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日本人個人投資家に足りない投資資産と野村證券マンの限界

公開日: : 野村證券物語

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

月末かつ重要指標や金融政策会合が一段落してマーケットが推移している中、Bloombergでは「世界株式の下落の兆候」が見られるというようなニュースが流れていましたね。

日本人個人投資家に足りない投資資産と野村證券マンの限界(出典:Bloomberg)

直近のMSCI World Index(世界株インデックス)が反発局面から2015年末の下落した時の推移と同じような動きになるのではないか?ということが示唆されているようです。

マーケットは必ず上げ下げしながら上昇していくものなので、決して目先(短期売買)ではなく、中長期で考え伸びゆく資産を積立投資していきたいものです。

※総悲観時でも『中長期の資産運用は「子育て」と同じ』という考え方〜グローバルに蔓延するインフルエンザ〜/資産運用の基礎

さて、話は変わって・・・

香港に戻ってきて数々のオフショアファンド(ヘッジファンド)のファンドマネージャーたちとミーティングを重ねていますが、彼らとは必ずと言ってよいほど日本人個人投資家のアセットクラス(資産構成)が話題に上がります。

日本人個人投資家に足りない投資資産と野村證券マンの限界3(出典:BUSINESS INSIDER)

外国人の海外(オフショアファンド)の金融マンが日本人個人投資家の資産運用について素朴に疑問に感じているのは、

・「日本人投資家は、日本株や日本円資産、日本の投資信託(ミューチュアル・ファンド)ばかり投資しているというが、本当なのか?」
・「海外に投資することは違法でもなんでもないし米ドル運用がスタンダードなのに、なぜ海外投資しないのか?」

ということです。

結局、彼らとの共通認識としては日本人個人投資家に足りない資産クラスは、マーケットが下落している時でもリターンを上げられる運用をしている「オフショアファンド(ヘッジファンド)や代替資産(オルタナティブ)」ということです。

なぜなら彼ら外国人の個人投資家は当然のように投資資産の中に組み入れている資産クラスだからです。

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もちろん、日本でも日本版にアレンジされた(結果コスト高になって良いパフォーマンスを上げられない)ヘッジファンド型の投資信託(ミューチュアル・ファンド)は販売されています。しかし、この時点で海外のオリジナルのオフショアファンド(ヘッジファンド)と全く別物になっています。

分かりやすく有名なヘッジファンドで言えばマン・インベストメンツWintonでしょう。

※ヘッジファンドの英マン(Man Investments)の運用成績と投資の仕方 / ヘッジファンド(オフショアファンド)情報

マンやウィントンはかつて野村證券や三菱UFJ証券で日本版にアレンジされた投資信託として販売されていました。しかしながら海外(オフショア)のオリジナルファンドと運用成果は全く違います。

また、もちろん各社自社グループで組成した下記のようなヘッジファンド型の投資信託もあります。

<野村グローバル・ロング・ショート>

日本人個人投資家に足りない投資資産と野村證券マンの限界1【基準価額】10,914円(3/24時点)
【純資産総額】8.6億円
【分配金累計額】40円

野村グローバル・ロング・ショート

2011年からの運用ですが、これまでの期間マーケットの上げ下げがあった中にも関わらず、ずっと右肩上がりに微増しているのが良くわかります。つまりリスクを抑えながら運用が出来ている実績ですね。それにもかかわらず純資産総額はたった8億円です。コスト採算割れでいつ償還してもおかしくない状況で運用されています。

私はここに「野村證券マンの限界」を感じます。

純資産総額が少ないということは投資家が少ないことを意味するので、つまりは野村證券マンが積極的に販売していないファンドはヘッジファンドということになります。これほど個人投資家のリスクヘッジに繋がっているにも関わらず・・・。

野村證券マンが積極的にヘッジファンド型の投資信託を販売しない理由として考えられるのは、

1.)そもそもヘッジファンド自体を理解できない(当然、私が野村にいた時に今のようにヘッジファンドの詳細を知る機会は無かった)
2.)短期で儲かる商品でないから売りにくい

でしょう。

もちろん彼らも優秀な金融マンなのでヘッジファンドという言葉は知っていますが、私たちK2で入手しているようなオフショアファンド(ヘッジファンド)の生の情報を知るはずがありません。

まして、ほとんどの野村證券マンの個人投資家の営業担当は英語が堪能ではありませんし(私が知る限りでは同期でも野村アセットマネジメントや野村證券本社のM&Aなどを担当している人たちは英語堪能で海外情報に精通していますが、支店の営業マンベースではその数は限られます)。

もちろんヘッジファンドが良いからといって、わざわざこの野村のミューチュアル・ファンドに投資した方が良いという訳ではありません・・・。

というのも、本来誰でも投資できる海外のオフショアファンド(ヘッジファンド)に直接投資が可能でパフォーマンスはケタ違いだからです。

※2016年のリターンは既に24%超、13年間の運用成果はプラス157%のマネージド・フューチャーズ戦略のオフショアファンド / ヘッジファンド(オフショアファンド)情報

冒頭のMSCI World Index(世界株)の話もそうですが、マーケットでは必ず上げ下げがあるので個人投資家はヘッジファンドオルタナティブでリスク軽減を測るべきなのはグローバルスタンダードです。

(カバー写真:BUSINESS INSIDER)



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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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