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ファンドの「流行り」に乗らない為に

公開日: : その他, まとめ

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は「ファンドの「流行り」に乗らない為に」という情報をお伝えします。

直近、国内の新規設定ミューチャルファンドを確認してみると「NISA(少額投資非課税制度)専用」や「年1回分配型」のファンドが相次いで設定されるようになっています。

理由としては・・・

・分配金頻度を下げ、NISAの非課税効果の利用を最大限目指す

・金融庁からの「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」を一部改正「NISA(少額投資非課税制度)を利用する取引の勧誘に係る留意事項」を新設→短期売買を防ぐ狙い=NISAは長期保有口座としての位置付け など。

「投資効率の観点から、毎月分配型ファンドは中長期的な資産運用に向いている?」


True(本当) or False(嘘) 

1383017_477183572380270_995163618_n.jpgそもそも、毎月分配型ファンドは投資効率の観点からは投資家にとってメリットはありません。毎月の分配金が出るごとに税金が引かれ、引かれた分から再投資される(普通分配、再投資の場合)など商品の構造上、国が税金を取る仕組みにしか感じられない(=投資家サイドにはメリットが少ない)のです。

毎月分配型に染まってしまった多くの日本人投資家マインドが年1回決算型になびくのかどうか・・・各金融機関のウデの試しどころです。毎月分配型の純資産額は追加型株式投信の73%を占め、年1回決算型は15%程度しかありません・・・。

いかに国(や金融機関)主導で「流行り」を作ってきたかを確認出来る結果です。より具体的に確認してみます。当時の純資産額が大きかった順で、ランキングしています。

・2003年(日本経済の経済がプラスに転じた頃):億円

1.)グローバル・ソブリン・オープン     20,693

2.)ニッセイ・パトナム・インカムオープン   6,223

3.)ノムラ日本株式戦略ファンド        3,974

4.)フィデリティ・ジャパン・オープン     3,042

5.)フィデリティ・日本成長株・ファンド    3,006

日本株式に関連するファンドが上位を占め、毎月分配型は「グローバル・ソブリン・オープン」しかありませんでした。現在多くの投資家が投資しているようなハイイールド債券投信などこの時期にはほとんど純資産が無かった訳です。

・2008年(景気の谷、9月にリーマン・ショック):億円

1.)グローバル・ソブリン・オープン       56,611

2.)ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド  20,045

3.)マイストーリー分配型(年6回)Bコース      16,700

4.)ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月)      15,512

5.)財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)毎月   10,340

毎月分配型ファンドが一気に主流になってきました。今でも最大の純資産を誇る「グローバル・ソブリン・オープン」は5兆円を突破するメガファンドにまで膨れ上がります。「毎月分配金」に投資家が飛びついた時期でもありましたし、同時に金融機関も儲かり、国も税収を確保できました・・・9月のリーマン・ショックまで。それ以降については、皆さんご存知の通りですよね。

・2013年(安倍政権のアベノミクス)   :億円

1.)グローバル・ソブリン・オープン         13,504

2.)フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド     9,716

3.)新光USーREITオープン              9,048

4.)ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月) 8,394

5.)フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし) 7,406

もうお馴染みの毎月分配型、ハイイールド債券投信、REIT資産などハイリスク・ハイリターン系のファンドが上位を占めるようになっています。10年前には「人気の無かった?」ようなファンドです。直近では「バンクローンファンド」などもその一角に入っているのではないでしょうか。

つまり、日本の投資信託は「流行り」を作り、その「流行り」に乗せて新規で募集販売され、投資されているという事実があります。例えば、ハイイールド債券に投資する場合には、ETF(上場投資信託)や海外積立投資で投資できるにも関わらず、このようなミューチャルファンド(投資信託)を介して投資している投資家がほとんどではないでしょうか?

この「流行り」の変遷が日本の投資の現実です。

確かに毎月分配型ファンドでも良いリターンを上げ続けているモノもあります。ただ、その数は圧倒的に少なく、新興国の為替などを絡めた結果ハイリスク・ハイリターンな運用となり、投資元本の取り崩しになっているモノが大半です。加えて、リターンが毎月上がっていると勘違いしやすい商品性の「毎月分配型」に馴染んでしまった投資家にとって、目先の上げ下げに捕らわれ、その商品性のファンドが「投資」であるという資産運用の勘違いが生じてしまっているように感じます。

これから投資信託(ファンド)で
資産運用
している投資家は、NISA専用ファンドが数々新規設定されてきますが「流行り」に流されない資産運用を目指して行くほうが良いのではないかと思います。

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過去10年間に渡り年間平均10%以上のリターンをあげている海外の投資情報を、実名を用いて載せています(日本には存在しないファンドです)

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  • 眞原郁哉

    1986年、兵庫県神戸市生まれ。

    同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社。その後、K2 Investment株式会社入社。投資アドバイザーとしてクライアントのためになるアドバイスをできることにやりがいを持ってます。

    趣味はダンス、ネットサーフィン、珈琲。体育会系に見えて、実はインドアでもあったりします(笑)。

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