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日本に外国人旅行客が増加している理由は?

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 気になるホットニュース(妄想・制度・規制)

こんにちは、眞原です。

現在、週末のセミナー(情報発信)のために大阪に滞在中です。

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久しぶりに大阪のキタ、ミナミを歩き回っていますが、訪日外国人が多いこと多いこと!!!

「ここ(日本/大阪)は香港か!(苦笑)」と思わんばかりにアジア系の訪日外国人が多い!

確かに国慶節と中秋節で大型連休を迎えているので、中国人、韓国人、香港人、台湾人、つまりは中華系の方々が大挙して日本へ旅行に来ているのも事実ですが・・・、

梅田のヨドバシカメラなんて、まさに「中国語(マンダリン)」と「韓国語(ハングル)」、ときおり「広東語(カントニーズ)」、他の多言語が飛び交っていて実に興味深かったです。

そして、明らかに「中国人」が、買い物後にベンチなどに座らず地べたに座り紙袋を開けて買ったものについてアレコレ話して団欒していたり、所構わずラゲージに主には医薬品や化粧品、高級ブランド品をあれこれ詰めてパッキングしているのを見ると「凄まじい購買意欲だな(香港でみる彼らのソレと変わらない)」と感じます。

そういえば、2週間ほど前に「訪日外国人客数(推計)」が発表されていましたね。

<2017年8月時点 訪日外客数(JNTO推計値)>

(出典:日本政府観光局(JNTO))

現時点での2016年比較では圧倒的に韓国人が多く、中国は横ばいとなっています。

全体としては9/15時点で訪日観光客数は2,000万人を突破しているそうです(2016年は10/30日時点で2,000万人突破、政府目標は2020年に2,000万人突破だった)。

インバウンド消費額では過去最高の1兆776億円となっています(韓国人と香港人の消費が活発)。

<インバウンド統計リポート(消費額)>

(出典:日経新聞電子版)

2016年での各国の数値を細かく見ると・・・

<平成28年暦年(確報)「国籍・地域別にみる訪日外国人1人あたり費用別旅行支出」>

(出典:観光庁)

<国籍・地域別の訪日外国人旅行消費額と構成比>

(出典:同上)

実は彼らのインバウンド消費は2015年時点で「対名目GDP比で半導体電子部品や鉄鋼、自動車部品の輸出金額に匹敵」しているようです。

つまり、日本で少子高齢社会で人口が減っていく中でも「インバウンド消費」が、そのネガティブポイントを補うような形で日本の成長率を押し上げるようになっています。

また既に一部ビザ発給の緩和などもあるので、まだまだ訪日外国人客は増加していくでしょうし、内需は益々潤うことになると予想されています。

国内(内需)企業やサービスは彼らへの対応が急務ですね(特に飲食や小売)。

さて、ふと疑問に思いました・・・。

なぜ、これほどまでに訪日外国人客数が増加しているのか?

一時言われていたのは、

「円安効果が波及して!」

ということですが、確かにここ数年間は「黒田日銀総裁の金融緩和(円資産の減価)」による円安効果もありますが、それ以上に、

「(日本人が想像している以上に)特にアジア圏の外国人が豊かになっていっている」

という結果ではないかと単純に私は思うのです。

例えば・・・、

・消費額しかり、日本人が海外に行って同じようにな金額を消費できるでしょうか?

・外資系5つ星ホテルに行けば、圧倒的に「(中国人、韓国人)外国人ばかりが連泊している状況」ですが、同じように日本人の多くが海外旅行に行って、5つ星ホテルに何泊も連泊しているでしょうか?

・ビジネスクラスで家族を連れて行っているでしょうか?

ビッグマック指数で見ると今後は「ドル安円高傾向」??

購買力平価や一人あたりGDPを較べると、

「日本人の多くが豊かになっていけていない現実」

がよく分かります。

中国人と日本人(現地通貨)での1人当たりGDPの推移がこちら、実に顕著です。圧倒的に伸びているる角度が違いますね・・・。

<中国の1人当たりGDP>


(出典:世界経済のネタ帳)

<日本の1人当たりGDP>

(出典:同上)

確かに、まだまだその差はあるものの、実質GDP成長率で6〜7%成長し続けている国(嘗ての日本の高度経済成長時代も今の中国と同じような推移だったということ)だと考えると、中国人は益々豊かになっていくでしょう。

そして、インバウンド消費が増えれば、

「お金を持っている外国人が日本国内で消費をし(爆買い継続)で、需給の関係で気づけば「物価高=インフレ」になり、可処分所得が殖えない日本円しか持たない日本人が買えない状況」

になっていく可能性も、日本に住む日本人は想定して生活していかざるを得ないでしょう(香港のように)。

為替は一方向に動くわけではないものの、今後の日本人の課題としては間違いなく、

・どうにかして日本円以外の外貨を稼ぐ術を得るか・・・
・オフショアファンドのように外貨で運用して、外貨建てで殖やしていくか・・・
・日本円しか持たないことで貧しくなっていくのを諦めていくか・・・

と「日本(日本円以外)での稼ぎ」を得るに尽きると思います。

現時点ではインバウンド消費で喜んでいられるのも確かですが、「日本円しか稼げないリスク(+円安リスク=物価高リスク)」も踏まえた上で生活していく必要があるなと感じています。

日本人経営者に共通するキーワードは「いかにして、外貨(日本円以外)を稼ぐか!」〜個人投資家にも繋がる「外貨を稼ぐ考え方」〜



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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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