なんでも「コロナ感染のせい」にできるマーケット環境
公開日:
:
最終更新日:2021/02/09
マーケット全般(株式、債券、為替)
こんにちは、真原です。
今日はマーケット環境について。
(出典:日経電子版)
どうやら、日経平均株価や週末の米国株が乱高下しているようです。
各種メディアが報じるところによれば、
国内外でコロナ感染拡大の第二波を意識した、先物の売りが先行して下落
と。
まぁ、確かに、一部ではそうなんでしょうけど、
正直、ホンマかいな・・・、後づけの理由くさいなぁ・・・。
何でもかんでも、理由を「コロナ感染」のせいにできるマーケット環境やな・・・
って感じる訳です。
例えば、
- マーケットの下落
- 原油の下落
- 経済指標の悪化
- 治安の悪化
- 政治的な問題 etc…
ありとあらゆることを「コロナのせい」にできる、環境になってるな、とも思います。
マーケットに関しては、少なくとも、3月のコロナショックで年初来高値だった株価指数が約33%下落、その後は各国のロックダウンや自粛(ステイホーム)、各国政府や中央銀行による財政政策や金融政策によって既に、最安値から急ピッチで20−27%%程度上昇し戻して推移している中で、直近改めて1日で3−4%下落してメディアが騒がしくなっているということで、急ピッチで上げるとその反動で下値押しはあり得るのです。
こうした情報に関しては、確かに、目先短期での売買を行うヘッジファンド運用者や、信用取引や先物トレーダーなどなら騒がしく気にかけるのも分かるのですが、一方で例えば,海外積立投資や積立投資で月々一定金額をコツコツと積立投資しているような中長期投資家にとっては、それほど大きく気にした方が良いニュースや報道だとは思いません・・・。
確かに、ETFなどで運用している投資家にとっては、この下落局面が追加投資のチャンスにはなるものの・・・、
冷静にこの急ピッチな上昇から考えれば「この下落は当然、そんなものか」でしかないな、と思います。
中長期投資家が、本来の資産運用で気をつけるべきなのは、
-
目先のマーケット上下で一喜一憂しない
-
ドルコスト平均法を活用する
-
伸びゆく資産(例:IT系企業など)へのコツコツ投資
でしょう。
また、既に運用している資産についての見直しもする必要がありますね。
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