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香港において、香港ドルが消滅して中国人民元が取って代わる日がいずれ来る?

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

香港や香港ドル資産に関わるトピックです。

香港ドルが消滅し、中国人民元に取って代わる日がいずれ来る?(出典:South China Morning Post)

著名投資家のジム・ロジャーズ氏が11/23に香港で行われたフォーラムで講演した内容は非常に重要ですので、こちらでも情報をお伝えしたいと思います。ジム・ロジャーズ氏が発言した内容は、

「人民元の自由化に伴って、(長期的に)香港ドルは廃止になる」

でした。

2015年において「人民元(CNY)」動向は大きなトピックです(年初から私もブログで指摘しています)。

※ホットな話題、CNY(人民元)/為替

注目されているCNYの大きな変化としては、個人投資家であれば当然情報を追っているであろう「IMFのSDR採用(見通し)」です。

※中国人民元(CNY)がIMFのSDR(特別引き出し権)に採用見通し!〜通貨分散の多様性拡大〜/制度・規制・法律

つまり、ジム・ロジャーズ氏の講演内容にせよSDR採用見通しにせよ今後確実に「人民元の相対的、国際的な価値が上昇している・していく」という大局観があるわけです。そして、その人民元(CNY)が国際化(国際通貨)していくステップとしては、大きく3つあります。

1.)貿易決済通貨として、米ドル建て決済から人民元建て決済の増加を促す
2.)為替の自由化(変動為替相場制)
3.)各国中央銀行が外貨準備高として人民元を保有する

着々とこの歩みを進めている中国政府です。ジム・ロジャーズ氏の発言の意図にはこの流れを組んでいるというのがあるでしょう。

さて、なぜ香港ドル(HKD)が消滅することになるのか?

香港の経済規模(約2,200億ドル)は「小さい」の一言に尽きるからです。

もっと分かりやすく言えば、香港のGDP規模は米Apple1社が抱える現金保有額は約2,050億円(約24兆円)と同等額です。つまり、香港の経済規模的に言えば、仮に香港ドルが消えて無くなっても(中国人民元に取って代わられても)マクロ的に大きな影響があまりないとの見方が優勢になるのです。

事実、香港での貿易の決済では人民元建てへの移行が進みつつあり、継続して運営されている香港企業は人民元建てでの預金を認められているので企業にとっては香港ドルであっても人民元であっても段々と差異がなくなってきます。一方、香港で生活する人にとっては重要な香港ドルですが、それらを強制的に人民元に切り替えても影響は軽微だという見方になってきます(むしろ、今後も発展の余地が大きな中国人民元の恩恵の方が大きい)。

ということは、例えばHKD建てで海外積立投資をしている個人投資家、またHSBC香港やHangSengBankで香港ドルを保有している個人投資家にとって資産運用の面で大きな影響があるものの、一方の香港企業には影響が軽微だ。よって「今後、香港ドル(HKD)を消滅させて中国人民元(CNY)に代えられる」ということは十分想定しておくのが今後の為替リスク(通貨分散)を考える上で重要になってくるでしょう。

ちなみに(中国寄りの新聞)South China Morning Post(1903年創刊、香港の日刊英字新聞)では、2015年2月時点で今回のジム・ロジャーズ氏が指摘している事を報じています。

今回のジムの予測を踏まえて中長期で考えると、日本人個人投資家であっても総資産の中に中国人民元を保有して置くというのは今後の資産運用のスタンダードになる日が来るかもしれません。人民元を保有するのであれば、HSBC香港やHangSengBank、中国銀行、StandardChartardなどマルチカレンシー口座を扱える海外口座が活用しやすいですね。



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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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