SMBC・日興資産成長ナビゲーション

こんにちは、K2 Investment 投資アドバイザーのマハラです。

投資資金（ファンド）で資産運用をしている投資家へ情報をお伝えしています。

今回は現在（9/2〜26日）、SMBC日興証券から新規募集販売されます『SMBC・日興資産成長ナビゲーション』の情報です。

それでは、このファンドの特徴をまとめてみましょう。

1.) 世界の株式、債券、商品などへの投資（マルチ・アセット）をファンド・オブ・ファンズで運用

2.) 英ポンドベースでの運用を円ヘッジ

3.) 年1回決算

それぞれを具体的に確認してみます。

1.) 世界の株式、債券、商品などへの投資（マルチ・アセット）をファンド・オブ・ファンズで運用

このファンドが見通しを通じて各アセットクラスへの投資比率を変化させてヘッジファンド（オフショアファンド）のように絶対収益を目指して運用をするようです。ただ、ショートでの運用ではないのであくまでもマルチ・アセット（バランス型ファンド）というイメージに近いでしょうか。

モデルポートフォリオです。

こちらのポートフォリオの目標と銘柄数がこちら。

・投資目標：英ポンドLIBOR＋4％

・ボラティリティ目標：10〜12%

・投資銘柄/株式：40〜50銘柄・債券：60〜80銘柄

リスク・リターンがこちら。

米国ハイイールド債よりもリターンが大きく、リスクが小さいというイメージのようです。上記のボラティリティ目標が10〜12％なので上下でその程度のブレはあり得るということでしょう。

このファンドのシミュレーション（円ヘッジ）結果は下記のようです。

毎年のプラスリターンで、年間平均リターンで「約7.7%」です。

2.) 英ポンドベースでの運用を円ヘッジ

投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家に少し馴染みが薄いのが英ポンド（GBP）です。まず英ポンドの為替推移を確認しみます。

＜GBP/JPY為替5年チャート＞

リーマン・ショック以前は1ポンド＝200円を超える円安水準にあったGBPですが、一時期130円台まで円高になり直近では150円程度の推移を見せています。想定レンジとしては、1ポンド＝145〜160円あたりが考えられます。

このファンドの英ポンド建ての運用を確認するとこちら。

堅調なパフォーマンスを示しています。

3.) 年1回決算

投資効率から考えると、毎月分配型などではなくこのような年1回決算であったりオフショアファンドのように上げたリターンをそのまま投資元本に組み入れて複利で運用し続けるファンドが理想的ですね。

株式資産や債券、コモディティ関連だけの投資信託（ファンド）で資産運用をしている投資家は、このようなマルチ・アセット（複合資産）やヘッジファンド資産も総資産に組み入れてバランスを取る運用を心がけましょう。

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