モルガン・スタンレー2019年9月17日満期　期限前償還条項付 日経平均株価連動デジタルクーポン 円建社債

こんにちは、K2 Inestment 投資アドバイザーのマハラです。

債券（国債、社債）で金利を取る運用をしている投資家へ情報をお伝えします。

今回は三菱UFJモルガン・スタンレー証券から新規募集販売されている『モルガン・スタンレー2019年9月17日満期　期限前償還条項付 日経平均株価連動デジタルクーポン  円建社債』の情報です。

まず、この債券の特徴は大きく2つあります。

1.)円建仕組債（日経デジタルクーポン債券）

2.)1,000万円からの投資

主な条件がこちら。

発行体(債券名)　：モルガン・スタンレー2019年9月17日満期　期限前償還条項付 日経平均株価連動デジタルクーポン 円建社債

期間　　　　　 　: 約5年間（最短は3ヶ月で期限前償還）

利率　　　 　　　: 当初約3ヶ月：1.00～3.00%（仮条件）
　　　　　　　　：以降4年9ヶ月：1.00～3.00%（仮条件）「評価価格≧基準価額」
： 0.10％（仮条件）「評価価格≦基準価額」

通貨　　　　　　：日本円（JPY）

最低投資額　　　：1,000万円以上（100万円単位）

利払日　　　　　：2014/12/17・以降毎年3、６，９，12月の各17日（年4回）

満期償還日　　　：2019/9/17

期限前償還日　　：2014/12/17〜2019/6/17までの各利払日

格付　　　　　　 : Baa2(Moody’s)、A−(S&P)、A(Fitch)、A(R&I)※無登録格付会社

特徴の確認です。

1.)円建仕組債（日経平均デジタルクーポン債券）

日経平均株価に連動する仕組債なので、円建てにも関わらず相対的に高い金利を取る運用を目指せます。

本来5年満期ですが、最短は3ヶ月で期限前償還の仕組みが付いています。具体的に確認します。

このような仕組債へ投資を考える場合には、下記のようにそれぞれの用語が重要になります。

当初価格：条件設定日の日経平均株価終値

基準価額：当初価格の85％

評価価格：評価日の日経平均株価終値

評価日　：2015年3月以降の各利払日の10取引所営業日前の日

トリガー価格：当初価格の105％

ノックイン価格：当初価格の50％

かなり荒っぽく説明すると、

「日経平均株価（仮に15,500円）が、5年以内に半分（7,750円）に下落しなければ、その期間金利を取れます。また逆に今より5％（16,275円）以上になって判定日を迎えれば早期償還になります。」

というようなイメージに近いです。

もしかしたらこのようなキャッチーさを演出すべく、証券マンからはそのように勧誘されているかも知れませんね。

こちらは上述と違って期限前償還されなかった場合において、下記3パターンで満期償還を迎えます。

2.)1,000万円からの投資

1,000万円から投資出来る債券で、仕組債によってはこのような単位からの投資になります。

主観的には「日経平均株価が半分になることはないだろう・・・」と思うのですが、マーケットには「絶対」は無いので、主観に頼らず、自身のリスク許容度に沿った資産で資産運用をするように心がけましょう。また、一方投資している資産が円建て投資のみに偏っている場合にはオフショアファンドの固定金利戦略などで外貨資産を保有するのも円安へのリスクヘッジに繋がりますね。

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