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月額賃料はなんと◯◯◯◯万円!2017年に米アバクロが香港から完全撤退へ!

公開日: : 香港ライフ

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。

今回は香港ライフ編。

変わりゆく香港小売事情と本土の中国人の爆買い動向

「香港の家賃って高いよねー!」

というのは日本でも結構有名な話しなのですが、確かに世界的に比較しても「異常に高い」でしょう。

その背景には、

・香港という狭い土地による需給(+建物を立てる土地を制限している、実は土地は一見すれば余ってる)
・本土の中国人による投機マネーの流入(住んでいない、貸していない、転売目的など・・・)

が主に挙げられます。

その結果、香港人が

・投機マネーで押し上げられている価格によって、一般サラーリマンでは日本のように気軽に家を買えない(買うにしても日本円で最低でも1億円無いと無理)
・賃貸も高いので大学を卒業して働き始めても実家を出られない(日本のような1人暮らし、シェアハウスもほぼ不可能)
・狭い居住空間で過ごさないと行けない

という風になってしまっています。

加えて、これまで中国本土(特に深セン経由)から、本土の中国人が大挙して香港に押し寄せ「爆買いの嵐」でした。当然、日本の銀座や大阪などの比ではありません。

そして、香港小売事情(消費動向)は幸か不幸か、この「本土中国人の爆買い経済動向」に支えられ、また逆に被害も被ってきました。

典型的だったのが数年前に香港で発生した「粉ミルク枯渇状態」、「オムツ(メリーズ)枯渇枯渇状態」。

お金がある本土中国人が香港の安全な粉ミルクや丈夫な外資系メーカーのオムツを買い占め、結果普段生活している香港人の分が足りなくなった。

ということがありました。

不動産も投資マネーで釣り挙げられるは、小売商品も買い漁られるわで、そりゃ、香港人はますます中国人嫌いになっていきますよね・・・。

がしかし、ここ数年で本土中国共産党(習近平政権)が高級官僚の汚職撲滅や散財を厳しく取り締まるようになった結果、彼ら共産党員がお金を使わないのに、一般中国人もお金を散財できないようになり、香港への買い出しや高級腕時計やブランド品、その他諸々への散財も絞られ香港の小売業界が大きな経済損失になってきています。

加えて中国景気失速懸念や今後導入される中国の新規性によって一部香港の不動産が下落しているというのが今の香港経済事情でしょう。

ただ、冷静に香港の「経済事情」を考えると経済の大きな基盤となりうる「製造業」はないので、結局のところは「不動産業」と、そして何よりも「オフショア金融」で成り立ち潤う経済であるということ。

結果、本土の中国人からのマネー動向(投資マネー、消費マネー)が香港の経済を左右していると言っても過言ではありません。結局は切っても切り離せない経済構造ということです(そういう経済的な側面の恩恵を受けながらも、残念ながら香港人の多くは中国人を嫌っていますが・・・)。

※香港歴史博物館を訪れてHSBC香港の歴史と香港史と占領時代の日本を知る(「金融」も過去の歴史の積み重ね)/香港ライフ

しかしながら、一部本土の中国人は、もはや香港でショッピングをしなくとも(香港のブランドブティックに行かなくとも)、日本や台湾、韓国や他の国へ手軽に「安く行ける時代」になっていることもあり、香港を素通りするようになってきているという事情も香港の小売業界を圧迫しています。

特に日本の製品やサービスは想定的に見ても、彼らお金持ちからすれば、あまりにも「安い」

彼ら一部中国人の個々人ベースでの富は増えて消費が出来る力があるためここ数年の「日本国内の爆買い」「爆訪」が起きています。

一方で、日本の個々人の富は増えてるのでしょうか???

※日本人経営者に共通するキーワードは「いかにして、外貨(日本円以外)を稼ぐか!」〜個人投資家にも繋がる「外貨を稼ぐ考え方」〜 / 日本人海外居住者の資産運用方法

大手ブランド店Coach、ファストファッション勝ち組のForever21の旗艦店も相次ぎ撤退

さて、香港の不動産市況と小売事情を物語る象徴的な出来事として、2015年9月にまとめたこちらの記事↓

※香港の不動産市況と米国利上げに伴う香港ドル資産変調の可能性/香港ライフ

↑この中環(Central)のCoach旗艦店が入居していた場所には、今はAdidasが入居しています。

加えて、2017年に香港島の真ん中当たりにあるCauseway Bay(銅羅湾)(有名なところで言えば、百貨店Sogoがある)駅出てすぐにある、ファストファッションForever21も撤退することが決まりました。

そもそも上で香港の小売事情の変化を確認しましたが、香港の小売売上は16ヶ月連続で下落中で、2015年同時期比較においても2016年前半の9ヶ月間は9.6%下落中。

さらに今回それを証明、追い打ちをかけるかのごとく先週報道された、

中環(Central)駅 D1出口右横にそびえ立つ「Abercrombie & Fitch(アバクロ)」の旗艦店が2017年に撤退を決めたというニュース。

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旗艦店を据えるならば申し分ない立地条件でした。その「月額」の家賃、なんと、

HKD7million(=USD0.9million(約9,000万円))

改めて書きますが年間ではなく「月額」です。

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そもそもAbercrombie & Fitch(アバクロ)そのものは本国である米国においても業績は奮っていません。

そのため2016年には既に米国本国にて50店舗を閉鎖済し、売上そのもので見ても8−10月だけでも前年同期比で14%相当下回っている状況が続きます。

そして、2017年第2Qにて香港から完全撤退を決定。

実はこの賃貸契約(リース契約)は2019年までの契約期間がが残っていたそうで、今回契約期間を残しての撤退決定によるリース契約終了違約金(キャンセル料)は、翌四半期でおよそ16million(約16億円)との試算されています。

それでも、アバクロは新たなマーケットを発掘したのか、来年1月末までに中国本土に5つの新たなアバクロストアをオープン予定とのことです。

あぁ・・・サヨウナラ、香港(中環)アバクロ旗艦店!象徴的な建物(ストア)だったので、アバクロ撤退のニュースは結構衝撃的です。

このブログの読者の方で2017年第2Qまでに香港に渡航する場合には、ぜひ中環(Central)へ立ち寄り、去りゆくアバクロ旗艦店にて記念写真を撮っておきたいですね!



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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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