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トルコ・リラ注意報発令中!リラ投信、リラ債券投資家は要チェック!

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。

今回は為替「トルコ・リラ」と「トルコがいかに重要なグローバル経済ファクターなのか」について。

リラ関連に投資していなくとも、トルコ情勢にとって世界(EU圏、アメリカ、ロシア、日本)も動かされます。

為替トルコ・リラがエラいこと(大変なこと)になっている

<USD/TRY 5年為替推移>
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「米ドル高/トルコ・リラ安」が進行し続けています。

新興国通貨に投資している個人投資家は日本円からのみならず「米ドルからその新興国通貨がドル高?ドル安?」というのを把握する必要があります。

ドルから考えるにはこちら↓

※超基礎!為替通貨ペアの見方教えます!(コレさえ読めばUSDを中心に為替を考えられる!)/為替マーケット全般, 資産運用の基礎、Q&A、基礎用語

この「リラ安」の3つの大きな原因は、

1.)7月のクーデター未遂からの政情不安定
2.)EU圏との難民移民問題とEU加盟についての不透明感(トルコ政府の強硬姿勢)
3.)トランプ次期大統領就任

でしょう。

7/15のクーデター未遂からがトルコ・リラ悪夢の始まり

日本人個人投資家でも「え?、7月15日にトルコでクーデター未遂があったっけ?」と記憶に僅かしか残っていない人も多いと思いますが、結果今回のクーデターは軍全体や国民&国際社会の多くの支持を受けられなかったことなどから失敗(未遂)に終わっています。

クーデターの理由は、現エルドアン大統領が独裁的な傾向を強め、国内のイスラム化政策を推進している点が発端となっていました。この失敗を受けて、エルドアン大統領が粛清に動き、12万5,000人以上を勾留、拘束しています。

<エルドアン大統領>
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(出典:REUTERS)

そしてこのクーデターはトルコの学者でありイスラム道徳をベースにとする市民運動(「ギュレン運動」)の指導者であるフェトフッラ−・ギュレン氏が首謀したと言われていますが、彼はそれを否定、そしてアメリカに亡命中です。

これを受けて、トルコ・リラは継続して下落し続けている現状があります。大統領からは「利下げ」要求がありましたが、直近予想外にもトルコ中銀は通貨防衛の為に約3年ぶりに「利上げ(8.0%)」せざるを得ない状況になりました。

が、それでもトルコ・リラの下落が止まらず最安値を更新中・・・、インフレが加速しています。

気がつけば、トルコ国債10年物利回りは10%台と、「為替、株式、国債のトリプル安」に見舞われヒドイ状況になっています。

なぜトルコが重要ファクターなのか?トルコとEU圏の関係性

歴史的に見ても、トルコ(オスマン帝国)とEU圏(ヨーロッパ)は相容れない部分が多い中、トルコが今後EU加盟を目指してずっとEU圏との交渉を推し進めてきました。

しかしながら、特にここ数年でIS(ISIL,通称イスラム国)の台頭に関連して、難民問題が発生、トルコを経由してEU圏を目指す難民が後をたちませんでした。

そこで、EU圏とトルコ側で交渉が行われ、3月時点で「トルコ経由でギリシャに渡ってくる難民や移民をトルコ側に送り返す」との合意がなされました。

結果、EU圏への難民の数は大きく減少。EUにとっては万々歳になった訳です。

しかし、トルコ側は(その見返りに)6月末までに「トルコ国民のEU渡航ビザを免除すること」という内容もこの合意の中に含まれていたにも関わらず、12月になる現時点で実現していないのです。

いいとこ取りをしたEU圏でしたが、トルコに追い打ちをかけるように「トルコのEU加盟交渉を凍結するように、EU加盟国各国に求める決議を採択」

結果、トルコ(エルドアン大統領)の不満と怒り爆発!

