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インドネシア・ルピア債券ファンド(毎月決算型)愛称:ルピアボンド

公開日: : 最終更新日:2021/02/10 日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情をお伝えしています。

今回は7月12日から運用開始されました「インドネシア・ルピア債券ファンド(毎月決算型)愛称:ルピアボンド」の情報です。三井トラスト・アセットマネジメントが運用して、三井住友銀行ゆうちょ銀行で販売されています。

このファンドの特徴は大きく2つ。

(ⅰ.) インドネシア・ルピア建ての債券への投資

(ⅱ.) 毎月分配型

それぞれを確認していきます。

(ⅰ.) インドネシア・ルピア建ての債券への投資

こちらが「インドネシア・ルピア債券ファンド(毎月決算型)愛称:ルピアボンド」が投資をするマザーファンドが保有する参考ポートフォリオとのこと。

スクリーンショット 2013-07-15 18.19.14.png

インドネシアルピア建て債券といっても、ソブリン債券(国債、政府機関債、国際機関債券など)への投資という事です。

このような新興国債券(ルピア)に投資する際に投資家がアタマの片隅に入れておく方が良い基礎知識があります。今回のインドネシア・ルピアだけでなくブラジル・レアルトルコ・リラメキシコ・ペソやその他新興国の通貨やそのような新興国通貨のハイリスク・ハイリターンな投資信託(ファンド)資産運用をしている投資家は下の3点を確認してみましょう。

1.)為替推移

2.)政策金利推移

3.)国債格付(とCDSスプレッド)

1.)為替推移

<IDR/JPY5年為替チャート>

スクリーンショット 2013-07-15 18.21.36.png

中長期で見ると上下のブレが大きな通貨というのが新興国通貨の特徴です。

新興国通貨は、a)ハイリスク・ハイリターン、b.)高い金利(=信用力が低い)が特徴として挙げられます。上下のブレが大きいのでハイリスク・ハイリターンという事ですし、ハイリスク・ハイリターンだから上下のブレが大きくなる・・・、鶏と卵の議論ですね。

ここで注目なのがb.)高い金利(=低い信用力、高いインフレ率)という点です。上で挙げた3つのポイントの2.)と3.)と関係します

2.)政策金利推移

インドネシアの政策金利推移を確認すると、こちらの通り。

2009年:8.75%(年始)→6.50%(年末)

2010年:6.50%(年始)→6.50%(年末)

2011年:6.50%(年始)→6.00%(年末)

2012年:6.00%(年始)→5.75%(年末)

2013年:5.75%(年始)→6.50%(現在)

3.)国債格付(とCDSスプレッド)

2009年頃はどの大手格付け会社もインドネシア国債を「BB」程度の格付けでした。そして2013年に向けて各格付会社が格付け見通しの引き上げや格上げの流れでした。

さて、そもそも政策金利を上げ下げする理由や国債の格上げはどのような影響があるのでしょうか?大雑把に下記のような簡単にまとめると、インフレ率(景気)と関係あります。

インフレ時→政策金利引き上げ→マーケットのマネーを引き締め

デフレ時 →政策金利引き下げ→マーケットへのマネー供給

そして、金利が上昇すれば債券単価は下落し、高金利を求めたマネーが流れ込み為替は買われやすくなります。

金利↑ー債券単価↓ー為替↑

金利↓ー債券単価↑ー為替↓

その他に、為替推移に影響するのが国債の格付けです。信用力が高まれば(格上げがあれば)、国債は買われやすくなるので通貨安の要因にもなります。為替のブレはチャートで確認しても分かるように大きく、やはり新興国資産はハイリスク・ハイリターンなので、このようなアクティブ型のファンドというよりも、ETFなどパッシブ運用海外積立投資の中でポートフォリオを組んで投資する方が上下のブレのリスクを抑えながら投資出来る資産かと思います。

金利、債券単価、為替の変動要因などを確認してきましたが、この「インドネシア・ルピア債券ファンド(毎月決算型)愛称:ルピアボンド」への投資を考える際にはアタマの片隅にいれておくべき基礎知識なので、改めて確認してみて下さい。

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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