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ジャパン・ソブリン・オープン(R&I2016ファンド大賞・国内債券・優秀ファンド)

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は、R&I2016ファンド大賞国内債券部門優秀ファンドを受賞した「ジャパン・ソブリン・オープン」についての情報です。

ファンドの名前の通り「日本国債ファンド」です。

先に、このファンドに投資をする必要のない個人投資家について述べると、

1.)銀行やゆうちょに総資産の大半が現金で持っている人
2.)国内の生命保険に沢山加入している人
3.)証券会社のMRF(マネー・リザーブ・ファンド)に資金を待機させている人
4.)既に個人向け国債に多額資金を投資している人

です。

なぜなら1.)〜3.)の個人(投資家)は、それぞれの金融機関(預貯金や保険)を通じで間接的に「日本国債」へ投資していることになるからです。

さらに、敢えてわざわざ同じ日本国債が投資対象であるこの投資信託(ミューチャル・ファンド)に投資をして、同じような「日本国債リスク」を背負う必要がないからです(資産運用は「分散」が大原則)。

※格付け会社S&Pが日本国債をA+へ格下げした意味は「今後の増税+社会保障(年金)カット」〜老後への備えをいち早く〜/財政問題

 

※「日本国の借金」が過去最高の1,057兆円、国民一人あたり約833万円の借金とのこと!益々の増税路線の中で個人資産を守る、築くには?/財政問題

それでは、このファンドについて確認してみます。

<ジャパン・ソブリン・オープン>

ジャパン・ソブリン・オープン(R&I2016ファンド大賞・国内債券・優秀ファンド)2

【基準価額】9,990円
【純資産総額】484億円
【分配金累計額】1,560円
【分配金/月々】12円

2004年から運用開始で12年程度の運用期間ですが分配金込で年間平均リターンは約1.1%、過去月々12円の分配金のうち約58%程度は過去のファンドリターンからの取り崩しで分配金が払いだされている構造です。つまり、運用が上手くいっていないにも分配金を出すダメパターンです。

このファンドの特徴は単純に1つ、

・年限が異なる日本国債への投資

です。

具体的なポートフォリオの内容としては、

ジャパン・ソブリン・オープン(R&I2016ファンド大賞・国内債券・優秀ファンド)3

そもそも債券市場は、個人投資家にとってあまり馴染みの薄い市場なので、なんとなくしか分からないという個人投資家が多いと思いますが、上でも確認したように、この投資信託(ミューチャル・ファンド)を含め、多数の機関投資家(主にはメガバンクなどの銀行、そして今は日銀がメイン)が国債の売買を行っています。

そして個人投資家にとって重要な点としては(細かい算出方法は省きますが)、債券の金利と債券価格はシーソーの関係にあるということです。

なので、

・金利が上がる↑ー 債券価格は↓
・金利が下がる↓ー 債券価格は↑

という動き方をします。

目下、日銀の量的質的異次元緩和のお陰で?債券市場は無茶苦茶になっていて、日本国債10年利回りもマイナスになっている状況です。

※日銀、「マイナス金利」導入へ〜黒田日銀総裁は日本経済の救世主か破壊者か?〜 / 制度・規制・法律・金融政策

ジャパン・ソブリン・オープン(R&I2016ファンド大賞・国内債券・優秀ファンド)4

金利が下げれば債券単価上昇になるので、もっともこのファンドの基準価額にとってはポジティブに働いています。

それでも冷静に考えるべきなのは、この投資信託(ミューチャル・ファンド)や日本国債で運用している個人投資家は、安易に「通常ではない摩訶不思議な債券市場の状況がいつまでも続く」ということを前提としない方がリスクヘッジに繋がるということです。

冷静に考えて、今の状況というのは「異常事態」です。

さて、マーケットを振り返るとこれまで何度も「日本国債売り」を仕掛けてきた外資勢(海外投資家)が何度も撤退という目にあってきています。

しかしながら現状や今後の日本国債の状況において、改めてその「売り主戦場」となる可能性の情報(ポジショントークも含め)をゴールドマン・サックス出していたので、こちらで併せて紹介しておきます(JPモルガンとクレディ・アグリコルはそのリスク低いとの見方)。

ジャパン・ソブリン・オープン(R&I2016ファンド大賞・国内債券・優秀ファンド)7

(出典:Bloomberg)

個人投資家は、敢えて進んで「日本国債」関連の投資信託(ミューチャル・ファンド)に投資するタイミングではないでしょう。

〜併せて読みたい〜

※ジャパン・ソブリン・オープン(資産成長型)愛称:ジャパソブN/三井住友銀行

 



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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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