMCOでは「(最終的にEUに残ることが決まると見ているものの)、英国のEU離脱の可能性も40%ある。」という見方を示しています。

また、仮に英国がEUを離脱した場合について、2015年11月にS&P(スタンダード&プアーズ)が「EU離脱の場合、英国格付けは2段階下がる」と予測しています。

そもそも英国がなぜEU離脱の国民投票を実施するのか?

一言に「政治(英キャメロン首相が国民に約束しちゃったから)です」。

そうです、去る2015年3月の英国総選挙において、キャメロン首相が「総選挙で保守党が勝利すれば、2017年末までにEU離脱の是非を問う国民投票を実施する」と約束し結果保守党が勝ったからです。

振り返れば、2009年のギリシャ信用危機以来、「経済」におけるEU圏の厄介さやEUから流入する移民が英国民の雇用を奪っているという世論があるからです。経済が比較的好調な英国にEUから年間20万人が入国していて、社会保障を目当てに来る移民も増えているようです。

※ギリシャ債務問題は根本的に未解決で単にギリシャ国民の生活が苦しくなるだけ。日本人個人投資家は資産防衛としてギリシャ問題を反面教師に捉え始めている。/財政問題

そして、このEUと英国のトピックに触れるには、第二次世界大戦やEUの成り立ちについて述べないといけませんが、学生の頃に歴史の授業で学んでいるのでここでは割愛して、大雑把にまとめます。

ザックリ言うと「EUを通じて欧州を統一し、過去の悲惨な戦争の悲劇を繰り返さない」という話です。そうした中で、ヒト・モノ・カネの自由度を高めて行くために共通通貨「EUR」が出来上がり、もろもろ今のEU圏が出来上がりました。

さて、EUの成り立ちの中で独自路線を貫いてきたのが英国です。

EU圏に属してはいるものの、通貨は自国通貨の英ポンド(GBP)を維持し、ヨーロッパ内の国境を廃止して移動の自由化を認めたシェンゲン協定にも加入をしていません。つまり、国家の根本となる部分においては統合されないまま、主権は譲らないというスタンスを貫いてきたのです。

キャメロン首相の政治手腕次第で・・・

そして、今行われているEU(欧州連合)首脳会議では、キャメロン首相が「英国が最大限良い方に傾くべく、政治(駆け引き)」を行っているということです。

「英国がEUを離脱したら、EUも困るだろう。だから私が言う要求にどれだけEU側が歩み寄れるのかね?」ということです。

その「交渉材料」は、

EU圏内からの移民への優遇規定の4年間停止
EU内のユーロ非加盟国の権利の保証
EUの統合深化からのイギリスの除外
EU法制に対する拒否権の加盟国議会への付与

と言われています。

さらに大雑把にまとめると、

通貨や法律、規制や移民政策などに関して、英国独自の政策を適用する自由を認めた上、他のヨーロッパ諸国がEU加盟国に統合されたることは気にしないが、その場合に英国には拒否権を与えなさいよー。

ということになります。

それでは最後に、GBP推移(為替動向)を確認しておきます。

<GBP/JPY 20年為替チャート>

Brexit(British+exit=英国のEU離脱)国民投票とGBP(英ポンド)を考える1

GBPでの投資を2012年に1ポンド=130円程度でオフショアファンドへ投資している個人投資家が多かったですが、今はその水準から23%程度円安(1ポンド=160〜170円)で推移しています。

<GBP/USD 20年為替チャート>

Brexit(British+exit=英国のEU離脱)国民投票とGBP(英ポンド)を考える2

ポンドと米ドルで見ると、ちょうどいい具合のレンジに収まっているなという推移ですね。

キャメロン首相の政治手腕(この交渉)次第で、国民投票の行方が大きく動きます。目を話せない動向です。

(カバー写真:one europe)



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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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