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メディカル・サイエンス・ファンド(愛称:医療の未来)

公開日: : 最終更新日:2021/02/10 日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在(7/14〜31)、みずほ証券から新規募集販売されている『メディカル・サイエンス・ファンド(愛称:医療の未来)』の情報です。

スクリーンショット 2014-07-17 15.20.09.png

ファンドの特徴です。

・メディカル・サイエンス企業の株式への投資

(バイオテクノロジー分野、医療品分野、医療機器分野、ヘルスケア・サービス分野)

今更このテーマ(「医療分野」)でのファンド設定というのは違和感しかありませんが、このファンドのポイントとしては大きく2つのカテゴリーで分けています。

1つが「先進国(高齢化、医療技術の進歩」)、もう1つが「新興国(生活スタイルの変化、人口増加)」です。

先進国(特に米国ではオバマケアなど保険加入者増加の影響や日本の場合は高齢化)で、医療分野における伸びしろが多いと考えられています。一方の新興国ではGDP成長率と共に医療関連への出費増加が見込まれているということです。

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ブラジル人の友人に聞いた話では、現在のブラジルでは、公的な医療サービスなどを受けられないにも関わらず毎年26%の税金を納める必要があるそうです。そしてそのお金は政治家(官僚)の懐を潤しているとも言っていました。新興国は政治汚職などが顕著なので、このような医療など公共的なサービスを未だに享受し難い環境であるというのは認識しておく必要がありますね。

『医療が進歩すればするほど、人は長生きが出来るようになったりするので(今後は3Dプリンターで臓器を作れたりするようです)、ますますこの分野の裾野は広がるでしょう!』

と、いうのが証券マンのセールストークです。

確かに言っていることは事実なのですが、ではどれだけその利益や恩恵がこのファンドの組入銘柄やポートフォリオにプラスに作用するのか?というのは別物です。

<参考モデルポートフォリオ>がこちら。

スクリーンショット 2014-07-17 15.35.21.png

販売用資料のキャッチコピーでは「先進国」と「新興国」と謳っている側面がありますが、国別に確認すると結局のところ米国が77%と最大です。

<上位組入銘柄>がこちら。

スクリーンショット 2014-07-17 15.35.33.png

参考モデルポートフォリオでは合計92銘柄での運用のようです。ここまで確認すると、このファンドはほとんど米国株式(セクターとしては、バイオ、ヘルスケア、医薬品などのディフェンシブ系)への投資のようです。

このファンドのベンチマークではないようですが、MSCIワールド・ヘルスケアインデックスの推移がこちら

スクリーンショット 2014-07-17 16.05.19.png

上げ下げの率は異なるものの、S&P500米国株式の推移と同様な動き方ですね。

このような新規設定の投資信託(ファンド)は、オフショアファンド(ヘッジファンド)と違って過去のトラックレコードがありません。つまり、マーケットが下落しているもしくは上昇している場合の実績を判断できないので、結局「今後こういう事が予想されているから、伸びるであろう」という上げ下げのギャンブル判断で投資せざるを得ないのです。単なる「新規設定ファンド」という良い響きだけで投資しないように気をつけたいものです。



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オフショア投資とは:日本には入ってこない海外の金融商品に直接投資をすることをいいます。それらのファンドが主に税金のかからない国(オフショア)に登記されているのでオフショア投資と呼ばれています。

過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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