食料安全保障債 アフリカ開発銀行（AfDB）2017年6月満期 ブラジルレアル建債券（円貨決済型）

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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

債券（国債、社債）で金利を取る運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在（6/18~6/25）、野村證券から募集販売されている『食料安全保障債 アフリカ開発銀行（AfDB）2017年6月満期 ブラジルレアル建債券（円貨決済型）』の情報です。

主要な条件を確認します。

発行体(債券名)　：食料安全保障債 アフリカ開発銀行（AfDB）2017年6月満期 ブラジルレアル建債券（円貨決済型）

期間　　　　　　 : 約3年間

利率　　　　　　 : 8.64%/年間

通貨　　　　　　：ブラジル・レアル（BRL）

最低投資額　　　：2万ブラジルレアル以上（1万ブラジルレアル単位） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（BRL/JPY＝約45円 6/18時点）

利払日　　　　　：毎年6/22・12/22

償還日　　　　　：2017/6/22

債券格付　　　　 : Aaa(Moody’s)/AAA(S&P)/AAA(Fitch)※無登録格付機関

この債券の名前「食料安全保障債」によって「元本保証？」と勘違いするような投資家が多いかも知れませんが、あくまでアフリカ域内での食糧安全保障事業へ資金を供給する債券のことです。決して「元本保証」でないので注意しましょう。

この債券のポイントは為替推移です。

現在ワールドカップが行われているブラジルですが、そのブラジルの通貨レアルの為替水準を確認してみます。

＜BRL/JPY 為替5年チャート＞

新興国通貨ならではの上下のブレ（ボラティリティ）が大きくハイリスク・ハイリターンな通貨です。今回のこの債券は「円貨決済型」なので、金利や満期償還金、途中売却金は全て円で受け取りになります。つまり、その時々に円高にブレていればその分マイナス（実際の金利水準を下回ったり元本毀損）になる可能性を含んでいるということに注意が必要です。

目先の金利だけにとらわれずに、為替動向やブラジル経済について考え、リスクを取り過ぎないように気をつけたいものです。