「豪ドル デュアル・カレンシー債券への投資」について(豪ドル為替推移を確認しよう)
公開日:
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最終更新日:2021/02/09
マーケット全般(株式、債券、為替)
こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。
今回は「豪ドル デュアル・カレンシー債券への投資についてのQ&A」です。
<Q.>(2016年9月)
大和証券から豪ドルのデュアル・カレンシー債券を勧められています。
証券マンは豪ドルはリーマンショック以来、1豪ドル=60円台になったことはないので投資しても大丈夫と言いますが、このデュアル・カレンシー債券へのはいかがでしょうか?
<A.>
お世話になります、K2 Investment投資アドバイザーの眞原です。
ご質問にお答え致します。
まずは商品性をまとめた私のブログ記事がありますので、併せてこちらからご確認ください。
そもそも08年のリーマン・ショック時(金融危機時)を基準に為替推移を考えるというのはオカシナ話であまり意味はありませんが、過去を振り返ると直近の豪ドル安(円高)水準が08年〜09年なので、恐らく大和証券マンはそのように表現して営業しているものと察します。
<AUD/JPY 2007〜2016年為替推移>
もし◯◯さんが、今後1年間において「豪ドル高円安になっていく」という相場観を持たれているのであれば、投資されても良い債券だと思います。
ただ、今後も円安になっていくとのお考えであれば、わざわざこのような金利の低いデュアルカレンシー債券へ投資せずとも、為替(AUD)そのものに投資をすれば為替差益は得られ、またAUD建てのオフショアファンドや海外仕組債に投資すれば運用益+為替差益を得られて投資効率も良く通貨分散にも繋がります。
投資アドバイザー
眞原 郁哉
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