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60秒で売り切れる米ドル建て投資商品、その訳は?(国家リスクと個人資産の分離)

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。

今回は新興国通貨と通貨分散の情報です。

60秒で米ドル建て投資商品が売り切れに

先週、中国の招商銀行で年利2.37%の米ドル建て投資商品が売り出されましたが、その商品は僅か60秒で売り切れになる状況だったそうです(全売り出し額は不明)。

その背景にあるのは、

・人民元安
・中国人による中国政府(通貨人民元)への低い信任
・通貨分散(米ドル、豪ドル、香港ドル)

と言われています。

<止まらない中国人民元からの資金流出>

(出典:Bloomberg)

実は中国国内から海外(特に米ドル、豪ドル、香港ドル)への資金流出は昨年初めから1兆5,000億ドル(約177兆円)を超えているそうです。

そして、この流れは中国人投資家や一般中国人は、今後も更なる「人民元下落」に備えて、先に「外貨資産への逃避(キャピタル・フライト)」を実施しているということを意味しています。

ただ、中国政府はここ何年にも渡って「海外送金への送金規制(資本規制)を敷いて、海外への資金流出を防ごう」と躍起になっています。

例えばその一貫として記憶に新しいのは銀聯カード(Union Pay)による海外ATM年間引き出し限度額制限を引下げていることなどが挙げられます。

※中国が銀聯カード(Union Pay)による海外での現金引き出しを年間10万元へ制限〜国家(通貨)を信じるリスク、日本や日本円は?〜/日本人海外居住者の資産運用方法

今後、人民元安は国際的に通貨バランスに影響を与える

私が知る限り、人民元相場を見ている日本人投資家は少ないと思いますが、年々無視できない通貨になってきていると思います。

1つには、資本家が多い中国から米ドル資産への流れ(米ドル高要因)
もう1つには、他のアジア圏への通貨バランスへの影響
さらに、実際に中国人民元が今後世界的に通貨価値が広く普及する可能性

など人民元を取り巻く環境によって「世界の通貨バランス」や「経済事情」にも影響を及ぼすようになると容易に想定できるからです。

確かに人民元そのものはまだまだ国際的には還流している取引額、取引量は僅かですが、中国政府のしたたかな戦略の下で着実にIMFの特別引き出し権(SDR)に組み入れられて「国際的な通貨入り」を果たしたのは事実で、「さらに人民元を米ドルに対抗しうる国際通貨としての地位向上を目指して」戦略的にあれこれ手を討っています。

※2016年は中国発の為替ショックが発生か?(人民元、SDR採用のまとめ)/為替マーケット全般

また、近い将来に取り得る政策として「変動相場制」への移行も待ち構えているでしょう・・・。

中国人の通貨分散の考え方と日本人の円信奉は真逆の思考

「人民元」絡みのニュースを見聞きすると、中国人と日本人のマインドの違いにはいつも「面白いなー」と興味深さを覚えます。

・中国人→「国家と個人の資産のリスクを分けて考える=通貨分散」
「政府+人民元(通貨)=信用ならない」

「何とかして海外投資(海外送金)をして米ドル資産を持たなければ」+「ゴールド(金)を保有しなければ!」

・日本人→「国家と個人の資産のリスクは同じ=リスク非分散」
「政府+日本円(通貨)=政府は正しい、言うとおりにしていれば大丈夫」

「さぁ、メガバンクを中心にゼロ金利でも預貯金しよう!ゆうちょ銀行さんにお世話になろう!日本国債を買おう!」

マインドと行動を見比べるとほとんど真逆ですね。

ただ、そんな日本人の中にもごく一部の人たちにも「日本の赤字国債情勢、人口動態(少子高齢社会)、預金封鎖、ハイパーインフレ、預貯金税・・・」などなどのニュースを見聞きしている人が増えているためか、

「海外への送金(海外に資産を持つことで、「国家のリスクと個人の資産を切り分けて考える」)をしている人」

も幾分多くなってるとは思います。

※資産運用は国家や会社と個人を切り離して考える必要がある(持株会の罠と通貨分散)/資産運用の基礎、Q&A、基礎用語

さて最後に・・・中国国内で事業などを大成功させた日本人、また現地駐在員として人民元を受け取っている日本人も数多くいます。

そんな人達が直面する問題はやはり「中国国内からの海外送金ができない(規制されている)」という点でしょう。人民元下落を防ぎたい中国政府によってコントロールされているので海外送金は年々厳しくなってきています。

ただ「中国国内から海外へ資産を移す方法が無いという訳ではない」のは確かなので、もしどうしても「中国人民元から米ドル資産(ポンドやユーロにも)にシフトさせたい」という場合には、どうぞお気軽にこちら↓からお問合せください。

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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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