K2 Partners ビジネスパートナー募集中。証券マン、保険マン、FP、会計士、不動産コンサルタントなど

「戦争サイクルと経済クラッシュサイクル」に備える資産運用方法は?(景気循環サイクルとの関係性)

公開日: : 最終更新日:2016/12/12 マーケット(世界)

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

明日、明後日が2016年以降のマーケット状況に大きな影響を与える日銀金融政策決定会合米国のFOMCが行われます。

2016年で最も注目されているイベントです。個人投資家はこれらの結果を待つしかなく、一方ポジションを持って運用をしているオフショアファンド(ヘッジファンド)マネージャーも戦々恐々としている所でしょう。

さて、それら短期的な重要イベント以上に、今私自身が世界のマーケットや国際政治の動きを見ていて気になっている点、ファンドマネージャーたちと情報交換した中で気になっている点を今回まとめてみます。

その前に・・・、(古典)経済には「一定の経済サイクル」というものが存在するので、それを先に確認してみます。

経済サイクルとバブル発生とバブル崩壊

経済サイクル「=景気循環サイクル」は下の大きく4つに分けられます。

・キチン循環(約40ヶ月の比較的短い周期の循環。短期波動)

40ヶ月という期間は、主に「企業の在庫変動」によって影響します。

ただ実は21世紀に入ってから、この在庫循環が次第に不明瞭になっていることは明らかになっていてこの前提が崩れつつあります。この背景になっているのはグローバル化IT革命(サプライチェーン・マネジメントの進展→在庫調整の短期化)が要因と考えられています。

・ジュグラー循環(約10年の周期の循環。中期波動)

シュンペーターの景気循環論から「ジュグラー循環」と呼ばれ「企業の設備投資」によって影響されています。

というのも、企業の設備投資はおよそ10年程度で償却されるのでその周期からこの循環サイクルが生じます。

・クズネッツ循環(約20年の周期の循環)

「クズネッツの波」と呼ばれます。

この約20年という周期は、住宅や商工業施設の建て替えまでの期間に影響されています。なので「建設需要に起因するサイクル」と考えられています。また子が親になるまでの期間に近いので「人口動態から影響」を受けているとする説もあります。

ちなみにクズネッツはシュンペーターの景気循環論に対して批判的な見方をしています。

・コンドラチェフ循環(約50年の周期の循環。長期波動)

「コンドラチェフの波」と呼ばれます。

この周期としては、シュンペーターは大きく「技術革新」を挙げています。過去を振り返ると、

第1波の1780〜1840年代:紡績機、蒸気機関などの発明による産業革命、
第2波の1840〜1890年代:鉄道建設
第3波は1890年代以降:電気、化学、自動車の発達

です。

さらに、この循環の要因としては「戦争」も挙げられています

日々目先のマーケットを負う短期トレード(投機家)には上記はあまり関係ありませんが、中長期で資産運用をしている個人投資家にとっては、前提として非常に大事な考え方です。

つまり、

「このような景気循環サイクルをもとにマーケットは、バブルの発生とクラッシュ(崩壊)の繰り返し」

であるということ。

なので海外積立投資でもマーケットの上下を中長期で均す上でも、5年よりも10年で、10年よりも25年で、という中長期の方がドルコスト平均法を活用できるという考え方が合理的かつ正しいのです。

例えば、特に5年や10年などという短いサイクルでの資産運用では、仮にマーケットクラッシュに差し掛かる時期に運用を始めてしまえば、満期まで下落しか経験しないことになります(5年以上の下落は当然ありえるものの、10年以降に再度上昇する可能性がある)

だからこそ「中長期での資産運用」が必要なのです。

※総悲観時でも『中長期の資産運用は「子育て」と同じ』という考え方〜グローバルに蔓延するインフルエンザ〜

ちなみに、コンドラチェフの波で指摘した「戦争」というのは「アノマリー(理論では説明できない一定のサイクル)」とも表現されます。

※未年のアノマリーは「戦争」。だからこそ個人投資家は積立投資でドルコスト平均法の活用を!

