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ベンチマークインデックスに負けていると評判の野村ファンドラップ(バリュー・プログラム)

公開日: : 最終更新日:2016/06/22 野村證券

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

ここのところ「ファンドラップ」という投資商品についての問い合わせが急増しているので、今回改めてまとめてみたいと思います。野村證券も大和証券もSMBC日興証券、三井住友信託銀行あたりが全力で営業攻勢をかけて投資家に販売しているので当然、弊社への相談も急増しています・・・。

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そもそもなぜ各証券会社がファンドラップを推進するのか?

(巷で人気の???)ファンドラップの売り文句としては「投資一任サービス」、「富裕層が使っているサービスを小口から」、「安定的、中長期運用にはもってこい」、「退職金はファンドラップで」、「ファンドラップと共に預金金利優遇」などなど、各社が凌ぎを削ってマーケティング、営業攻勢をかけています。

販売者側(証券会社、銀行)の販売理由は単純に「(金融庁の急な方針転換で)これまで出来ていた投資信託の回転売買ができなくなった=売買手数料を稼げなくなったから」、「毎月分配型投信のようなキャッチーさを売りに投信販売ができなくなったから」などです。

この穴を埋めるべく、ガリバー野村證券、TVコマーシャルなどでもファンドラップ推進を邁進している大和証券、続くSMBC日興証券など特に大手証券会社三社が積極的に「営業方針上、ファンドラップでの預かり資産(=証券口座に待機させる資金)を殖やし、売買手数料以前から信託報酬などの固定フィービジネスモデルへの転換」を図っているからです(ちなみに、このような情報はいくらでもニュース媒体から拾えます)。

特に対面営業重視の大手証券会社が今後の生き残りを賭けて経営上の方針転換を図りながら推進しているのが「ファンドラップ」とも言えます。ガリバー野村證券では、証券マンの固定費(人件費)などの半分程度をこのファンドラップの信託報酬(固定フィー)で賄えるようにしたいなどというのは、業界人なら誰でも知っています。

なので、必死に「ファンドラップ販売」をするのです。

野村證券だけでなく、いち早くファンドラップ営業を手がけてきた大和証券、続くSMBC日興証券も同様の考え方でしょう。

ファンド運用の優秀さ(下手さ)は対インデックスへのパフォーマンス推移

そもそも「ファンド運用」において重要な点があります。それはミューチャル・ファンド(投資信託)しかりオフショアファンド(ヘッジファンド)もしかり、個人投資家にとってファンド運用で重要なのは「ファンドパフォーマンス(結果の数字)」です。ファンド運用においては「パフォーマンス結果が全て」なのです。

まずパフォーマンス数値が悪いというのは「ファンド運用が下手くそ=素人投資家が投資しても同じ成果」なので、個人投資家はその点を鑑みて投資意思決定をしなければいけません。

そしてファンドパフォーマンス数値以外に「ファンド運用が下手くそ」とはどういう状態のことを指すのか?といえば、答えはシンプルに「ベンチマークインデックス以下の運用成績」であればそう判断できます。つまり、投資信託(ミューチャルファンド)はプロのマネージャーが運用しているにも関わらずベンチマークインデックスに勝てていないということです。投資家からすればコストの払い損ですね。

また、多くの個人投資家が間違っているのは「ファンドのパフォーマンスが上がっているから(下がっているから)運用が上手い下手」と判断しています。コレは違います。

重要なのは、

ファンドパフォーマンスがマーケット(ベンチマークインデックス)以下なのかどうか?

という点です。

マーケット全体(ベンチマークインデックス)が下がっていてそれを上回る運用だったらそのファンドは優秀ですし(下がっていて良い訳ではないもののオフショアファンドと違って「買い」しかできないので当然マーケット下落時には下落する)、逆にマーケット全体(ベンチマークインデックス)が上昇していても、その上昇以上のリターンを上げていなければそのファンドは運用が下手くそという意味です。

そもそもベンチマークインデックスに投資するのは、投資信託(ミューチャルファンド)に投資するよりもコストが安いので、そのベンチマークインデックス投資よりもパフォーマンスが振るわない投資信託(ミューチャルファンド)は、運用が下手もしくはコスト高ということになります。

野村ファンドラップ、そのパフォーマンスはいかに?

