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ゴールド価格の不穏な上昇の意味〜金資産保有はBrexit後のマーケットショックへの備え〜

公開日: : 最終更新日:2021/02/10 マーケット全般(株式、債券、為替)

こんにちは、K2 Investment  投資アドバイザーの眞原です。

今回はマーケット(世界)情報。

Brexit決定の英国民投票を終えてから約2週間が経過しようとしていますが、マーケットではまだまだ「不安定さ」と「織り込めなさ(予想し辛さ)」「不安感」がマーケット自体を飲み込んでいる状況が続いています。

〜Brexit関連の話題についてはこちら〜

※Brexit後に想定される英国10のシナリオ(プロセス)/マーケット(世界)
※Brexit後の主要株式指数騰落率と仕組債の運用(海外仕組債への投資戦略)/仕組債(デュアルカレンシー債・ETF債など)
※Brexitも無関係!6月リターンがプラス18.54%のマネージド・フューチャーズ戦略のオフショアファンド(ヘッジファンド)の実力!/ヘッジファンド(オフショアファンド)情報

ゴールド価格の不穏な上昇の意味〜金資産保有はBrexit後のマーケットショックへの備え〜3

(出典:Bloomberg)

例えば今週だけでも、

例えば、USD/JPYで1ドル=99円台を付けたり、スペイン国債利回りが過去最低を付けたり、日本国債長期債もマイナス金利に沈んだり、米国債利回りも過去最低(10年債券、30年債)・・・と、徐々に「マーケットの異変」が拡大、継続している状況です。

 

そうした中で、イタリア政府がイタリアの銀行(モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行)への資本注入の承認を求めEU当局と交渉しているとの情報が流れ、イタリア債の下落と「欧州銀行への懸念」が高まっています。

 

加えて、英国の運用会社Standard Life Investments、M&G Investments、AVIVA Investorsが、多くの個人投資家によるBrexitパニック売りの解約(狼狽売りというものですね)が相次ぎ流動性の枯渇懸念から、英国の商業用不動産ファンドの解約の一時停止(サスペンド措置)を決定している、

と慌ただしくなってきています。

そんなマーケットの「不安感」と「米国の利上げ先送り観測」そして「07-08年の金融危機(リーマン・ショック)再来」を想定してか、安全資産である「金価格(ゴールド価格)」へ資金が流入し価格がジワリジワリと上昇しています。

ゴールド価格(金価格)が上昇している意味は、マーケット参加者の「不安感」の現れの1つです。

ゴールド価格(金価格)の短期、中長期の値動き

こちらが金価格の推移(1年と5年)です。

<Gold(Comex)1年チャート>

ゴールド価格の不穏な上昇の意味〜金資産保有はBrexit後のマーケットショックへの備え〜

(出典:Bloomberg)

1年の短期だけで見ると金価格(ゴールド価格)は高値圏へ上昇中です。

特に6月23日のBrexit後に急激に上昇しているのがチャート上からもよく分かります。

それでは、中長期ではどうでしょうか?

<Gold(Comex)5年チャート>

ゴールド価格の不穏な上昇の意味〜金資産保有はBrexit後のマーケットショックへの備え〜1

(出典:同上)

直近高値の2014年3月付近(1,379.00)まで上昇しています。

例えば海外積立投資でこの期間に「ゴールド資産(金ファンド)」を積立投資をしてきている個人投資家はドルコスト平均法のメリットを最大限活用できてプラスに転じてきていると判断できます。

※中長期投資家は積立投資の「ドル・コスト平均法」を活用しよう!/資産運用の基礎

ゴールド価格(金価格)は、過去のロングチャート上、2011年9月に1,800ドル後半まで上昇し最高値を付けてから下落傾向にありました。特に「米国の利上げ=米国債やUSDに金利がつく状況」になると、金利が付かないゴールド価格(金価格)は投資魅力が薄れ売られる対象になっています。

しかしながら、今回のBrexit後において「米国の2016年内の追加利上げ観測の急激な後退」と上で確認したような「マーケットへの危機感(緊張や不安感)」や「金融危機への不安感」が増していく状況において、投資家心理として、まずはリスクの高い株式や債券などを売却して安全資産としての「ゴールド(金)」を保有しておこうという合理的な判断に動きやすくなっています。

07-08年の金融危機(リーマン・ショック)から学ぶこと

07-08年の金融危機(リーマン・ショック)や11年のギリシャ債務危機(欧州債務危機)を振り返ると、まずは「小さな経済ショック(今回はBrexitか?)」が発生し、その後マーケットの不安心理が増大し、不安不安を呼んで波及し、更なる「大きなショック」に繋がります。そして、各国首脳や中銀総裁がその収束に努めるという歴史がありました。

ここで過去の金融危機などから個人投資家が学んでおくべき点としては「狼狽売り(パニック売り)をしないこと」と「パニックになる前に現金化もしくはゴールド(金)など安全資産へ投資しておく」ということです。

今回のBrexitから悪い経済ショックに繋がらなければ、勿論それはそれで良いのですが(単なる杞憂)、もし個人投資家で不安感を抱えている場合には、投資している投資信託や積立投資先のファンドの一部を現金化しておく、もしくはこのような「ゴールド(金)資産」に振り分けておく、というのが個人投資家がすべき「分散投資」と「リスク低減」への考え方です(特に経済ショック時においては「大なり小なり運用資産の全てが必ず」上下にブレます)。

また、マーケットパニック時の考え方については、併せてこちら↓を読んでみてください。

※8/24のチャイナ・ブラック・マンデーのリスクから考える『投機家(短期)思考と投資家(中長期)思考』の違い/資産運用の基礎

※Brexit決定まとめ&2016年のブラック・スワン(まさかのリスク)を再確認〜個人投資家の今後の投資先〜/マーケット(世界)

(カバー写真:Bloomberg)





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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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