にわかに騒がしくなっている国際政治情勢とその裏にある利権と経済への影響

冒頭に話を戻すと私が特に「気になっている点」というのは「国際政治経済のアンバランス化と戦争リスク、経済クラッシュリスクの高まり」です。

ウィキペディアで「戦争一覧」と調べてみてください。

これまで歴史を振り返っても各国において人類は常に「戦争」し続けています。

戦争の結果「世界秩序を作る国」と「それに従う国」、「儲かる国」と「貧しくなる国」、「儲かる企業」と「廃れる企業」が分けられるのが歴史の流れです。結局大枠で考えるとそれぞれのイデオロギーや支配構造によって国際的に対立基軸があるのです。

<覇権国 秩序の変化>
19世紀:イギリスによる植民地主義
20世紀:米国によるグローバルリズム(米ドルによる世界秩序)
21世紀:米国 or 中国による覇権と秩序争い

<覇権国と挑戦国>
米国 vs. ソ連(資本主義 vs. 共産主義)
米国 vs. EU(大国 vs. 小国連合)
米国 vs. 地域勢力(グローバルリズム vs.地域主義)

日本のTVやニュース事情は分かりませんが、BBCやCNN、BloombergやREUTERS、The Telegraph、The SUN、Al Jazeeraなど、海外主要メディアはここのところ特に「紛争状況」や「ミサイル発射の軍事演習」をしきりに映像としても報じているように感じます。

日本は、まだ今は平和です。

一方、世界中の国内情勢(政治情勢)に目をやれば、

・欧州圏(EU圏)では、シリアからの難民・移民問題による治安悪化懸念(人道的な見地はあるものの、難民受け入れによるEU圏でのテロ可能性の高まり)とドイツメルケル首相の支持率低下
・Brexit後の英国の政治経済スタンスの不明
・米国(NYやNJ)での直近の爆発事件
・11月に控える米大統領選挙候補者のスタンスやどちらの候補者が大統領になるのか
・慌ただしく動いているロシアプーチン大統領
・中国の南シナ海情勢
・北朝鮮のミサイル発射や核実験事情
・アフリカ各地で発生している治安悪化
・ブラジルや南米国内での大規模デモ

など、

経済事情では、

・米国債リスクの高まり(利上げによる国債単価下落懸念)
・肥大化する中国の債務(シャード−バンキングのデフォルト懸念の高まり)
・EU圏や欧州、日本国内でのマイナス金利導入の効果なし
・先進国各国中央銀行による「金融緩和」による通貨安政策
・ドイツ銀行の株安、巨額デリバティブ取引、米国から和解金支払い要求問題
・日銀が保有するETF(日本株式)市場における株価のミスプライシング
・新興国で止まらぬインフレ(スタグネーション)

など、

上で挙げたのはほんの例にしか過ぎませんがこれらの「問題」が同時多発的に発生しては消え、それが何度も何度も繰り返してマーケットが反応している状況です。

これまで近代の「紛争や戦争」は、特に経済的な利害関係(主には宗教、石油(資源)、基軸通貨、ゴールド、領土)に左右されていて、世界のパワーバランスを奪おう保とうということでしたが・・・、現在もはやそのパワーバランスが「崩れそう」というのが専らの私たちの話題です。

※「グローバル・シチズン(”Global Citizens” = 地球市民)」という考え方(世界パワーバランスの変化と戦争紛争リスクへの備え)

サイクル的には政治経済のクラッシュ間近、だからこそ「分散投資」

政治的に、米オバマ大統領はこのまま「平和な大統領」という勲章を持って任期を終え、次の大統領へ座を譲ると思うので、もし政治的に大きな問題が発生するとすれば、それは2017年1月以降かと思っています。その次期大統領を決める11月ですが、どちらの候補が大統領になる予定なのでその大統領の利害関係者とポリシー次第でしょう。

そして、経済サイクルと国際情勢としても(米国経済は「戦争」を起こして国が儲かる仕組みを作っている歴史なので)そろそろ、どこかの国や地域に対して何かしら言いがかりをつけて「紛争、戦争=有事」的なことを始める可能性が高まっていると個人的には感じています。

国際政治動向は政治家次第なので何ともできません。また、戦争紛争リスクを避けることも個人ではどうにもなりません。備えようがなく、突然発生するリスクです。唯一できるのは常に国際情勢に気を配りグローバルなニュースを捉えておくだけです。

一方の、経済動向(経済クラッシュ)に関しては、個人投資家でも対策が取れるので、事前に備えておくことができます。

※戦争(有事)、ハイパーインフレ、資産課税、デノミネーションからの「資産防衛方法」とは?(「タンス預金?米ドル?金?」)

そもそも、マーケットの「下落リスク」を避けたいという場合には「売り」ができる資産(インバース型ETFへの投資や売り運用をしているオフショアファンド(ヘッジファンド)オルタナティブ)を保有しておく。