野村ファンドラップの場合、結論からいうと「完全にコスト負け(運用が下手)している」ので、個人投資家としては野村ファンドラップに投資せずとも、自分でベンチマークインデックスに投資している方がパフォーマンスは良くなる、ということになります。

もし「自分で投資するのは面倒、よく分からない、だからコスト負けしてもファンドラップでいいや」という人は、ここから下は読まれなくても良いと思います。こういう考え方の個人投資家は自らの資産運用にも関わらず、完全に思考停止状態のまま、自分の資産を丸投げして(ある意味で自分が楽をしたいから)、自発的でない投資家だからです。しっかり野村のプロに丸投げしましょう。

さて、そうではなく「自分で考えられる個人投資家」の皆さんは、よく吟味して考えましょう。

まず野村ファンドラップの商品性(概要)については、私が過去のブログ記事でまとめているのでこちらをご参照ください。

※野村ファンドラップ/野村證券

そして今回取り上げるのは、

「野村ファンドラップ(バリュー・プログラム)」

ベンチマークインデックスに負けている野村ファンドラップ(バリュー・プログラム)

特徴は、
・500万円から
・インデックス運用(マーケットと同等のパフォーマンスを目指す)
・投資対象は、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、REITの5つ
・為替ヘッジ・なし

各インデックス以上のパフォーマンスを上げていれば、個人投資家はこのファンドラップに投資していて「投資として意味がある」ことになります。

では、見ていきましょう。(チャートのピンクと赤色がベンチマークインデックス、青色がファンド基準価額)

<野村日本株インデックス(野村投資一任口座向け)(ベンチマーク:TOPIX)>

コスト負けをしていると評判の野村ファンドラップ日本株

さすがです!インデックスを上回る良いパフォーマンス推移です。
おや?これならファンドラップも良いのでは?と思います。

<野村日本債券インデックス(野村投資一任口座向け)(ベンチマーク:NOMURA-BPI総合)>

コスト負けをしていると評判の野村ファンドラップ債券

おや?
インデックス以下に甘んじ続けています。
が、純資産額は増加傾向です。

<野村外国株インデックス(野村投資一任口座向け)(ベンチマーク:MSCI-KOKUSAI指数 円ベース・為替ヘッジなし)>

コスト負けをしていると評判の野村ファンドラップ外国株

これまたインデックス以下のパフォーマンス推移です。

<野村外国債券インデックス(野村投資一任口座向け)(ベンチマーク:シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース・ヘッジなし))>

コスト負けをしていると評判の野村ファンドラップ外国債券

はい、こちらもインデックス以下のパフォーマンス推移です。

<野村世界REITインデックス(野村投資一任口座向け)(ベンチマーク:S&P先進国REIT指数(配当込み、円換算ベース))>

コスト負けをしていると評判の野村ファンドラップ世界REIT

はい、こちらも見事にインデックス以下です。

まとめると、

5つの資産クラスに分散投資して運用されている野村ファンドラップですが、日本株以外の4資産(日本債券、外国株式、外国債券、世界REIT)はベンチマークインデックスを下回るファンド運用になっています。残念ながら現時点においてはコスト高(コスト負け)+ファンド運用が下手くそということですね。

それにも関わらず、2014年から一気に純資産額総額が増加しているのを見ると、野村證券マンが営業攻勢を掛けて「ファンドラップ約定」が増えているいる成果だけを感じられます。

上で確認したように、このバリュープログラムの目的は「市場指数と同等のパフォーマンスを目指す運用」なので、マーケットパフォーマンスですら上回れないという結果を踏まえると個人投資家のための商品にはなっていないということでしょう。まして、市場指数同等のパフォーマンスを目指すのであれば、個人投資家自らインデックス投信で投資すれば良いだけです。

大和証券、SMBC日興証券、三井住友信託銀行のファンドラップの評価は?

これら他の証券会社や銀行が力を入れて販売しているファンドラップについては、また追々このブログで情報発信していこうと思います。

ちなみに、ファンドラップの固定フィーはいくら3年目から割引になるとは言えど割高です。なぜなら個人投資家次第でファンドラップ内から投資できる先(代替商品)にアクセスできるからです。このファンドラップのように、わざわざ高い手数料(コストフィー)を払ってまで投資する先(インデックス)ではないというのと、確認したようにファンドラップ自体のコストが高くフィー以上のパフォーマンスを上げられていないからです。

いやいや!ファンドラップだからこその「リバランス(日々算出して配分比率の見直し)を機動的にしている」という謳い文句はありますが、そういうものはバランス型のミューチャルファンドでも当然のように行っているので、残念ながらファンドラップ独自の特徴でもなんでもありません。

インデックス運用をしている上、固定フィーで約2%を超える水準がかかる訳なので投資家の資産がなかなか増えていかない(投資効率が悪い)というのは言うまでもないでしょう。

以前のブログにも記しましたが、日本のファンドラップに近いものとして言われているものにオフショア資産管理口座がありますが、本家本元のはこのオフショア資産管理口座のことを指し、日本で販売されているようなファンドラップとは似て非ざるもの(全く別物)であるということは改めて強調しておきたいと思います。



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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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