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ウォーター・ボンド アジア開発銀行 2019年8月15日満期 トルコ・リラ建債券

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーの眞原です。

今回は新発の外債情報です。現在(8/13-24)、大和証券から新規募集販売されている『ウォーター・ボンド アジア開発銀行 2019年8月15日満期 トルコ・リラ建債券』です。

ウォーター・ボンドのコンセプトには大いに共感できるものの・・・

Screen Shot 2015-08-12 at 13.30.03詳細を確認しましょう。

発行体(債券名):アジア開発銀行 
利率      :9.10%/年間
通貨      :トルコ・リラ(TRY)
単位      :TRY20,000以上、TRY10,000単位 :TRY=約45円(8/12時点)
期間      :約4年間
利払日   :年2回(毎年2月、8月各15日)
格付      :Aaa(Moody’s),AAA(S&P)
償還日   :2019/8/15

なんてこともない「トルコ・リラ建債券」です。

発行体がアジア開発銀行(国際機関)なので最高格付です。破綻する(デフォルト)リスクはほぼほぼゼロと考えても問題ない水準でしょう。後述しますが、この債券にはそんなデフォルトリスクよりももっと大きなリスク(ボラティリティ=上下のブレ幅)に気を付けなくてはいけません。

さて、この債券ですが証券会社の中でも大和証券が率先して販売している「社会貢献型(インパクト・インベストメント)」の債券です。毎年何度か何かしらのこのような債券を販売しています。例えば昨年にはこちら↓。

※インクルーシブ・ビジネス・ボンド 国際金融公社(レアル建:円貨売買型)/外債, 大和証券, 社会貢献型

つまりは、投資を通じて社会貢献しようというコンセプトです。簡単にまとめるとこの債券に投資された金額がADBの世界中の水資源プロジェクトに資金供給されるという仕組みです。これによってアジアの水問題を解決、改善しようということに繋がります。本来のあるべき「金融(金を融ずうする)」とはこのことですね。

Screen Shot 2015-08-12 at 14.18.03


個人投資家の視点から冷静に考えると

仮に私が大和証券の証券マンからこの債券の営業を受けているとして考えると「コンセプトには共感も理解も出来るし社会貢献に繋がるなら・・・」と一瞬思いますが、合理的な資産運用の観点からは投資しません。

なぜか?

「トルコ・リラ建て」だからです。

これが仮にUSD建てであれば恐らく投資しているでしょう。とは言えUSD建てなら金利が9%も付くはずが無いのですが・・・。もちろんオフショアファンドであればUSD建てでも1年で6%固定金利というのは当然なのですが、このような単なる外債であれば新興国のハイリスク・ハイリターンな為替リスクを取らないと得られないリターンですね。

さて、なぜ「トルコ・リラ」だから投資しないのか?という理由ですが、トルコの地理が関係しています。

Screen Shot 2015-08-12 at 13.27.36(出典:Google Earth)

真ん中の赤い点がトルコですね。トルコを訪れたことがある人であれば分かると思いますが、位置的に中東、アジア、欧州の真ん中に位置している国際政治として非常に重要なポジションにあるとうことです。

「今後はトルコが経済発展していくからリラ関連の債券や投資信託は買いです!」と4〜5年前から証券マンに勧められて投資したという人も多いのではないでしょうか。

トルコ・リラの為替推移では1リラ=45円台となっていますが、直近高値は2013年半ばに一時55円台でした。しかしながら今の水準は2014年2月ないし2012年12月の水準です。2012年は欧州債務危機が再燃していた時期ですが、その当時「なぜリラがここまで売られるのか?」というのが正直な感想だったのではないでしょうか?(当時は完全にリスクオフの流れ)逆にむしろ今は「ここまで売られているから、買いです!」というようなセールストークが聞こえて来そうですが・・・、本当にそうでしょうか?

<TRY/JPY 5年為替チャート>

Screen Shot 2015-08-12 at 13.25.35確かにトルコの経済は比較的堅調です。ただ、直近進んでトルコ・リラが買われない大きな理由があります。

まず地理を確認しましょう。欧州に近いから「ギリシャ問題?」、「他の欧州問題?」と考えられます。確かにそれも1つの理由としては挙げられますが、ギリシャ債務問題については一応先送りでなんとか凌いでいるのでこれが主な要因ではありません。また、ここのところの軟調な推移は「米国利上げ観測」からの影響も上げられています。ただ、それ以上に中長期で影響を与えているのが「IS(イスラム国)」の影響ではないでしょうか。

アジア、中東、欧州の間に位置する「トルコ」の地理的、政治的、宗教的、そして歴史的に問題を抱える国というのがよく分かります。米国主導の反イスラム国同盟に乗らないトルコですが、米国などとはISに対する根本的な見解が違うというのは政治的、宗教的、歴史的な違いがありそうです。つまり当面この地域での紛争などは解決の糸口が見え辛く、中長期的なトルコ経済や為替推移の大きな足かせになっているということです。

確かにこの債券のコンセプトには共感できるのですが、投資家視点で考えた場合ハイリスク・ハイリターンな新興国通貨(トルコ・リラ)に敢て資金を投じる必要があるのかどうかということですね。米ドルに金利が付く(米ドル資産有利)になっていくにも関わらず、果敢にハイリスク・ハイリターンな新興国の為替リスクを取る必要はないと思います。



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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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