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短期高利回り社債ファンド2013-09 円建 円高ヘッジ・円安追随型

公開日: : 最終更新日:2021/02/09 日本の投資信託(ミューチャル・ファンド)やETF

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在(8/26〜9/13日)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券より単位型で新規募集販売されている『短期高利回り社債ファンド2013-09 円建 円高ヘッジ・円安追随型』の情報です。この「短期高金利」シリーズで合計4ファンドが新規募集販売されています。

スクリーンショット 2013-08-28 14.02.27.png

ファンドの名前は何であれ、基本的なファンド構造は他社と似たり寄ったりです。今回のこのファンドは「円高ヘッジ・円安追随型」という名前がついていますが、基本構造は野村證券で販売されているような「オプションプレミアム戦略」というようなものや大和証券から発売されている「カバードコール戦略」のファンドです。現にこの三菱UFJモルガン・スタンレー証券から発売されている「短期高利回り社債ファンド」は単位型として2012年9月にも『短期高利回り社債ファンド2012-10円建 円高ヘッジ・円安追随型(単位型)』という名前で設定されています。

それではポイントを確認してみます。

1.)新興国を含む高利回り社債(つまりハイ・イールド債券)を主要投資対象として高水準のインカムゲイン(金利収入)を得る。

2.)単位型なので約5年の信託期間(2013年9/18〜2018年9月28日)の終了前に満期を迎える短期の債券に投資して償還まで保有。

3.)円高ヘッジ・円安追随の為替戦略(円高-ドル安時)の損失低減+円安(ドル高)進行時には追加的収益の獲得を目指す。

それぞれを確認してみます。

1.)新興国を含む高利回り社債(つまりハイ・イールド債券)を主要投資対象として高水準のインカムゲイン(金利収入)を得る。

スクリーンショット 2013-08-28 14.08.44.png

 

平均格付が「B+/B」と格付が低い分、最終利回り「8.1%」と高金利を得られるようです。

投資信託(ファンド)で資産運用をしている投資家へは何度もこのブログでお伝えしている通り、今後米国のQE(量的緩和)が縮小また金利が上昇していく局面においては、新興国債券や高配当株式などは相対的に売られやすくなります。

2.)単位型なので約5年の信託期間(2013年9/18〜2018年9月28日)の終了前に満期を迎える短期の債券に投資して償還まで保有。

スクリーンショット 2013-08-28 14.36.45.png

単純に「高利回り(ハイイールド債券)を基本的には満期保有をしてインカムゲイン(金利収入)を得る戦略です。そして投資している債券のデフォルト(債務不履行)が起こりそうになれば、その債券を途中売却して他の短期の高金利債券に再投資して満期まで持つという「単純に短期のハイイールド債券を満期保有する戦略」」とも言い換えられます。オススメとしては、ハイ・イールドなど上下のブレが大きい資産に関しては海外積立投資やETFなどでリスクを抑えながら投資する方が良いですね。

3.)円高ヘッジ・円安追随の為替戦略(円高-ドル安時)の損失低減+円安(ドル高)進行時には追加的収益の獲得を目指す。

 

このファンドの肝の部分です。分かりやすい図がこちら。

スクリーンショット 2013-08-28 14.16.44.png

円安時にはその為替差益をリターンとし、円高時にはオプションの為替コスト部分のマイナスがかさむという考え方です。これによって大幅に円高にブレたとしても「オプションのコスト部分のみのマイナス」に抑えられるように運用しているのがこのオプションを絡めた戦略のファンドです。

そして、そのコストの試算がこちら。

スクリーンショット 2013-08-28 14.45.20.png

リスク低減を図りながら運用される戦略として紹介されますが、実際にそのファンドの構造は難解です。それもそのはずでこのようなオプションを絡めてた戦略の投資信託が主流になってきたのはここ2年程だからです。運用パフォーマンス次第では、きっとこの戦略は今後も引き続き主流となっていくことでしょう。

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    • 眞原郁哉

      兵庫県神戸市出身。

      同志社大学商学部(マクロ金融専攻)卒業後、野村證券入社(リテール営業)。その後、K2Holdings(K2Investment/K2Partners)に参画。投資アドバイザーとしてクライアントにより客観的にマクロ/ミクロ経済を踏まえて資産運用の情報発信、コンサルティングできることにやりがいを感じています。

      趣味はジム(筋トレ)、哲学、遺跡(世界遺産巡り)、旅行、映画、ネットサーフィン、珈琲、陰謀説の妄想。本格的に筋トレを開始してから、ほとんどお酒を飲まなくなりました。近いうちに格闘技(KravMaga)を開始したい。

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