日本経済や日本社会構造そして資産運用の大局観を掴む上で必読の2冊
公開日:
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最終更新日:2021/02/09
その他(考え、英語学習、オススメ本、趣味、キャリア、教育、旅行など)
こんにちは、投資アドバイザーの真原です。
今回は、経済全般(特に日本経済)にまつわる2冊の書籍情報を紹介したいと思います。
弊社のシルバー会員の方には、以前シルバー会員レポート内で紹介した覚えがありますが・・・。
※弊社サービス案内
大まかに言うと、
「今の日本経済について」
「日本の金融機関(個人資産運用)がなぜ国際的に遅れているのか」
「日本の既得権(特に大蔵省=金融庁)がどのように日本経済をコントロールしてきたか、しているか」
「日本の借金問題とこれから」
「米国経済と日本経済」
など、今現在に直結する「歴史に基づく大枠の経済金融事情」について見事に述べられています。
資産運用をしている個人投資家は必読であり、また日本の個人金融サービスに関わる証券マンや保険マン、銀行員も必ず読むべき本だと個人的には思っています(かつてライフネット生命の出口会長にお会いした際に『1940年体制』は推奨されていました)。
1冊目が、
『1940年体制―さらば戦時経済』(東洋経済新潮社)-野口 悠紀雄
(出典:Amazon、下記同様)
そして、同じ著者ですが、もう1冊が、
『戦後経済史』(東洋経済新潮社)-野口 悠紀雄
です。
(※決して野口悠紀雄氏のステルスマーケティングではありません(苦笑))
特に、後者の『戦後経済史』もそうですが、野口氏の
「日本の外から見た「日本」」
についての記述は本当に的を得ていると思います。
日本のみならずどこの国もそうですが、「必ず既得権益(=制度=レジーム)」が存在していて、日本では、その「レジーム」を上手く創り上げ、コントロールし、引き継ぎ、それに安住している人たちと搾取され続けている人(彼ら側でない人全員)がいるということがよく分かる内容だと思います。
また、(他国との比較をせず「日本の制度が素晴らしいと勘違いしている」)日本にいる日本人が
「茹で蛙状態にある」
という揶揄も強ち間違いではないというのが、この本を読むと納得できると思います。
時間がある方はぜひ、読んでみてください。
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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。
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