日興ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド（為替ヘッジあり/為替ヘッジなし）

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在（9/18〜26日）、SMBC日興証券から新規募集販売されている『日興ブラックロック・ヘルスサイエンス・ファンド（為替ヘッジあり/為替ヘッジなし）』の情報です。

このファンドの大きな特徴は1つ。

・ヘルスサイエンス（医薬品、バイオテクノロジー、医療機器・用品、ヘルスケアサービスなど）関連企業株式への投資

まず「なぜヘルスサイエンスなのか？」という点から確認してみます。

日本は既に少子高齢社会へ突入しています。そして今後、日本を追随して他国も高齢化を迎える時代がいずれやってくるというのが大枠の考え方です。すこし本題とズレまずが、良いか悪いか日本は高齢社会のパイオニア（世界からのロールモデル）なので日本の動向には各国政府や海外のヘルスケア関連企業の注目の的のようです。

このファンドが投資するヘルスサイエンス企業の株式の後押しがこちらの４点。

・人口の増加と共に新興国の人口が増加・平均寿命/余命の伸び

・高齢化に伴う、医療費関連の需要増加

・各国政府の医療制度改革

・医療関連支出増加（約680兆円の世界医療関連支出額は、今後1.5倍の成長予測→ドイツGDP約354兆円と同規模）

それでは、ヘルスサイエンス関連企業の株式推移を確認してみます。

そもそもヘルスケアセクターの株式は、いわゆるディフェンシブ銘柄と呼ばれる部類にり他の景気敏感業種の銘柄と比較した場合には、株価推移のブレが小さいのが特徴です。

今回のファンドと類似するファンドのパフォーマンス推移がこちら。

この類似ファンドは「ヘルスサイエンス関連株式」や「世界株式」のパフォーマンスを大きく上回るパフォーマンス結果のようです。

リスク・リターンで確認するとこちら。

リスク（ブレ）の大きさで確認すると世界株式とあまり変わりありませんが、リターンは大きくなっているという結果のようです。資産運用においてはリスクを抑えて運用することを心がける必要があるのでこのようなディフェンシブ運用に加え、例えばヘッジファンド（オフショアファンド）資産を総資産の中に一部入れて運用することで全体のリスク（ブレ）を抑える効果がありますね。

具体的にモデルポートフォリオ特性を確認してみます。

80%以上が米国株式への投資となるので、今後も米国株式が上昇していくかがポイントです。

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家にとっても馴染み深い銘柄が多いと思います。このファンドの銘柄を確認する限り、今まで各証券会社から募集販売されてきたヘルスケア関連のファンドと同じような上位銘柄構成がポートフォリオとして組み込まれていますね。

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