ダイワ豪ドル建て高利回り証券α（毎月分配型）

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こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在（6/2〜17まで）、大和証券から新規募集販売されている『ダイワ豪ドル建て高利回り証券α（毎月分配型）』の情報です。

このファンドの大きなポイントは2つ。

1.)豪ドル建て高利回り証券への投資（変動金利型証券を含む）

2.)通貨カバードコール戦略

この通貨カバードコール戦略（通称、カバコ）は、大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2証券会社が頻繁に新規設定販売をしています。

それぞれの特徴を確認します。

1.)豪ドル建て高利回り証券への投資（変動金利型証券を含む）

このファンドが投資対象としているのは豪ドル建ての高利回り証券（ハイブリッド証券や社債）です。

他の資産との比較がこちら。

一般的にはマーケット規模が小さい分、他市場よりもハイリスク・ハイリターンにはなりますね。

利回りとデュレーション比較表がこちら。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家は良く見た事があるような比較表かと思います。

そうです、新たに販売されるファンドの数値が他の資産よりも良いという結果です・・・。

このファンドのご参考ポートフォリオがこちら。

参考ポートフォリオでは、変動金利のハイブリッド証券（金利上昇への抵抗力がある）と変動金利社債の構成比が高く、上述のデュレーション（金利変化に対する価格変動の大きさ）が小さくなっています。

2.)通貨カバードコール戦略

通貨カバードコール戦略とは、コール・オプション（買う権利）の売却によって、オプション・プレミアム収入を得るという仕組みです。ファンドでいうと2階建て構造となります。

上記モデルポートフォリオの豪ドル高利回り証券で「5.8％/年間」そして通貨オプション・プレミアム戦略で「8.1%/年間」の併せて合計「13.9%」を目指して運用をするというもの。この戦略は為替変動のリスク（ブレ）を抑える為に導入されたものですが、結局のところ為替が円高にブレた場合には、マイナスが生じるということを忘れてはいけません。通貨選択型が段々不人気になってきたからこそ、このようなプレミアム戦略を用いたファンドが登場しているということを念頭に入れる必要があるのではないでしょうか。

日本人投資家のポートフォリオにとって、ブレを抑える（リスクを軽減する）という観点では、円資産でこのようなファンドに投資をするというよりもむしろ、外貨建てで（外貨資産として）オフショアファンド（ヘッジファンドやオルタナティブ）を持つ方が、資産のリスク分散や通貨分散に繋がるのではないでしょうか。

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