個別相談予約(東京、大阪、福岡、名古屋、香港、ハワイなど)各都市でそれぞれ投資、保険、節税の弊社アドバイザーが個別相談承ります。

富裕層を狙い撃ちの「出国税」スタート!網を張り、富裕層日本人を国外へ出さない仕組みで、ガラパゴス化を促進中!

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 富裕層の資産運用

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

2015年もいよいよ下期に入りました・・・ついこの間年明けを迎えた記憶があるのですが、もう6ヶ月も経過していると思うと月日の流れが実に早くなっています。さて、本日7月1日から「出国税」が始まりました。

Screen Shot 2015-07-01 at 14.36.06(出典:日経新聞電子版)

「出国税」は、正確には「国外転出時課税制度」と言います。

導入理由は?

・富裕層(資産1億円以上〜)の狙い撃ちで増税

・資産フライト(日本国内資産を海外へ移転させるの)を防ぐ

・今後のマイナンバー制度も含め、国民(特に富裕層の)資産把握

出国税とはどのような税金?

本来、国内で株式などの売買で得た差益(キャピタルゲイン)には20%の所得税が課税されます。

一方、出国税は1億円以上の株式などを保有したまま国外に転出すると株式を売却していなくとも売却したものとみなされてキャピタルゲインに15%が課税される制度です。(1年を超える海外転勤や留学も含まれる)「おいおい、売却してないのになんでやねん!」とういうのが、1億円以上の資産を保有している富裕層の感想ではないでしょう。

簡単に要件をまとめると、出国税は5年以上日本に居住していた個人(居住者)が海外へ移住する際、1億円以上の株式・投資信託などの有価証券、未決済の信用取引やデリバティブ取引(先物、オプション取引など)の全ての対象資産の合計金額で判断される税金です。

富裕層(富を築いた努力をする人)に冷遇する日本の制度

富裕層の定義は色々ありますが、敢て今回の件に当てはめ「投資用の金融資産(有価証券)を1億円以上もつ人」と定義すると、「出国税」は1億円以上という資産を築く努力してきた(事業で成功した人、株式などの売買で利益を積みました人、先祖代々からの資産を継承して来た人など)それらの人(=富裕層)に対する冷遇する措置です。

国の方針として(OECD諸国全体として、オバマが大統領になって以来)、世界各国で組成条約が厳格化、明確化になってきていますが、とりわけ日本は富裕層への冷遇と国民資産の把握に大きく舵を切っている感が否めません。

そもそも今回の「1億円」という区切りや下で確認する5,000万円の区切りって、一体何で決めているのでしょうか?

さて、具体的に見てみると、

1.)「国外財産調書制度」(2014年スタート)

2013年12月31日時点の外貨預金、外国株式、自社株、海外不動産、保険などを含め海外で保有する5,000万円を超える資産を保有する場合に、その内訳と金額を税務当局へ所定の方法で提出するもの。

2.)「国外転出時課税制度(出国税)」が今回2015年7月スタート

3.)「マイナンバー制度」が(2015年10月(2016年1月)にスタート予定)

確実に日本人の資産を把握しようとしている政府(政治家)や役人の姿が目に浮かぶこれらの制度や法律や規制が着々と作られ施行されています。彼らは作る側なので「その抜け穴」を知っています。結果、その制度、法律、規制による網をかけられ「獲られる側」になるのは、それまで努力して財を築いて来た富裕層、そしてその制度は関係ないやと思って自発的に何も情報を得ない国民ひとりひとりでしょう。

このような法律も然りですが、今までもそしてこれからもヘンテコで摩訶不思議な制度や規制、法律が増える結果、グローバルスタンダードな金融情報やサービスから「多くの日本人」が取り残され「日本のガラパゴス化」「井の中の蛙化」「かごの中の鳥」が益々進むことでしょう。



スイスプライベートバンク入門書(マニュアル)を無料進呈します

日本のプライベートバンクではありません。
本場スイスの本物のプライベートバンクを開設するノウハウをまとめました。

日本という地政学的リスク、破綻リスクから大事な金融資産を逃避したい、5000万円以上を世界トップの資産運用で増やしたい、という方はご一読ください。

関連記事

【資産運用基礎】海外経験豊な大企業元社長の資産運用の考えと日本経済見通しを聞いて

こんにちは、眞原です。 今回は、資産運用の基礎(資産運用の考え方)と今後の日本経済/社会につい

記事を読む

【富裕層情報】富裕層向け贅沢品価格が上昇中!過去10年最も値上がりしているモノは??〜 The Wealth report 2019 – Knight Frank 〜

こんにちは、眞原です。 今回は、富裕層のアセットアロケーション情報です。 英国のグローバ

記事を読む

最上級のユニークな経験と思い出を!モルジブで1泊5万ドル(約540万円)のホテルに泊まろう!

こんにちは、眞原です。 今回は「Conrad Maldives Rangali Island」

記事を読む

【銀行情報】外貨定期特別金利キャンペーン(米ドル 年9%)〜PRESTIA(SMBC Trust Bank)〜

こんにちは、眞原です。 今回は、日本国内銀行「(PRESTIA(SMBC Trust Bank

記事を読む

【為替】2018年以降はぐんぐん「円安(円の価値目減り)」に!?「壮大な社会実験」の先にあるものは資産課税?

こんにちは、眞原です。 今回は、為替事情と私の誇大妄想について。 日本時間の明日の早朝(

記事を読む

株や債券の動きと無関係でローリスク!2017年は「プラス20%リターン」の「森林ファンド」情報(オルタナティブ/代替資産投資)

こんにちは、眞原です。 今回は、オフショアファンドの中でも「オルタナティブ(代替資産投資)」と

記事を読む

世界の億万長者はアジアへシフト〜ブルームバーグ・ビリオネア指数〜

明けまして、おめでとうございます、眞原です。 2018年初めのブログ更新です。本年も宜しくお願

記事を読む

【富裕層情報】2019年度版『世界の富の変遷〜Global Wealth Migration Review〜』Vol.1

こんにちは、眞原です。 今回は(2018年度の)世界の富裕層の富の変遷情報です。 参考に

記事を読む

2014年国外財産調書結果−ジャパンリスク回避に向けて富裕層の富は国境を越える

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 先日、国税庁から2014

記事を読む

個人の自由権利である「オフショア投資(海外投資)」ができなくなる?【規制】

こんにちは、眞原です。 今年2019年6月に、この記事を書いてFacebookのLikeが21

記事を読む

  • リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら

  • 『最新投資情報』と 『オフショア 投資情報』を具体的なファンド名を 用いて公開中。

      メールアドレスを入力後『登録』を押してください。

    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

    • k2-holdings.jpg
      k2-investment.jpg
      k2-assurance.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      goldmember_banner.jpg
      生命保険相談バナー
    • まだデータがありません。

    PAGE TOP ↑