もしくは、投資している金融商品を「現金化しておく」もしくは「MRF」や「MMF」などのほど元本確保型にしておく。ただ、単に「現金化」しておいても円安が進めば単に資産の目減りになるだけなので、外貨として分散保有しておく、

です。

そして、例えば、

・日本国債デフォルト(金利急上昇)、超円安(ハイパーインフレ)、預金封鎖、デノミ(新円切り替え)への備えは、
→海外銀行口座に、外貨で資金を保有しておく

・日本を含める多くの先進国を巻き込む有事(戦争、紛争)への備えは、
→スイスプライベートバンク口座で資産を保全、スイスフラン+米ドル+ゴールド(金)への分散投資

・ドイツ銀行破綻による金融危機への備えは、
→株式資産の現金化、通貨EUR資産の売り、金融機関の株式や債券を手放す(現金化)

・その他、世界株式や為替、債券などの大幅な下落局面での個人投資家の心理的な備えは、
→まず焦らない(下落するだけすれば必ず上昇するのがマーケット)、ドルコスト平均法で投資するタイミングをずらして投資し続ける、下落しているからという理由で無理に売却しない

など、それぞれの個人投資家が自分の判断でも備えることができます。

〜ポイント〜

結局、誰も未来を完全に読み切ることはできないので、一定の「備えをしておく」に尽きます。

考え方は非常にシンプルで、

仮に、
・大規模な戦争(紛争)が発生したら〜、
・日本国債がクラッシュしたら〜、
・ドイツ銀行がデフォルトしたら〜、
・中国のシャドーバンキングがデフォルト多発したら〜、
・米国債がクラッシュしたら〜、
などを常に想定しておいて、

常に政治経済動向をとらえ判断し資産配分や現金比率を変更したり保有資産&投資資産を分散して備えることに尽きます。

自分自身の資産運用である以上、

「1度投資したら、放りっぱなしで終わり」

ということはあり得ません。



スイスプライベートバンク入門書(マニュアル)を無料進呈します

日本のプライベートバンクではありません。
本場スイスの本物のプライベートバンクを開設するノウハウをまとめました。

日本という地政学的リスク、破綻リスクから大事な金融資産を逃避したい、5000万円以上を世界トップの資産運用で増やしたい、という方はご一読ください。

関連記事

トランプ大統領演説を終え今後の米国やグローバルマーケットや為替動向や日本の事情をどう考えるか?

こんにちは、投資アドバイザーの真原です。 今回は世界(米国)マーケットに関して。 日本で

記事を読む

S&P500指数が最高値更新を再びトライへ!(積立投資の優位性)

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 米国株式市場でS&

記事を読む

インド株資産を海外積立投資で積立投資する理由

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回は、インド株式(SENSEX Index)状況に

記事を読む

日本人個人投資家も売りに売っているブラジル・レアル投信

こんにちは、眞原です。 今回は新興国通貨(ブラジル・レアル)について。 4月に大幅利下げ

記事を読む

Brexit決定まとめ&2016年のブラック・スワン(まさかのリスク)を再確認〜個人投資家の今後の投資先〜

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 本日6/24は「Brex

記事を読む

”Make Great America Again!” 第45代アメリカ合衆国大統領に共和党ドナルド・トランプ氏が就任予定決定!(米国大統領選挙結果と今後のマーケット)

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 アメリカで2016年11/8が歴史的な大統領選挙日になっ

記事を読む

「資産運用」は大枠で見て考え実行していくことが大事

こんにちは、眞原です。 今回はザックリとした資産運用の基礎のお話。 資産運用をしている個

記事を読む

中国株(上海市場・深セン市場)はバブル??高値を追う2つの要因

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。 今回はマーケット(世界)

記事を読む

テスラ(Tesla)の時価総額が遂にGMを抜き北米最大手自動車会社へ

こんにちは、投資アドバイザーの眞原です。 今回はNasdaq市場(米国株式市場)に上場している

記事を読む

マーケット大幅調整ドスンと中長期投資とキャッシュポジション

こんにちは、眞原です。 先週末の北朝鮮の核実験(過去最大級)が尾を引いている週明けのマーケット

記事を読む

  • リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら

    オフショア投資無料メルマガ

    『最新投資情報』と 『オフショア 投資情報』を具体的なファンド名を 用いて公開中。




    メールアドレスを入力後『登録』を押してください。

  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

  • k2-holdings.jpg
    k2-investment.jpg
    k2-assurance.jpg
    k2-partners.jpg
    goldmember_banner.jpg
    生命保険相談バナー
PAGE TOP ↑