日興ロックフェラー・グローバル・エクイティ・ファンド

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は6/15-22にSMBC日興証券から新規募集販売される『日興ロックフェラー・グローバル・エクイティ・ファンド』の情報です。

新規募集販売なので何を指標にして投資するかどうかを決めるのかという点が重要です。それではいつも通りファンドの特徴から確認してみましょう。

ファンドの特徴

シンプルに、

・グローバル株式への投資

です。

この運用会社（ロックフェラー）が今後3〜5年で目覚ましい投資成果に繋がると見込まれるグローバル株式銘柄（50〜80銘柄）でポートフォリオを構成するようです。他の証券会社からもかつて募集販売されてきたなんてことは無い株式の投資信託（グローバル地域）です。

なぜ今、株式投信なのか？

正直、「今」である理由はありません。
SMBC日興証券としては「今、新しいファンドが設定されているので「今」というセールス」をするだけです。

例えば、

2015年末〜2020年末の5年間で世界の名目GDPが約30％拡大する見込みという事は、おおかた以前より分析、想定されていた事で、GDPの拡大がある以上は株価が上昇するのは当たり前です。経済は伸縮しながらも右肩上がりに拡大しています。

そして、ここ数年の世界的な株高を支えているのは世界的な低金利と中央銀行によるQE（量的緩和）に拠る部分が大きいです。ただ08〜09年の金融危機後（リーマン・ショック後）、今の株価そのものが実体経済の回復を反映している国が少ないでしょう。（金融緩和策によるドーピング効果）

金融緩和をしてる国の中で米国はいち早く量的緩和を終了させ、2015年内（9月or10月説）に利上げに踏み切ると予想されています。

ファンドのポートフォリオについて

新規設定ファンドなので類似戦略（グローバル・エクイティ戦略）の推移で確認します。

＜類似ファンドパフォーマンス＞

類似戦略のファンドは1992年から2014年の22年間での年間平均リターンで約10.2％程度とのようです。一方の世界株式は約7.5％程度の年間平均平均リターンのようです。この類似戦略の数字はあくまで参考程度に考えましょう。

リスク・リターン別がこちら

このファンドの投資対象であるマザーファンド（世界アクティブマザーファンド）のモデルポートフォリオがこちら

米国を中心に幅広い国別比率で投資されています。

米国市況次第というところでしょうか。

新規設定ファンドなので、ファンドの運用良し悪しが把握できません。わざわざ急いで投資する必要はないでしょう。

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