株式会社三井住友フィナンシャルグループ 第9回無担保社債（実質破綻時免除特約及び劣後特約付）

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は大和証券から5/30-6/10で新規募集販売されている「株式会社三井住友フィナンシャルグループ 第9回無担保社債（実質破綻時免除特約及び劣後特約付）」の情報です。

大まかな条件がこちら

発行体（債券名）：株式会社三井住友フィナンシャルグループ 第9回無担保社債（実質破綻時免除特約及び劣後特約付）
利率　　　　　　：0.469%/年間
利払日　　　　　 ：年2回　毎年6/15と12/15
単位　　　　　　：100万円単位（単位）
通貨　　　　　　：日本円（JPY）
格付　　　　　　：A+（R&I）、A+（JCR）
期間　　　　　　：10年
償還日  　　　 　：2026年6月15日

特約付ですが、内容としては細かいのでここでは割愛します。

おおまかに言うと、三井住友銀行が仮に破綻した時にこの社債の元金と金利どうなるか？という特約です。

債券なので、10年後の満期まで保有（投資）し続けることで金利を取りながら10年後に元金も償還する（破綻しない限り）という投資ですね。

ざっくり考えると・・・

100万円投資して、4,000円/年間
1000万円投資して、4.6万円/年間
1億円投資して、46.9万円/年間

ここから更に税金を引かれるので、実際の利回りで0.469%/年間はありません。

ちなみに三井住友銀行の大口定期預金金利も確認してみましょう（債券＝投資と預金を比較するのはナンセンスなのですが・・・どれほどこの日本の超金利が異常なのかというのをもっと分かりやすく感じられると思います）。

大口定期（1,000万円以上）でも0.010％です。つまり、1,000万円預け入れしても僅か1,000円です。

銀行ATM手数料が1回おおよそ100~200円程度なので、預金者が1年のうちATM手数料を5〜10回払うと年間の収支はトントンということですね。

確かに「銀行に預け入れをしていれば（1,000万円まではペイオフ上守られ）名目上は減ることはない」でしょう。

しかしながら、円安が進みコスト・プッシュ・インフレ気味になれば、実質的に預けている「円建ての預金」は目減りしていることになるのは言うまでもありません。そしてなによりも、もし何らかの弾みで財政インフレになってしまったならば（そうならないで欲しいですが）・・・。

超低金利時代において、このような円建て債券の金利を取る運用では増えないのはもちろんのこと、ましてや預金金利は雀の涙です。

冷静に2度と戻らない時間を有効に活用する上で、どんな人でも「資産運用をしていく時代」にならざるをえないというのは間違いありません。

※2億円〜100万円未満まで投資金額ごとの投資アドバイザー眞原の中長期資産運用方法/資産運用の基礎

国内投資やオフショア投資や海外仕組債を含めて幅広い選択肢の中から取捨選択して、自分のリスクリターンに見合う投資先で運用する必要がありますね。

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