「良いトコどり過ぎるだろう、EU圏よ!!!」(と言ったか言わぬかは知りませんが・・・)

元々、エルドアン大統領は「EU加盟交渉継続の是非を国民投票で問う構え」というのを何度も示しています。

こんな「EU圏優位のいいトコどり、許してやれるか!」(と言ったか言わぬかは分かりませんが)ということで、

「じゃー、今まで止めていたシリア難民をまた開放して、ギリシャ経由でEU圏に到達できるようにしてやるぞ!」

「むしろ、中国ロシアが主導しているSCO(上海協力機構)にさえ加わるってやろうか!」

と態度を硬化させて強硬姿勢に至っています。

特にポイントになるのは、トルコはNATO(北大西洋条約機構)に加盟しているメンバーにも関わらず、そのNATOに対抗する為の中ロ主導のSCO(上海協力機構)への加盟を示唆してしまったことです。

ここでは、NATO(アメリカ主導とヨーロッパ諸国の軍事同盟)やSCO(事実上の軍事同盟)についての詳細は割愛しますが(Wikipediaなどで調べてください)、ようは「軍事的な同盟も抜けてやるぞ!地政学リスク高めてやるぞ!」と暗に表現しているのです。

これまでギリギリのところで均衡が保たれてきた「世界のパワーバランス」が動き崩れる場合に歴史は大きく動きます。

※「グローバル・シチズン(”Global Citizens” = 地球市民)」という考え方(世界パワーバランスの変化と戦争紛争リスクへの備え)/ふっと想う

トランプ大統領就任はトルコ(エルドアン大統領)にとっては有り難い

そして11月になったまた新たな動きが絡んでいるのが、米国のトランプ次期大統領です。

トランプ次期大統領はトルコやEU、ISや中東事情への外交方針が明確でないと言われています。ただヒラリー・クリントン氏よりはマシというのがエルドアン大統領の見解だそうです。

というのも、さきほどのクーデターの件で、トルコ政府が「米国に亡命中のギュレン氏の身柄を引き渡せ!」と言っているにも関わらず、現オバマ政権は難色、加えて先の米大統領選挙の際クリントン候補陣営に対して、この「ギュレン運動」関連企業が200万ドルほどの献金をしていたと言われています。

つまり、ヒラリー・クリントン氏が次期大統領になっていたならば、ギュレン氏の身柄引き渡しは実質不可能になっていたでしょうが「トランプ氏ならまだ可能性はあるかも?」という思惑もあり、エルドアン大統領はトランプ大統領就任を好意的に見ているようです。

とは言え、トランプ次期大統領の政策は・・・「未知」。

※トランプ大統領リスクを心配せずとも大丈夫!元本確保型ファンドに投資できますから!/ヘッジファンド(オフショアファンド)情報

それでも幸か不幸か、トランプ相場が始まり米国金利上昇によって、米ドル高/トルコ・リラ安が進む結果をもたらし、冒頭確認したようにリラ安が止まらない状況になっています。

まとめ:日本円からリラを考えても・・・

国際情勢は上で確認した通りですが、個人投資家目線で、

「じゃ、今投資しているトルコ・リラの投資信託、リラ建て債券、数年前に投資したリラ建て割引債券(ディスカウント債券)、トルコ株式ファンドはどーしたらいいの?」

ということでしょう。

為替水準を確認すると、

<TRY/JPY 5年為替チャート>
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トルコ・リラは、日本円に対しても「最安値更新中」ということで、利上げをしても「リラが買われる要素が乏しい」のが分かります。

さらに12月に入れば現時点では米国が利上げを実施すると予測されているので、追い打ちをかけるように「リラ安」に拍車が係ると思われます。

結果「トルコの為替、株式、債券安」=「トリプル安」が続くと思うので含み損は拡大するばかりでしょう。

新興国資産のリスクは先進国とは違い、政治リスク(ポリティカル・リスク)、地政学リスクが大きいということが良くわかります。新興国資産に投資する場合、単に「高い金利だから」などの理由で多額資金を投資してはいけません。

なので債券であっても先進国のインデックスを絡めている海外仕組債を選好する方が良い投資でしょう。

既にトルコ・リラ関連の投資資産に資金を投じている個人投資家が取り得る選択肢は限られていますね。

・これ以上の損失拡大を防ぐべく、早めに損切り
・「いつか・・・」と単に感情的に期待して為替の回復を待つ(→ただ上で確認したようにトルコ情勢は非常に悪い)
・安いなら更に資金を投じる(→これは最もギャンブル思考で、資産運用ではありません)

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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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